音楽CDなんかでボーナストラックってありますよね。
前回が最終回でしたが、この章はボーナストラックのつもりです。
「そばうぃぃ」天秤棒をかついで歩くそば屋。客は看板をほめたり、割り箸や丼、汁までほめる。あげ句の果てに、何刻だい?で支払いをごまかす筋。この噺の有名なサゲまで、何の躊躇もなく進むでしょ。「1つ、2つ・・・8つ、9つ。何刻だい。」「へえ、4つで」「5つ、6つ、7つ」。
MIHIせんせ、「Eメールで行こう」の連載は何回目ですか?えーと。1,2,3,4・・・今何時?11時ですけど。12,13,14,うん15回目。そのまんまや!滑りましたけど、「ときそば」でございます。
時の流れは誰も止めることが出来ないですよね。クライアントと共に時の流れを共有することは、ある時期の人生の共有でもあると思うんです。1秒1秒を大切に生きたいモノですね。「同じ1秒でも、人によって長かったり短かったりしますよね。落語の世界では、「時」はあまり深刻な噺にはならないようでして。誰でも知っている噺に、「ときそば」って言うのがあります。サゲもみんな知っていて、安心して聞ける噺です。Eメールで「時」が話題になったことがありました。
<to TA>
15:00頃、曇ってきたのでチャンスとばかり庭仕事を始めました。5分もしないうちに、陽が射しっぱなし状態になりましたね。1時間半で仕上げた、ガーデンテーブルとチェアーのラッカー塗り。シャワーを浴びてみると、体重が1.2Kg減ってまして。ビールを飲んだら、1Kg回復。200gの仕事量と言うことでしょうか?昨日は、中国ブロックの研究大会宣伝チラシを完成させました。出来上がってみるとマアマアの出来具合でして。デジカメとスキャナーを使って、デザイナーと言うソフトで仕上げました。構想30分、制作30分にしては結構いけてるような。撮影場所は、安直に我が家の庭。メインテーマの方も作ったし。まあ、あれで良いかは別として1時間の作業。本も2冊読んで、残り2冊です。今週いっぱいは、なんとか持ちますね。今日は、有意義に時間を過ごしました。
すると<from TA>
「 時の流れというモノは、誰にも止められないし変えられないですよネ。全く同じ時の流れは無いし、共有するには距離がある。 こうして、人間は齢を重ねて行くのでしょう。by 毒とるMIHI」とても哲学的な言葉で、一瞬考えてしまいました。東京の友人から電話が入り、一人は、富士山の8合目から。これから仮眠し夜中に登頂を目指す。一人は、関東にかなりひどい、地震があった・・・というもの。最近の三宅島他の、地震情報をみていますと、いよいよ? という感が無きにしも非ずです。帰るの少し、おっかないです。山口は地震が少なく、関東に行きました時、 地震がおっかなくて。
センセのHPを見ていると、ペンキ塗りから始まって、毎週如何に植木の管理を楽しんでいらっしゃるかわかりますもの。お嬢さんの久々の帰郷、楽しみですね!でも帰られるとき寂しいかも。楽しい時間はあっと言う間に過ぎますよね。
ホウホウ、そこで<res to TA>
広島に出張して、本を5冊買い込んじゃいました。雑誌も含めると6冊に・・・。キオスクで、パソコンの雑誌と「ISO」に関する漫画構成の文庫本。持参の文庫本は何とか読破して、帰ってから「ISO」に目を通しました。更に、「ジャズCD名盤」にも目を通しました。残ったのは、東海林師匠の3冊でして。会議は黙ってられずに、120分。無事役目を終えて、新幹線の中のビールは美味かった。帰ってきて、娘の作った「カリトン」でビールが美味かった。「カリトン」とは、豚肉をごま油、醤油、ニンニクで徹底的に炒めるモノでして。豚肉は茶色になって、唐揚げ状態になり香ばしい。醤油の塩味とニンニクの深みのある味。豚肉の脂は殆ど残っていない。かりんとうに通じる味、といつも思う。かりっとして、香ばしく噛みごたえがある。噛み進むと、歯の間でやっと肉の線維に隠れていた旨味がしみ出す。そいつをずずっと飲み込み、ビールをゴクッとやって口の中が爽やかになる。ごげ茶色の、最も小さめの肉が一番美味い。あくまでもかりっとして、噛みごたえ十分。醤油の塩味もしっかりついて、ごま油の香りとニンニクの深みが凝縮している。私以外は、それをしその葉でくるんで食べるんです。さて、今日は朝礼でして。何を話題にしようかな?
