邦楽アンサンブル やまぐち
『邦楽アンサンブル やまぐち』 は、尺八、笛、琴(箏)、三絃(三味線)、琵琶、
太鼓(日本の打楽器)など、日本の伝統楽器を使って、日本の伝統曲から現代曲、
また、童謡、民謡、アニメソングから世界の曲まで、幅広い音楽を演奏する集団
です。いわば日本楽器によるオーケストラのスタイルでの演奏活動を行っている
山口県では唯一のグループです。
(第14回演奏会:「春の一日」(2003.6:周南市文化会館))
結成は、1985年(昭和60年)で、現在のメンバーは、周南市、光市、防府市、
山口市、山陽小野田市など、県内各地から参加しており、
これまで、14回の演奏会をはじめ、ラジオ・テレビの放送や各種のイベントに
多数出演しています。
1997年11月には、第1回やまぐち県民文化祭「東アジア文化の集い」に参加し、
中国・韓国の民族音楽と共演し、また、2001年9月には、「山口きらら博」において、
韓国琴グループとセッションを行ったところです。また、同年5月には、日中民間
文化交流の一環として、中国山東省において、海外公演を行うなど、
外国との文化交流にも積極的な活動を行っています。
さらに、1999年からは、旧徳山市を皮切りに、学校(小中学校)や公民館での
「移動音楽教室」や「現代邦楽鑑賞会」などにも積極的に参加し、子どもたちや
地域のみなさんにも日本音楽や日本の伝統楽器を使った音楽の楽しさを身近に
感じていただける活動を展開しています。
特に、2002年度から始まった学校における和楽器の実技教育を支援するため、
指導者への研修指導や児童・生徒への鑑賞活動にも積極的にかかわっています。
わたしたち『邦楽アンサンブル やまぐち』は、今後も少しだけでも多くの皆さんに、
邦楽の楽しさ、日本の伝統楽器の素晴らしさを味わっていただけるよう、
機会あるごとに、また、可能な限り演奏の場を創っていきたいと考えています。