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平成11年度毒物劇物取扱者試験(一般)〈山口県〉
【法規】 | ||
第1問 | 次の文は、毒物及び劇物取締法についての記述である。( )にあてはまる語句を下欄から選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。 | |
(1) 毒物又は劇物の製造業の登録は、(@)年ごとに、更新を受けなければ、その効力を失う。 | ||
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(2) 毒物又は劇物の販売業の登録は、(A)年ごとに、更新を受けなければ、その効力を失う。 | ||
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(3) 毒物又は劇物の販売業者は、毒物劇物取扱責任者を置いたときは、(B)日以内に、その毒物劇物取扱責任者の氏名を都道府県知事に届け出なければならない。 | ||
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(4) 毒物又は劇物の輸入業者は、登録を受けた毒物又は劇物以外の毒物又は劇物を輸入しようとするときは、(C)、登録の変更を受けなければならない。 | ||
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(5) 都道府県知事は、毒物又は劇物の販売業の登録を受けようとする者が登録を取り消され、取消の日から起算して(D)年を経過していないものであるときは、登録してはならない。 | ||
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(6) 年齢(E)年に満たない者は 毒物劇物取扱責任者となることが できない。 | ||
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(7) 特定毒物研究者は、その許可が効力を失ったときは(F)日以内に、都道府県知事に、現に所有する特定毒物の品名及び数量を届け出なければならない。 | ||
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(8) 毒物又は劇物販売業者は、店舗における営業を廃止したときは、都道府県知事に(G)日以内に、その旨を届け出なければならない。 | ||
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(9) 毒物又は劇物の販売業の登録の更新を受けようとする者は、登録の日から起算してその登録の有効期間を経過した日の(H)前までに都道府県知事に申請しなければならない。 | ||
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(10) 毒物及ひ劇物取締法施行令別表第2に掲げる毒物又は劇物を車両を使用して1回につき5千キログラム以上運搬する場合、その車両の前後に掲げなければならない標識の大きさは(R)メートル平方である。 | ||
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第2問 | 次の文は毒物及び劇物取締法についての記述である。正しいものには1の番号を、間違っているものには2の番号を解答用紙に記入しなさい。 | |
(1) この法律は、毒物及び劇物について、保健衛生上の見地から必要な取締を行うことを目的とする。 | ||
(2) 毒物又は劇物の製造業の登録を受けた者であっても販売業の登録を受けなければ、その製造した毒物又は劇物を、他の毒物又は劇物の販売業者に販売することができない。 | ||
(3) 特定毒物研究者の許可を受けた者でなければ、特定毒物を製造してはならない。 | ||
(4) 毒物又は劇物の製造業者は、登録を受けた毒物又は劇物以外の毒物又は劇物を製造しようとするときは、登録の変更を受けなければならない。 | ||
(5) 毒物又は劇物を直接に取り扱わない取引だけの毒物又は劇物の販売業者の店舗については、毒物劇物取扱責任者を置かなくてもよい。 | ||
(6) 毒物劇物営業者は、毒物の容器及び被包に、「医薬用外」の文字及び黒地に白色をもって「毒物」の文字を表示しなければならない。 | ||
(7) トルエンをみだりに吸引することを知っていて、トルエンを販売又は授与しても罰せられない。 | ||
(8) 業務上水酸化ナトリウムを取扱う者は、その取扱う水酸化ナトリウムが盗難にあい、又は紛失したときには、直ちに、その旨を保健所に届け出なければならない。 | ||
(9) 特定品目販売業者は、毒物及び劇物取締法施行規則別表第2に掲げる毒物又は劇物以外の毒物又は劇物の販売をしてはならない。 | ||
(10) シアン含有量が1リットルにつき0.1ミリグラムを超える無機シアン化合物たる毒物を含有する液体状の物は、廃棄の方法について政令で定める技術上の基準に従わなければ廃棄してはならない。 | ||
第3問 | 次のそれぞれの答えを下欄から選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。 | |
(1) 毒物劇物取扱責任者になることができない者の組み合わせは次のどれか。 ア:獣医師 イ:薬剤師 ウ:医師 エ:大学で薬学部の課程を修了した者 オ:都道府県知事が行う毒物劇物取扱者試験に合格した者 |
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(2) 毒物及び劇物取締法第3条の4の規定に基づき、引火性、発火性又は爆発性のある毒物又は劇物として業務その他正当な理由による場合を除いては、所持してはならないものの組み合わせは次のどれか。 ア:塩素酸ナトリウム35%を含有する製剤 イ:亜塩素酸ナトリウム35%を含有する製剤 ウ:塩素酸カリウム30%を含有する製剤 エ:次亜塩素酸ナトリウム30%を含有する製剤 オ:亜塩素酸ナトリウム30%を含有する製剤 |