さらに<昨日はお世話になりました from M in 下関>
おはようございます。昨日は大変お世話になりました。広島からの帰りの新幹線、先生がEの話し相手になってくださったので、大変助かりました。ありがとうございました。島根大会のAさんの研究発表、楽しみにしております。大会終了後、Eの山小屋(?)にて宴会を開催する件については、追って正式にご案内いたしますので、是非ご検討下さいますようお願いいたします。来年の大会では後で楽が出来るよう、最初にしっかりプランを立てて頑張ろうって思ってます。1年なんて、すぐですから。この年になると(?)時間の流れが速いですね!
またまた<to TA>
朝の気温が少し下がり始めました。空を見上げると、雲の様子も変わっています。モクモクと入道雲だったのが、鱗雲にバトンタッチしています。「自分は不器用ですから・・・。」高倉健さんのせりふは、渋く決まるわけでして。昨夜のあるドラマを見ていたら、「うーん、それってボクもだよ!」ってのが有りましたね。「好きです!ボクの半分で良いから、好きになって貰えませんか。」ボクに言わせりゃ、これでも大胆なわけで。でも、なかなか良いせりふでしたね。多分ボクみたいなヤツが、台本を担当してるんでしょう。ボクの指は、太くて短いんです。だから外科医にはならなかった。元来、血を見るのがそれほど好きじゃなかったのも事実ですけど。メスが皮膚を切るときに、切れ目が開き始める様が好きじゃないんです。「ボクは器用じゃないから・・・。」は、健さんより古くから使っていると思っています。だから、内科医になったし、心カテもペースメーカーも一時していましたけどもう止めた。気持ちも器用じゃないから、まだ内科医が続いているような気がします。いつになったら、止めるのか分かりませんがネ。人間って(ちょっと大胆かな?)もともと不器用なんじゃないかと思いませんか?意地を張ったり見栄を張ってるうちに、自分が器用であるような勘違いをするんじゃないのかな?でも、器用ってなんだろう?上手く立ち回れる?良い人と思われる?スマートな人?いえいえ、ちょ
っと待ってね。不器用な人とは、安心して信頼できる人かも?じゃ、器用な人は信用できない?そんなことはないと思うけどネ。とてつもなく器用な人って、時々いますよね。僕は好きになれないです。スキルと経験時間は比例しないでしょ?
そうしたら<res from TA>
湯西川に行ってきました。「祇園精舎の鐘の声 所業無常の響きあり・・・」を十二単のお嬢さんが朗読してくださったのですが、何故か茶髪で、若者の頭。いかにも落人部落と言ったような、山奥です。子供の顔が何故か細い、つまり「やんごとない顔つきなので、見てくるように」言われましたが、子供はついに見かけませんでした。途中、とても綺麗なフシグロセンノウを見ましたよ。走行距離は、都合400キロかな?1人で運転しました。戦場ガ原にも行きましたが、土・日と日中バケツをひっくりかえしたような雨に見まわれました。緑がとても気持ちよい「時」を楽しみました。<「自分は不器用ですから・・・。」高倉健さんのせりふは、渋く決まるわけでして。最近のドラマじゃ、「好きです!ボクの半分で良いから、好きになって貰えませんか。」>このような言葉を、琴線に触れると言うんでしょうね!言われてみたいものです。さりげなく。意味合いは違いますが、モ−ツアルトは、恋した弟子の婦人に振られて、歌の中で「好きです!好きです!好きです!」とものすごく言わせたとか・・・。このくだりを読みましたとき、思わず笑みがこぼれました。また、楽しいお話をお聞かせください。
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今回のテーマは「時」でして、こう来ればBGMは勿論「As time goes by」と思ったんですが。最後くらいは、「ひとつ御陽気に、パーっと行きましょう!」と言うことで、Ragtime Jazz 「The world is waiting for the sunrize:Jess Stacey」です。ピアノもベースも、ドラムのシンバルも、全てが陽気に飛び跳ねています。「早く、太陽出ておいで!こんなに待ってるんだよ。待つ身になっておくれ。待ち遠しい時間は長くて、お楽しみの時間は短いモノさ。」って言ってるように聞こえます。
今、自分の人生を振り返って半世紀。何かあっという間のような気がします。つい先月、小学校に通っていたような錯覚すら覚えます。2年間の連載なんて出来るのか、とても不安な処女航海でした。いつ「もうネタがないから書けません」って言わなきゃいけなくなるんじゃないかと思っていました。ボクにとって、素晴らしい経験をさせていただいた出版社「病院経営新事情」に感謝したいと思います。
