活動報告

安保法制違憲訴訟
最高裁が上告を棄却 敗訴が確定
 安保法制違憲訴訟で長崎の被爆者や市民ら97人は、控訴を棄却した福岡高裁の原告敗訴判決を不服として最高裁に上告していました。これに対して4月10日最高裁第三小法廷は、福岡高裁判決には憲法解釈の誤りや憲法違反がないので上告の理由にあたらないなどとして上告を棄却しました。5人の裁判官のうち上告を受理すべきとの意見は一人だけで、残りの裁判官の多数意見で棄却が決まりました。今回も憲法判断は示しませんでした。これによって原告の敗訴が確定しました。この判断について原告弁護団は、4月17日記者会見し、「福岡高裁の判決に憲法解釈の誤りや憲法違反があることは明らかだ。最高裁の判断は、憲法の基本原理を侵害し続ける政府の暴走に迎合し、司法としての役割を放棄するものと言わざるを得ない。到底、許されるものではない」などとする抗議声明を発表しました。
 安保法制違憲訴訟は、長崎、東京など22の裁判所で争われており、これまで出された判決は全て原告敗訴です。上告していたのは、15件でこのうち棄却されたのは長崎で4件目です。長崎の裁判は、上告棄却によって終結しますが、岡山、愛知などの裁判は続いています。

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