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(3) 届出を要する業務上取扱者の組み合わせを選びなさい。 ア:シアン化ナトリウムを取り扱う電気めっきを行う事業 イ:シアン化カリウムを取り扱う金属熱処理を行う事業 ウ:シアン化ナトリウムを取り扱う試験研究所 エ:塩酸を最大積載量1000キログラムのタンクローリーで運搬する運送の事業 オ:四アルキル鉛を含有する製剤を200リットルの容器で大型自動車に積載し行う運搬の事業 |
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(4) 毒物又は劇物の貯蔵設備の基準として正しいものの組み合わせは次のどれか。 ア:他のものと区分して貯蔵できるものであること。 イ:化学薬品とはいっしょでよいが、食品と区分して貯蔵できるものであること。 ウ:かぎがかかる設備があること。 エ:かぎをかけることができない場合には堅固なさくが設けてあること。 オ:かぎをかけることができない場合には監視設備が設けてあること。 |
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(5)毒物又は劇物の貯蔵陳列場所の表示として正しいものの組み合わせは次のどれか。 ア:特に表示は必要ない イ:危険物貯蔵所 ウ:「医薬用外」の文字 エ:毒物にあっては「毒物」、劇物にあっては「劇物」 オ:毒薬劇薬貯蔵所 |
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第4問 | 毒物及び劇物取締法第14条に基づく毒物又は劇物の譲渡手続に関する次の問いについて、それぞれの答えを下欄から選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。 | |
(1) 毒物又は劇物を他の毒物劇物営業者に販売し、又は授与したときに書面に記載しておかなければならない事項の組み合わせは次のどれか。 ア:毒物又は劇物の名称及び数量 イ:販売又は授与の年月日 ウ:譲受人の氏名、職業及び住所 エ:電話番号 オ:生年月日 カ:毒物又は劇物の保管場所 キ:使用量 |
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(2) 第4問(1)の書面を記載しておくべき時期は次のどれか。 | ||
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(3) 毒物劇物営業者以外の者に販売し、又は授与したときの手続きは次のどれか。 | ||
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(4)第4問(1)の書面の保存期間は次のどれか。 | ||
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(5) 毒物又は劇物を交付してはならない者の組合せは次のどれか。 ア:年齢18年の者 イ:精神病者 ウ:麻薬、大麻、あへん若しくは覚せい剤の中毒者 エ:年齢14年の者 オ:年齢16年の者 |
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第5問 | 毒物及び劇物取締法第15条第2項に基づく毒物又は劇物の交付の制限等に関する次の問いについて、それぞれの答えを下欄から選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。 | |
(1) 交付を受ける者の確認が必要な組み合わせは次のどれか。 ア:ナトリウム イ:ピクリン酸 ウ:クロルピクリン エ:カリウム オ:シアン化ナトリウム カ:亜砒酸 |
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(2) 交付を受ける者について確認しなければいけない事項は次のどれか。 ア:住所 イ:氏名 ウ:電話番号 エ:生年月日 オ:職業 |
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(3) 確認に関して帳簿に記載しなければならない事項は次のどれか。 ア:交付した毒物劇物の名称 イ:交付の年月日 ウ:交付を受けた者の氏名及び住所 エ:交付をうけた者の電話番号 オ:交付をうけた者の生年月日 カ:交付をうけた者の年齢 |
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(4) 確認に関する帳簿の保存期間は次のどれか。 | ||
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【基礎化学】 | ||
第1問 | 次の物質を水溶液にした場合、青色リトマス紙が赤くなるものには1の番号を、それ以外のものには2の番号を解答用紙に記入しなさい。 | |
(1) 硫酸アルミニウム (2) 炭酸ナトリウム (3) 水酸化ナトリウム (4) 硫酸銅 (5) 塩酸 |
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第2問 | 次の記述について、正しいものには1の番号を、間違っているものには2の番号を解答用紙に記入しなさい。 | |
(1) 酸と塩基が反応して、塩と水を生ずる化学変化を中和という。 | ||
(2) 液体が固体に変化する現象を凝縮という。 | ||
(3) 水は水素と酸素の混合物である。 | ||
(4) 等温、等圧のもとでは、同体積のすべての気体は同数の分子を含む。 | ||
(5) 分子式が同じであるが、構造や性質が異なる化合物を異性体という。 | ||
第3問 | 次の計算をし、それぞれの答えを下欄から選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。 | |
(1) 10%水酸化ナトリウム溶液600mlと30%水酸化ナトリウム溶液400mlを混ぜると何%の水溶液になるか。 | ||
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(2) 0.5mol/lの硫酸200mlを中和するには、0.5ml/lの水酸化ナトリウム何mlを必要とするか。 | ||