ボクの人生の日の出は、まだ始まったばかりです。
<終>
しっかり者の女房とオッチョコチョイの亭主は、落語の世界では定番ですね。世に2つしかない火焔太鼓を安く手に入れて300両で売った亭主と、それを知って腰を抜かす女房。まあ、夫唱婦随ってところでしょうか。
<to Y>
貴方がお休みだった今日のディケアは、面白いことが色々ありましたヨ。ナンパするバッチャンとジッちゃんなんじゃけど。バッチャンの場合、「あんた、奥さんいるんかね?」「そら、エエ年じゃからねー。」「おしいねー。」「え?何が。」「もちっと若かったら、あんたの嫁になってあげたのに。」「そりゃ、有り難いけど・・・。」「嬉しかろうがね。」「嬉しくもあり、悲しくもあるね。」「そんなに嬉しいかね?」「はア・・・。」痴呆のバッチャンと、どくとるMIHIとの会話でして。ジッちゃんの場合、「あんた、ワシの嫁にしてやろうか。」「えっ、よ嫁に!」と驚く新人ワーカー。「そうじゃ、わしの。」「はあ、どうしましょう。」「ダメダメ、この人にはご主人が居るんよ!」間に入る古手ワーカー。「エエやないか。」「その点、あたしは独身。しかも、30ほんのチョイ前で若いと来てるからエエよねー。」「イラン。」「え?イランってー。んまあ、失礼な!」「イラン。」「ナンパしちょったの、帰りに奥さんに言うたろ。」「そら、イカン。」「言うちゃるモンねー。」ナンパされた新人ワーカーと、しつこく割ってはいる古手ワーカーとのナンパトライアングル。亭主関白だ!、って言ってたSさん。ホントはどんな夫婦なんじゃろか?
ディケアはちょっと耳を澄ませると、色んな事が聞こえて来るから楽しいよね!
from Y
あー、Sさんでしょ。ナンパじゃ有名だから。私も就職してすぐにナンパされました。百戦錬磨の私は「式はいつにしようか?死んだら、財産は全部妻の私が頂けるんでしょ?」って返したら、「やっぱ、エエわ。今度にしよ。」だって!そんなに財産があるんやろか?
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ちょっとだけ、ムッとして。鼻息が荒くなってるYさんの顔が、ディスプレイに浮かびそうです。このYさんところの旦那は、帰りの遅くなった奥さんの代わりに夕食を作るらしいですよ。夫唱婦随でしょうか?こことあんまり変わらないどくとるMIHI夫婦は、実は結婚20周年でして。就職して13年目にして初めての年休を取って、ハワイ旅行としゃれ込みました。ルンルン。
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to Y&マラソンナースへ
ベニカナメの燃えるような赤は、くすんだオレンジ色に変わりました。芝生は密になり、青さがずいぶん増しましたヨ。それとともに、気温も次第に上昇しつつありますネ。先日、「転勤が決まり、マイルームは白衣だけになりました」と呟いたら。tanaさんから、「広いお部屋に、窓からはやさしい光が射しこみ、白衣のドクトルが背中を向けて立っていらっしゃる・・・そんな光景が、浮かんできました。」何か、原作「無影燈」のドラマ「白い影」の中居君みたいですね。ボクはけしてそんな格好いいモンじゃなくて、「木にひっかけた白衣が、風に揺れてる中。その下で昼寝をしている、池中玄太80Kg(大昔のドラマです。カメラが沢山出てきたので大好きでした。しかも、体型と顔が似ていると言われたことがあります。)。」そんな風景にあこがれますね。そうしたら、ワイハでマラソンをしたナースから。呼吸音について、「医師として、看護婦にどの程度、期待されますか?そしてどの程度で医師の受診を勧めるべきなのでしょうか?」のご返事としては、あくまでも個人的な意見ですが。最近ナースから良く聞くのが「痰が絡んでます。」に「それは本当に痰?」と私。唾液の粘稠なモノが、喉の奥でガラガラいうものの時があります。最も大きな音がする位置を聞き分けると、痰か唾液か判別しやすいでしょ。最大ポイント、湿性ラ音、乾性ラ音はベッド横のTVを消して聞く。深呼吸できないお年寄りは聞き落としやすい。あとは、耳を鍛えるだけ。それには、正常の音を耳に焼き付けること!正常が分からなきゃ、異常は分からない。これが、私の大先輩の教えです。なんて言っていたら、ディケアの賑やかオネーサン(貴方ですよ!)の「私も今月いっぱい今、利用者さんに何て言ったら良いのかなやんでいます。」にResです。毒とるMIHI風に、「あたし亭主のせいで、来月転勤になるの」で通しまくるのは如何かな?夫婦のことで辞めるなら、利用者の方々も納得してくれるでしょう。それともSさんなら「そんな亭主は、別れてしまって。ワシの嫁になればエエ。」って、2度目のナンパかな?
