2−4 陰イオンになる原子
1個の原子が電子を受け取って陰イオンになるものは非金属原子です。
そのとき何個の電子を受け取るかは最外殻の電子の数により決まります。
図の中心の灰色の部分は原子核で数字は原子番号(陽子数)を表している。
黒丸は反応に関係のない電子、赤丸は反応に関係のある(価電子) 緑丸は陽イオンになる原子から得た電子を表している。
−1価のイオンになる原子
フッ素原子 フッ素イオン
9F 電子を1個得て 9F−
陽子9個、電子9個 陽子9個、電子10個
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塩素原子 塩素イオン
17Cl 電子を1個得て 17Cl−
陽子17個、電子17個 陽子17個、電子18個
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周期表で第17族の元素(Fフッ素、Cl塩素、Br臭素、Iヨウ素)をハロゲン元素という。価電子が7個で、電子を得やすく(電子親和力が大きく)、1価の陰イオンになりやすい。非金属で単体は2原子分子を構成する。化学反応性が大きく、毒性が強い。
−2価のイオンになる原子
酸素原子 酸素イオン
8O 電子を2個得て 8O2−
陽子8個、電子9個 陽子8個、電子10個
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硫黄原子 硫黄イオン
16S 電子を2個得て 16S2−
陽子16個、電子16個 陽子16個、電子18個
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周期表で第16族の元素である。価電子が6個で、電子を得やすく、2価の陰イオンになりやすい。比較的に化学反応は活発である。