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第4問 | 次の記述の反応により発生する気体を下欄から選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。 | |
(1) 銅に濃硫酸を加えて加熱する。 (2) 大理石(CaCO3)に希塩酸を加える。 (3) アルミニウム片に希塩酸を加える。 (4) 塩化アンモニウムに水酸化カルシウムを加えて加熱する。 (5) 塩化ナトリウムに濃硫酸を加えて加熱する。 |
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第5問 | 次のそれぞれの問いの答えに該当する番号を下欄から選び、解答用紙に記入しなさい。 | |
(1) 次の金属のうち、室温で液体の金属は次のどれか。 | ||
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(2) 空気の組成の約20%は次のどれか。 | ||
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(3) 固体から気体になる現象は次のどれか。 | ||
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(4) 澱粉にヨウ素溶液を滴下すると呈する色は次のどれか。 | ||
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(5) 水溶液中の水素イオン濃度が10−14(mol/l)のとき、その水溶液のpHは次のどれか。 | ||
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【品目 一般】 | ||
第1問 | 次の薬物の貯蔵法として最も適当な記述を下欄から選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。 | |
(1) 水酸化ナトリウム (2) 四塩化炭素 (3) 過酸化水素水 (4) シアン化ナトリウム (5) 硝酸銀 |
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第2問 | 次の薬物の取扱いに関する注意事項について該当する記述を下欄から選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。 | |
(1)シアン化ナトリウム (2)メタノール (3)クロロホルム (4)無水クロム酸 (5)硝酸 |
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第3問 | 次の薬物の用途として適当なものを下欄から選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。 | |
(1)弗化水素酸 (2)エチレンオキシド (3)チオセミカルバジド (4)セレン (5)硫酸ニコチン |
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第4問 | 次の記述の性状をしめす薬物を下欄から選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。 | |
(1)無色、可燃性のベンゼン臭を有する液体。また、麻酔性が強い。 (2)濃厚な油様の液体あるいは結晶で、空気に触れて発煙する。 (3)無色透明の液体で、25%以上の物は湿った空気中で著しく発煙し、刺激臭がある。工業用として市販されているものは、30〜38%を含有し、やや黄色に着色してある。 (4)無色、揮発性の液体で、特異の香気とかすかな甘味を有する。空気に触れ、同時に日光の作用を受けると分解して塩素、塩化水素等を生じるが、少量のアルコールを含有させると分解を防ぐことができる。 (5)たばこ葉中の主アルカロイドで、無色、無臭の油状液体であるが、空気中では速やかに褐変する。 |
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第5問 | 次の文は過酸化水素水の漏えい時の応急措置に関する記述である。( )にあてはまる語句を下欄から選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。 | |
漏えいした場所の周辺にはロープを張るなどして人の立入りを禁止する。作業の際には、必ず保護具を着用する。(1)で作業しない。 少量:漏えいした液は、多量の水を用い十分に希釈して洗い流す。 多量:漏えいした液は土砂等でその流れを止め、安全な場所に導き(2)の水を用いて十分に希釈して洗い流す。この場合、濃厚な廃液が河川などに排出されないよう注意する。 注意事項:過酸化水素は不燃性であるが、分解が起こると激しく(3)を発生し、周囲に易燃物があると火災になるおそれがある。高濃度(74w/w%以上)のものは(4)により爆発の可能性がある。 |
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【実地 一般】 | ||
問 | 次の薬物の性状について、該当する薬物の名称及びその用途を下欄から選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。 | |
(1)無色透明で特異な香気がある揮発性の液体で、可燃性である。水及びエタノール、エーテル等の有機溶媒と混和する。 (2)濃い藍色の結晶で、熱すると結晶水を失って、白色の粉末となる。 (3)無色の結晶で、水に溶けるが、アルコールには溶けにくい。燃えやすい物質と混合して、摩擦すると激しく爆発する。 (4)無色透明の濃厚な液体で、常温でも徐々に分解する。また、微量の不純物を混入したり、あるいは少し加熱すると、爆鳴を発して急に分解する。 (5)白色固体で、二酸化炭素と水分を吸収して潮解する。水、アルコールには熱を発して溶け、水溶液は強いアルカリ性を示す。 |
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