ハワイマラソン・ナースから
早速のお答えありがとうございました。あらゆる機会(といっても限られますが)に肺音聴取に励みます!いよいよ今の職場ともお別れが近づいてらっしゃるようですね。
From Y:気をつけて行って来てください
今日は愛するバイオを使用してメールを受け取っています。たまには使わないとね。ハワイの素敵な写真をたくさん撮ってきてください。楽しみにしています。通リハのやさしいおねーさんYより
<to all>
急遽、ホームページを更新しました。多分あすは、出発の準備で時間がないと思いますので。風呂上がりの一時。一杯目の幸せをカンジながら、5人の老若男女をどうやって殺そうか思案しています。1人目;8才のパソコンおたく坊やは机に突っ伏して死亡、2人目;86才のジッちゃんはホームページを更新しつつ絶命、3人目;24才のOLは彼氏にメールをしながら死亡、4人目;58才の内科勤務医は原稿を入稿していて死亡、5人目;69才のおばちゃんはインターネット・オークションで買い物をしていて死亡。あ、犯人は21才の教師と言うことで。その方法は・・・ほぼ出来上がって居るんですけど。ヒミツ。今、案を練っている医学ミステリー小説なんですけどね。出来たら、ホームページに掲載する予定です。1年計画で、面白いヤツを書こうと思っています。地方色豊かに5つのお祭りを絡めてみようかと思っていますので、ネタをかき集めなきゃイケン。
明日はちっちゃなカメラを持ってワイハへ行ってきます。最初はデジカメの予定だったんですけど、ちっちゃなカメラをぶら下げましょう。ワイハの夕焼けを撮ってきたいですね。無事に帰ってきたら、来週の月曜日の夜にメールをします。では、では。アロハーってか!
From 大分のU:行ってらっしゃい
長い間診療一筋にがんばって来た先生には少ないと感じる休暇です。奥様と楽しいワイハ楽しんできてください。
某出版社の方から、入稿原稿修正の返事
それでは、ワイハを満喫してきてください。もし、他に校正ありましたら、29日(火曜日)午後一までお待ちしております。LOVE LOVE ハワイー!!
−−−
to all
アロハー。日焼け止めクリームの威力を発揮して、ほんのり日焼け程度で帰ってきました。日本から約8時間のフルーツと観光の島、ビルに看板がない島、カーテンは白に決まっている(柄物は使えないらしい)島、洗濯物をベランダに干してはいけない島。そして、何処へ行っても人なつっこい人が多い島、ABCショップ(何処のホテルからでも10分で行ける数があるらしい)がやたらある島、曙関の弟が観光バスの運転手をしていて、どくとるMIHIと写真を撮った島。はたまた、何処の観光地のお店も「50%OFF」って言いながら、「オニーさん、2つ買ってくれたらさらに5ドルオマケするよ。」って言う島、どくとるMIHIがアロハシャツを見ていたら日系3世(?)と間違われた島でした。
珈琲が苦くなくて、ココアの香りがする島でもありまして。ガイドさんはレストランにはアイスコーヒーがないって言ってたのに、ホテルのレストランにはちゃんとありました。一応頼んでみたんだけど、なんか水っぽい珈琲で。3番絞りの珈琲の中にココアを少々入れて、氷をぶち込んだカンジ。奥様が「コーヒー」って言ったら、「ホットですね」って言ったウエイトレス。ガイドさんから「ホット」って言うと、お湯が出てくると教えられたんですけどねー。ちゃんと、熱いコーヒーが出てきたモンね。いつ飲んでても思うんだけど、2番絞りのコーヒーにココアを小匙に半分ほど入れると簡単に出来そうです。使っている豆が違うんですけどネ。(こんな台詞がテレビCMにありましたよね)
写真を200枚撮ったけど、出来はどうじゃろうか?ちょっと心配です。エッセイ「毒とるMIHIのワイハでアロハー(仮題)」の構想を練っているんです。
from TA:ドクトルお帰りなさい!(^-^)
私はハワイに行ったことありませんが、メールで大変よくわかりました!!何はともあれ、お帰りなさぁ〜い )^o^( 当然、この道中記・・・何篇??楽しみにしてます。 (^ .^)y-~~~
<やっぱ、to all>
今日はジジ(爺)呆け(そら、時差ぼけじゃ!)の調整用に、1日年休を取りました。でも、まだ若いから?鈍いから?時差ぼけが無くて。朝寝して、7:30まで熟睡していました。自分の時間をもっと大切に過ごそうと。あと大体2、30年ほどの人生だから、夫婦で楽しくゆったり過ごそうと思うんです。お金より時間と気持ちの余裕かな?最近ちょっとだけ、人生観を変えています。
ハワイマラソン・ナースより
お帰りなさいまし。ご無事で何よりです。明日は、夫の弁当を作らなくてもいいし、私も仕事が休みなので、夜更かしをしています。しかし、起床は5時40分で、夫は現在左のアキレス腱周囲炎というスポーツ障害の為、駅まで車で送らなければなりません。病院から杖を借りているにもかかわらず、「もう、だいぶええから」と殆ど使わず、安静は保たれていません。「取り返しがつかんようになるよ」っていうの(でしょ?)。ところで我が家は夫の仕事柄海外に行けないので、ひじょーにどくとる先生が羨ましい。転勤にでもなれば話は違ってくるのですが。結婚30周年記念にでも考えましょうか?
