梵鐘の各部名称
- ・龍頭(りゅうず)
- 最上部の環状をなしている部分。2個の獣頭からなり、口唇の部分で梵鐘の上蓋に接している。
- ・笠型(かさがた)
- 龍頭の下の鐘の上蓋の部分。
- ・袈裟襷(けさだすき)
- 鐘身の外面に走る縦横の線が作る大小、長短の区画によって形成される文様全体をいう。
- ・上帯・下帯(じょうたい・かたい)
- 袈裟襷の上端と下端とに鐘を一周する帯があり、上の部分を上帯、下の部分を下帯という。
- ・縦帯(じゅうたい)
- 上・下帯の間を縦に四等分している帯。
- ・乳の間(ちちのま)
- 袈裟襷の区画中、上帯の下にある長方形の区画。4区ある。
- ・乳(にゅう、ちち)
- 乳の間内に各区規則正しく配列された突起物。
- ・池の間(いけのま)
- 乳の間の下にあるほぼ方形をした区画。4区ある。
- ・中帯(ちゅうたい)
- 池の間の下。撞座の位置の左右に鐘身を一周している二段の帯。
- ・草の間(くさのま)
- 中帯の下、下帯の上にある小さな区画。
- ・駒の爪(こまのつめ)
- 鐘の下端を一周している突起帯。
- ・撞座(つきざ)
- 鐘の下部に撞木を受けるため配置された蓮華文の座。