現代に蘇るシングルボタン打ちメカ |
当時のメカの分析 |
これが当時(1967年頃)の
シングルボタンメカ
最近は送受信機セットを
プロポと言う名称が一般的だが
これはプロポーショナル
(比例制御)ではない
構造理論は単純明快!
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簡単に説明しよう
A)送信機
B)受信機用電池006p9V
C)ラダーサーボ
D)受信機
E)サーボ用電池BOX
F)エンコン用エスケープ
G)周波数調整用 |
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A)送信機 |
スイッチが1つ これは電源用
コントロールはボタン1つで行う
このT123は メーターもない中距離用送信機だ |
D)受信機
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内部の最新鋭トランジスタを動作させるために9Vの電圧(B)を必要とした
これ以前の真空管式受信機は40V〜80V必要だったのに比較すると
すご〜く省エネ
さらに付け加えると クリスタル(水晶発振子)はない!
コイルと抵抗コンデンサーでCR発振させている
それの調整がG)で右側でイヤホンで音を聞きながら受信機
のトリマーを回していた。
のどかな時代だったが これが最新鋭のメカニズム! |
C)ラダーサーボ |
このサーボに電子部品はない! ロータリースイッチと
モーターがある。モーターには唯一ノイズキラーコンデンサー
がついているが 強いて言えばこれが電子部品か!
+3Vと-3Vを必要とする(中間端子付き6V) |
F)エスケープ |
これはエンコンをコントロールする物だが モーターもない。
写真下側のフックにゴムを巻いて引っかけて動力とする。
濃緑の物体は電磁石でゴムのほどける力をstop・freeと
切り替えることによりHIポイントとLoポイントのレバー位置
を切り替える
電源は1.5Vを必要とする。 |
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送受信機の理論 |
1)送信機の電源を入れる ボタンを押したとき変調波がでる
2)受信機は変調波を受信すると受信機内部のリレーをONにする。
送受信機はこれですべてである。リレーは1個しかない。
シングルボタンメカの名前の由来はこれ!
対応して 受信機にリレーが複数ある物をマルチと呼んだ。
その後、マルチ式からリード式に発展していくのだが
機会があればまた書きましょう。 |
サーボの理論 |
このサーボがすごい! スイッチをすべて機械的に行う!
赤矢印がロータリースイッチ(これはFUTABAのサーボFP-3L) |
サーボホーンの動き
回転式ホーン |
押している時間により(右を強くとか)コントロールする
左に打ちたいとき一瞬右に動いてから左に動く |
送信機のボタン操作 |
エンコン操作 |
エンコンサーボ(エスケープ)を
動作させる場合はL->N間を
サーボが動く間にチョン押しする。
長く押しすぎるとまたRに行ってしまう (一般的な3点サーボの場合)
エンコンに信号を出すことを第3動作という。 |
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写真のFP-3Lは一般的な3点打ちサーボであるが
futabaのFR-3SはN点からわずかに逆転して第3動作にはいることが
できた。 |
右に打つときの操作
指をはなすと
一旦左に動いてから
ニュートラルへ戻る |
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つまり この受信機側には4種類の電源が必要である。 なお周波数は27.12Mhz となっているが
超再生のため 現在の01〜12バンドすべてと混信する! 現在では危なくて使用できない |
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