<またまた、to all:だって誕生日なんだモン>
同僚のY君からのリクエストです。ワイハの写真を送れ!と言うことでしたので。今日スキャナーで取り込んでみました。アロハ猫とか、椰子の木を引き抜こうとする毒とるMIHIとかもあるんですが。取りあえず、かの有名な「ダイヤモンドヘッド」を海から撮影したモノ。ちょっと見ると絵はがき風ですが、私が撮影したんですヨ。今日は私の誕生日でしたので、一句。「誕生日 冥土の道の 一里塚」ドミ庵 なんてね。
Re: だって誕生日なんだモン from T
毒とるMIHIさま、お誕生日おめでとうございます。確か、今日は5*里めですね?お祝いをしたいところですが、当方は月曜の社内学術試験のため、受験勉強の最中です。年でしょうか、知識の定着がかなり遅いようです(笑)。ところでセンセの1里と私の1里って、長さは同じなんでしょうかネ。夫婦でも、それぞれ違ったりして。
新婚旅行でワイハには立ち寄りましたが、買い物に追われてゆっくり出来なかったように記憶しています。うらやましい〜。ではまた。
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マカデミアンナッツをあてに、ビールをいただくMIHIセンセ夫婦の会話。「今度のハワイの土産はTシャツだったから。次は、ウクレレにしよう。」「ウクレレはいけないよう。アロハ(強引な展開でスイマセン)になる。」
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アロハって言うのは、「優しく耳元でささやけば、アイ・ラブ・ユー」「怒って言えば、あんたなんか大嫌い」なんだそうで。ある時は「こんにちは」だったり、逆に「さよなら」だったり、「お早う」か「今晩は」だったりする色んな意味を持つ言葉なんだそうです。オチの言い訳です。参考書は、「古典落語100席 、選・監修 立川志の輔、PHP文庫、PHP研究所、1997、東京」。BGMはいつもはジャズだったんですけど。今回のBGMだけは、ワイキキの浜辺に面したABCストアで16ドル少々のCD。Jack de Mello、「Music of Hawaii」。真夏の陽射しが射し込む部屋に、「Kamehameha Waltz」や「Aloha Oe」。温度が上がってきた風に揺れるカーテン、MIHIセンセも思わず手が揺れて腰が連動します。今回が最終回になりました。お後が宜しいようで。テケツク、アロハー・・・。
久しぶりのS姫からの、関西なまりメールでした。「猫好きS姫のお薦めの書は、前田マリさんの「猫はジャズが好き」ですノン。ジャズの紹介の合間に、愛猫「スミ」ちゃんとジャズのやりとりはまるで我が家と同じなんですワ。イラストも可愛いし、選んでる曲も素敵ですノン。でも、猫ってホントにジャズが好きなんですやろか?」
どくとるMIHIのほろ酔いご返事メールは、「おばあちゃんのところの犬「ボビー」は、ビルエバンスをかけると、スピーカーの前でいつも丸くなっています。ジャズが聞こえると、中に入れろ!と窓をひっかいてね。ガリガリ、家にあげろってアピールするんです。ヤツは、あんがいキャット(ジャズ狂)なのかも知れないっすね。」
私は猫より犬が好きなんです。でも猫と犬じゃ、猫の方が落語出演回数が圧倒的に勝っているんですね。「猫」のお噺には、「猫久」をはじめ「猫の皿」、「猫怪談」、「猫の災難」「猫忠」、「猫と金魚」なんてえのがございます。そして、私が酒と奥様の次に大好きなのが、ジャズでして。スラングで「CAT」は「ジャズメン」とか「ジャズ狂」を意味するのはご案内の通りでございます。私は、やっと「小太り熟年子猫(?)状態」でございます。猫の噺と言えば、中でも気に入ってるのが「猫久」でして。なんせ我が家と一緒で、旦那より女房の出来がいいってんだから始末におえないや。
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いつも猫のようにおとなしい久六が、血相を変えて帰ってくる。「おっかあ、刀だ。」に女房は、神棚に何やら呟くと、頭を下げておしいただくように刀をとって久六に渡す。その有様を聞いて、居合わせた侍がほめちぎる。それを聞いて家に帰った熊さんは、この話を女房に伝えるんですね。この落語はしっかり女房の噺なんでしょうが、話の内容がだんだん怪しくなってくるのはやはり!というカンジ。
