LIFE 作詞作曲 Yuki
優しそうな白髭の神様が
僕らのところへ遊びに来た
神様は笑いながら
僕らを踏み潰した
僕らが悲鳴を上げても
神様は見向きもせずに帰って行った
消された命の叫びなんて
誰にも聞こえないかもしれない
小さくて小さくて気付かない内に
何処か遠くへ行ってしまった
元気そうでやんちゃな男の子が
アスファルトの上で遊んでいた
彼は笑いながら
小さな虫を踏み潰した
ぼろぼろに砕けていたが
男の子は気にもせずに帰って行った
消された命の叫びなんて
誰にも聞こえないかもしれない
小さくて小さくて気付かない内に
存在さえ消えていた
僕らは今までどれだけの命を
奪い取ってここまで来たのだろう
それらにあるはずの未来を餌にしたから
ここまで生きて来れたのだろう
この手で殺してきた命の集合体が
紛れも無く僕の命なんだ
消された命の叫びなんて
その時は聞こえやしなかった
小さくて小さくて…
けど確かに僕の中で生きている
今までに受け取って来た命の集合体が
それが唯一つの僕の命なんだ