スコーピオンDCのプログラム書換機RP509をつくってみた。
# | 部品名 | 型式 | ファイル |
---|---|---|---|
1 | 基板 | 回路図 | w509simple.PNG |
2 | 基板 | アートワーク | rp509.pcb |
3 | ファームウェア | PIC18F14K50用HEX |
オレンジ電子さまのW509.exeを使います。W509.exeは「Writer509」というライターを制御して、マイコンにプログラムを書込むソフトです。
RP509はArduinoを使った、Writer509互換ライターです。このため、まず「ArduinoをWriter509に見せかけるプログラム」をArduinoに書込みます。
ZIPファイルを展開すると、上のようなファイルが出来ます。
インストール済みのArduinoを使うときは、以下の作業は要りません。Arduinoドライバーのインストールに進んでください。
http://arduino.cc/よりArduino-IDEをダウンロードする。
ArduinoIDEを起動し、「ファイル→開く」を選び、RP509.zipの中の「w509a.ino」を選びます。
ツール→マイコンボード→"Arduino Uno"を選びます。
ツール→シリアルポート→"Arduinoの居るCOMポート"を選びます。
ツール→書込装置→"AVRISP mk2"を選びます。
書込ボタン(丸に→アイコン)を押します。
ArduinoIDEをインストールした場合は、同時にドライバーもインストールされますので、ドライバーのインストールは不要です。
ドライバーがないとRP509は不明なデバイスとして認識されます。デバイスマネージャ(マイコンピュータを右クリックして「管理」を選ぶ)で確認します。電源はUSBポートのみでOKです。
「不明なデバイス」を右クリックし、「ドライバーソフトウェアの更新」を選びます。
「特定の場所からインストールする」を選び、「参照」ボタンを押して、先にダウンロードしておいたdriverフォルダを指定します。
「Arduino」と認識されればインストール成功です。
デバイスマネージャでCOMポートの番号を確認しておいてください。
RP509をつないでW509.exeを起動します。DEVICEが「12F683」になっていることを確認ください。
RP509がつながっているCOMポートを選び、OPENします。
Versionボタンを押して、RP509の接続を確認します。
「コントローラ・・・Ver1.20」と表示されていればOKです。
LOADボタンを押して、先にダウンロードしたHEXファイルを選びます。
DCユニットをセットし、ピンが基板に当たるよう指で押さえます。途中ではずれると書き込みに失敗しますので、終わるまで離さないでください。
PROGボタンを押すと書き込みが始まります(プログレスバーはWin7では表示されないようです)。約1分程度で終わる筈です。何分もかかるときは、強制終了して最初からやり直してください(失敗してもDC基板が壊れることはないです)。
「・・・デバイスに書き込みました」という表示がされれば書き込み完了です。