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<to TA>
土砂降りの雨でございます、お足元にご注意をお願い申し上げておきますが。かく申します私は、紅顔の英語大好き高校生だったモノでして。今朝は異人さん風に「Oh! It rains cats & dogs.」かな?と思うあたくしは、とっても嫌みなヤツでございます。俗に、バケツをひっくり返したような雨、とも申しますが。バケツよりは、ワン&ニャン大騒ぎの方がぴったり来るってもんですな。文章は分かればいいってモンじゃないんでして、テンポが大事。「1に、リズム。2に、勢い。3,4が無くて、5に内容。」てな事を申します。え?誰がそんなくだらねえ事を言ったかって。実はこのあたしなんですがね。雨も猫と犬が複数で来られた日にゃ、ああた。ペットとサックスと、ピアノやギターと。んーと、あたしの苦手なフルバンドジャズだアね。
東京のTAさんは、ぼやくんですな。「やはりジャズ+落語ですよね!リズムに乗る。ユーモアの精神を磨く。最近は、絵解きをしなければいけない人が多くって。」ついでに、ぼやくんですな。「蟻が10ならイモムシャ20とか。ゲラゲラ笑える人と、どういう意味?って聞く人。」「可哀想だよ、ズボンのおなら。右と左に泣き別れ。」なんてえことを痴楽師匠も言ってましたネ。「お客さん、ここんとこは笑うところナンすけど。よしこさーん。」なんてのは、わけのワカラン三平師匠ですな。今宵のほろ酔いタイムは、430頁の古典落語の本。残すところ僅かでして。どうやら、この本の余韻が残っているようでございますな。申し上げておきますが、サゲ(オチ)を探さないように願います。そこまでは考えていませんので。テケツク、テケツク・・・
from TA
かって売れっ子の作詞家が、こうおっしゃってました。阿久 悠さんですけど。新聞を毎朝読んで、その中から3つは詩が作れるようでなければ。ドクトルは、私の文章に関するグチやユ−モアに関するグチをもじり、サッサとエッセイを1つ。読んだ瞬間、まずその事にニッコリ!!さすが〜!!キャッチボ−ルの緩急が巧みで、とっても楽しい。知人のT教授のゼミは、落語を必須科目にしなきゃあ。キャットフードしか食べないうちの2匹の猫は、ネズミを見たら逃げちゃいそうで心配です。
<res to TA>
今朝わが家の芝生の上に、モグラが倒れてました。酔っぱらって、気がついたら朝になって太陽に当たって死んじゃったのかと思いましたが。昨日、芝生の上でよその家の猫が騒いでいたからネズミと間違えて捕まえちゃったのかな?月明かりの中で散歩中に、ネズミと間違えられたモグラ君?
最近、メモリカードのありがたさを痛感しています。一枚の記憶カードさえ有れば、2つのモバイルと、1つのデスクトップPC、ノートPCを自由に渡り歩けるから。まるで吉野屋のあれ。はたまた、王将のあれ。「安い、速い、軽い」・・・ちょっと違ってました。とってもアバウトで、ホントにご免なさい。午後の外来の合間に、インターネットで調べモノ。そいつをネタに、一頑張りの予定。「今日は晴れそうだ!」と言う気がしない最近の朝でしたが、今日はどうかな?芝生の向こうに、紅白の百合が背筋を伸ばして咲いています。そのお隣で、アガパンサスも団体で元気を出しています。眼下には、朝顔の準備。夏の朝は、これじゃなきゃネ!!花は良いですね。どんなに小さくても、エネルギーに溢れている。
さ、今日も楽しくお仕事をしましょう!その前に一仕事。ゴミ出し。2つ目のゴミを出していると、カラスよけの網の中から驚いて飛び出す子ガエル達。引き返す道すがら、ジュクしたホウセンカの実が好きな方向に飛び散るさまは勢いがあって嬉しい朝です。
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熊さんが、女房に説教する内に、台所に置いてあった鰯を泥棒猫がくわえているのを見つけ、「おい、そこにあるすりこ木を持ってこいっ。今日という今日は、あの猫を張り倒してやる。」となります。女房は、「待っといでよう。いま、あたしゃいただいているんだから。」
ここが、どくとるMIHI的には「あ、可愛い猫!干物でてなづけちゃおう。MIHI奥様、干物を!」「ちょっと待って、干物なら今あたしがいただいてます。」かな?
