活動報告

不当判決 憲法判断を回避
安保法制違憲訴訟控訴審
 安保法制違憲訴訟控訴審の判決言い渡しが6月27日福岡高裁であり、「控訴人らの主張する平和的生存権の内容や法的効果は不明確であり、採用できない」「控訴人らが日本が戦争に巻き込まれることについて不安や恐怖を抱いたとしても損害賠償の対象となるような法的利益の侵害があったとは言えない」などとして控訴を棄却。憲法判断を避けた。この判決について弁護団は、「(日本が戦争に巻き込まれる危険性がある)事態に至っても控訴人らが受けた精神的苦痛を法的利益の侵害と認めないのであれば、戦争が起こった後でしか控訴人らは、安保法制の違憲性を裁判所に問うことはできない。そうであれば司法が存在する意義はないに等しい。全くもって不合理な判決であり、断固抗議する」との声明を出しました。判決後の報告集会で被爆者団体代表川野浩一さんは、「長崎地裁より後退した高裁判決に怒りを覚える。日本は、戦争前夜のような状況になっており、子 や孫たちのためにも上告し、闘いを続ける」と訴えました。安保法制違憲訴訟は、全国22の裁判所で25の裁判が争われているが、これまで地裁と高裁で出された判決は、全て原告、控訴人の敗訴で憲法判断を回避しています。今のままでは日本は戦争への道を突き進みます。控訴人110人のうち97人が上告する予定です。

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