6−3 化学反応による熱エネルギーの種類
・生成熱 成分の単体から物質1モルを生成するときの熱量
水の生成熱 H2 + 1/2O2 = H2O(液) + 286KJ
・燃焼熱 物質1モルを燃焼するときの熱量
(燃焼とは急速に酸素と化合すること)
水素の燃焼熱 H2 + 1/2O2 = H2O(液) + 286KJ
・中和熱 1モルの水素イオンと1モルの水酸化物イオンが反応するときの熱量
H+ + OH- = H2O(液) + 56.5KJ
・溶解熱 物質1モルを多量の溶媒に溶かすときの熱量
NaOH + aq = NaOHaq + 44.5KJ
3−2 熱化学方程式
・化学反応式に熱量を記入したもの。 + 発熱反応 − 吸熱反応
・左辺と右辺は等号で結ぶ。(両辺のエネルギー量が等しいので)
・係数はモル数を表す。(分数のときもある)
・物質の状態を記入する。(気)(液)(固)(aq)
水素、酸素、窒素、塩素等は気体として扱う。
aqは多量の水の意味で読み方はアクアと読む。
物質が水に溶けるときは、化学反応は起きなくても、状態が変化するので熱の出入が起こる。