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参考書は、「古典落語100席、選・監修 立川志の輔、PHP文庫、PHP研究所、1997、東京」。BGMは、そのまんまの「THE CAT」。アルバムのタイトルにもなっている「猫」は、ジミースミスでキマリ。突然目の前に現れる、ブラックキャット。こちらの驚きとは逆に、憎らしいくらい落ち着き払っている。塀から屋根への身のこなしは、あくまでもリズミックだ。屋根の上から、サンマを狙っていた猫。塀づたいに近寄って、見事に獲物をさらう。逃げる猫に、追うおばちゃん。じたんだ踏んで悔しがるのを横目に、屋根の上で猫は夕食にありつく。満腹で、ゆっくりと屋根づたいに去る猫。そんな情景を思い浮かべる、「危険がいっぱい」の主題曲です。
若旦那が奥座敷でお昼寝をしている横で、若奥様お花さん。寝ながらニヤついているご亭主を見て、気になって仕方がない。とうとう揺り起こしてしまった。「どんな夢を見ていたのか聞かせて?」。こんな落語がありました。私は、滅多に夢を見ないんですがたまに見るとこうなります。まあおやじ達の見る夢は、他愛の無いものが多いようですが。
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<to 蔵人>
見上げた青空は、半分以上が大きめの木の葉で覆い隠されていた。少し遠くに、「キーッ、キーッ」。甲高い、鳥らしい鳴き声。「バサバサ、バサッ」羽音が聞こえてきて、頭の上を通り過ぎた。目に入ったのは、子供の時に見た始祖鳥だった。ボクは、「え?!」。小さく声を上げた。暑い、とにかく暑かった。喉は、乾期の砂漠のように水に飢えていた。潔癖性じゃなくても、濁った川の水を飲む気にはならなかった。まだそんな余裕が、ボクにはあったと思う。地面は湿った木の葉で覆われ、吸い込む空気は十分な湿り気とカビの臭い。「ここは何処だろう?どうしてここへ来たんだろう?」この辺りに、この質問に答えてくれそうな人は見えない。耳を敏感にさせても、人間の気配すら感じられなかった。その時のボクには、そのことがかえって安心ですらあったのも真実だ。一滴の雨水ですら、かつて無い感動を口の中で引き起こすに十分だった。とにかく、全身が乾ききったスポンジだった。朦朧とした頭の中に、走馬燈のように映像が踊る。小川のせせらぎや入道雲の下の海。壊れて水が止まらない水道の蛇口。ヤツデの葉に、丸まった水滴。ありゃ?ボクの手は?硬いウロコのようなモノで覆われているボクの手は、鋭い爪も生えていた。これは動物園で見たことがあるぞ!そうだ、ワニだ!「フウ、それにしても暑い。」額の汗を拭おうとしたとき、肩口に縞模様がひらりと見えた。「丹前!この暑さの原因はこれだ!こいつさえ脱げば何とかなる・・・。」−−−そこで目が覚めました。久しぶりの夢でして。今宵は、当直でして。それでは。1日禁酒後の明日、ほろ酔いタイムにお会いしましょう!!
−−−なんて、時々夢の話をしていたら。
<from 蔵人>
「なんや、そんなんザラやで。あたしは2日に1回は、ミョーな夢でっセ。せいぜい、おきばりやす。」
−−−−−
夢なんかじゃなくて、本当に東京での会議の後に娘に会いました。
<to 蔵人>
いやー、帰って参りました。やっぱ山口はエエなー。でも「J」のジャズもエエなー。あ、そうそう。何故か、毎回有名人と遭遇するんですわ。前々回は、つるべさん。前回は、舛添さん。今回は、「かしまし娘」長女こと正司歌江さんとオール巨人さん。でも、今回は何と言っても大学一年生の娘。東京生活3ヶ月目に、出会って川柳1句。「見えぬ間に 娘はちょっぴり 都会色」 by ドミ庵 または、「人混みに 紛れて娘も 都会色」 by ドミ庵。エスニック料理を堪能した後、新宿「J」へお供してもらいました。1時間少々、デキシーランドジャズをまた堪能。あたしゃオマケにバーボン堪能。お土産に、鈴木和郎さんの「パッション」と言うCDを買いました。で、早速聴いています。なかなかメロディにバリエーションがある。PS.甲子園の蔵人さんへ いやー、連写砲みたいなメールを見てるだけで元気でまっせ!ホンマ。
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元蔵人のメールを読んでいると、つい大阪弁になってしまうんです。
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<ハー医!元気?娘さんと会うなんて、羨ましいですナー from 蔵人>
