長崎県被爆二世の会第31回総会
今年6月20日、長崎県被爆二世の会が第31回総会を長崎地区労働福祉会館5階講堂で開催しました。はじめに、昨年7月1日に亡くなった井原俊也幹事、今年5月14日に亡くなった丸尾育朗会長を追悼し黙祷が行われました。
その後、崎山昇事務局長が開会あいさつを述べ、原水禁国民会議川野浩一共同議長の来賓あいさつの後、議事に入り、一年間の活動の経過が報告・承認され、一年間の活動方針や役員体制が決定されました。
(具体的な活動方針)
- 「被爆者援護法」の改正及び戦後補償の実現
- 被爆二世・三世対策の強化
- 継承活動と交流活動の強化
- 被爆78周年の取り組み
- 組織強化
- その他の運動
(役員体制)
会長:空席、来年の総会で決定、副会長:野口伸一、事務局長:崎山昇
具体的な活動方針の中では、
- @全国被爆二世団体連絡協議会の国連に対する取り組みや集団訴訟にも取り組むこと
- A長崎県知事・長崎市長との交渉を求め、自治体独自の被爆二世・三世対策の実現をめざすこと
- B引き続き「被爆二世の会相談窓口カード」を被爆二世に配布し、「被爆二世の会相談窓口」の周知を図るとともに、活用していただくことをめざすこと
- C「戦争と原爆の遺構めぐり」を継続し、戦争と原爆の体験の継承に努めること
- D「被爆二世の体験を聞く会」を継続すること
- E「長崎の被爆二世−援護と核廃絶をめざして−」の普及に努めること
- F被爆78周年の取り組みとして、原水禁大会の成功をめざして、被爆二世運動の継承や拡大につながるような分科会の運営に参加すること、戦争と原爆の遺構めぐり(フィールドワーク)に取組むこと
- G被爆二世・三世の組織化を積極的に進めること
- H安保法制違憲訴訟に取り組むこと
- Iフクシマと連帯し、福島原発事故による健康被害の補償を求める取り組みや脱原発へとエネルギー政策の転換を求める運動に参加すること、福島第一原発のALPS処理水の海洋放出及び大気放出に反対すること
などが確認されました。
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