イベント屋の魂! ガンタッカーVSガムテープ

ガンタッカーとはなにか?
そう思う人も多いと思うので説明させて下さい。
煙草をモデルに置いたがおわかりだろうか?
マイルドセブンのデザインが変わっちまった。
茶色のものがガンタッカーである。
これは握ると大きなホッチキスの針が飛び出る仕掛けになっている。
イベントで各種の看板を付けるのに重宝する、大型ホチキス射出機。
それがガンタッカーである。
我々がつかうタイトル看板はCPパネルが多い。
CPパネルというのはスチロールの強度の高いパネルとお考えいただきたい。
これを天井からつるしたり、掲示板に着ける。
そんなとき、ガンタッカーがその真価を発揮するのだ。
押しピンではめんどくさいし、しっかり止まらない。
ガンタッカーなら早くに、しかもかっちりと止められる。
ガンタッカーは高い。
約7000円する。
家庭用のものもあるがそれはプロとして嫌だ。
そして家庭用は針の足の長さが短いので、看板を貫通しても下の土台に届かない。
写真のガンタッカーは2003年に自費で購入した。
会社に言っても埒があかないので。
さて、もう一つの魂。
それが布のガムテープである。
素人は安いからなのか、紙のガムテープをよく使うがダメ!
紙のガムテープは、剥がしにくい。
絶対に着けた相手側に破片を残す。机とか、床とか。
そして、ハサミやカッターを使わないと綺麗に切れない。
布のガムテープは綺麗に切れ、綺麗に剥がせる。
そして、接着面を丸めれば、両面テープとしても使用が可能だ。
「ガムテープさえあればなんとかなる」
これが俺の持論だ。
よって、現場へ行くときは必ずこの装備を確認する。
なかったら、コンビニで買って行っていた。
現場の集合は朝早いことが多いので、コンビニでないと店がないから。
ちなみにこのガムテープも値段でかなり性能にばらつきがある。
100円ショップのそれは最低だ!
話変わって、現場ではガンタッカー派とガムテープ派がその覇権を争った。
ガンタッカー派は俺。
ガムテープ派はその他のディレクター諸氏。
タイトル看板を着ける。ポスターなどを貼る。
この作業はどっちの機材を使っても可能である。
ガムテープで両面テープ仕様すると、すこし、テープの分、浮いてしまう。
それと、着ける物の重さによっては、現場中に看板が落ちる。
しかし、奴等はガムテープ派なのだ。
ガンタッカーなら、隙間なくきっちりと止められるのに。
それは片づけの時に顕れる。
ガンタッカーで射出された大型の針を外すにはペンチが必要だ。
ガムテープ派はそれがめんどくさい、と言う。
全員が全員、俺のようにペンチを装備していない。
それと、ペンチが複数なければ片づけに時間がかかる。
ガムテープなら工具がいらないので、大人数で平行して作業が出来る。
また、ガンタッカー針はどこでも売っている物ではないので補給が面倒。
ガムテープならコンビニにもあるし。
そんなわけで、ガンタッカー派はマイノリティになってしまった。
だが、俺はこの2つのアイテムを必携している。
布ガムテープとガンタッカー。
この2つはイベント屋の魂なのだ。