今週は大変でした。本とメールの近畿の集まりに参加して、怒られました。あまりに長いメール名を間がさして省略した事から・・・。梅雨の日の朝から泣いてました。先生のメールを見て、ちょっと元気をとりもどしそうです。私、1年前に蔵人をやめました。今は社労士です。ホームヘルパーの養成所に、入学が決まりかけてます。当然無料です。義父がアポったこともあるし、石見の親族も90に近ずき、父親も80を超え、私は47。ケッ!金タ*蹴り上げるぞ!京阪神はこれやからアカン。12歳のときアメリカ合衆国日本州を夢見ていました。しかしノボルちゃんは賢かった。王国を作りました。トキオでラジコンソーサして。川は壊され、海岸の砂が踏み荒らされる。それだけやったら、という思いもあった。三瓶の高原を壊したら、しばくどー!と、友に言うと、俺を殺せ、と言い返した。四歳のころ粕淵の温泉街を闊歩していたチンピラと同じではないか。そんなに金が欲しいのだろうか。
−−−−−
時にワケのワカラン彼のメールは、何故か私にとってはエネルギー源になることがあるんで不思議です。
昼食後の会議の終わり頃にちょっとだけうとうとしていたら、同僚からつつかれた。
「東京はどうでした?有名人にお会いしましたか?」「うん、しかしおしかった。」「超有名人に会う前に、あたしが起こしましたか?」「いや、ひら(普通の)芸能人でも良かったんだ。」
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参考書は、「古典落語100席 、選・監修 立川志の輔、PHP文庫、PHP研究所、1997、東京」。BGMは、Kenny Drew Jr.の「Reverie」。10曲のうち2曲に「DREAM(=夢)」関係が入っているんです。「Day Dream」と「Deep in a Dream」でして。黙って聴いてる分にはとっても心地よく、エッセイを書くときのBGMには最高です。ライナーノーツによれば父(=Kenny Drew)を彷彿とさせるらしいが、あたしには良く分かりません。
落語に出てくる医者は、藪医者、土手医者など、悪い方に扱われることが多いようです。往診を頼まれた医者と迎えの息子がウワバミに飲み込まれてしまう噺「夏の医者」では、良い方の医者が出てくるのでちょっとは安心できます。
特別に夏は医者が元気になるわけではないのですが、初夏を思わす陽気の頃に数人の医者からメールが届いたんです。
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<Subject: 久しぶりのメールですfrom Prof.Ku>
毒とるMIHI先生へ。大変ご無沙汰しておりました。特に病気をしていたり、長期出張していたわけではありません。学会、診療、教育、研究、講演、会議などで相変わらず振り回されている感じです。メールは楽しく読ませていただいています。なんとか快中枢を刺激しなければ人生意味がないと思うのですが、教授職にふりまわされています。今月はあと3つの学会での講演、2つの一般講演、1つの講義、3つの講演会の司会が有ります。これが終わると少し楽になるのを楽しみにやっていきます。またのメールまでしばし休憩します。 Kより。
<res to Prof.Ku>
相変わらず教授はお忙しいようですね。私の方は、今日は1時間ほど余裕がありまして。VOAを録音したCDを聞いていました。所々分かる程度ですが、ヒアリングだけは修行しかないので。病院の方はもっともっと、のんびりしっかり稼ぎたいと思っています。介護保険に関する論文を練っています。厚生省の先を越さねばと。団塊の世代のホープである教授とは、めちゃくちゃ違う私ですが。自分なりに頑張る姿勢は、教授に負けないですよ!お体を大切にご活躍を!来週は、公費で東京出張です。会議が終わったら、娘とデートして食事。そのあとはジャズを、新宿「J」でエンジョイしたいと企んでいます。この店は、タモリさんとか赤塚不二夫さんが馴染みのライブスポットです。いつか教授とジャズを聴きながら酒が飲みたいなんて、無理でしょうか?では、また!
しばらくして、<ひさしぶりのお便り from Prof.Ku>
「いつもお元気ですね。私はこの1ヶ月は大変忙しかったです。6月16日学会招請講演、21日〜23日学会講演、司会、24日地方会講演、25日I先生1周忌講演会と偲ぶ会、26日講演会、司会、29日研究会、司会、30日ストレスとアロマテラピー講演、7月1日〜2日天瀬温泉医局旅行、3日〜4日学会司会、炎症における神経、内分泌、免疫軸、6日〜7日サイコオンコロジー学会シンポジユム、司会、発表、8日大学に戻り、eーメールを開いた次第です。忙しいですがいろいろな人とお話して得る物も多くあります。チューブの名前は聞いたことがありますが、歌は聞いたことがありません。ましては、ビーチボーイズは名前も知りませんでした。医局旅行で教室の若い人たちの歌った歌の20曲ぐらいのなかで1曲も知らず我ながらおどろきました。私はかまわず”19の春”を歌いました。
今夜は大学時代の友人と久しぶりにゆっくりと飲みます。
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筆まめどくとるMIHIは、すぐさまご返事でして。
<res to Prof.Ku>
K教授の高校生の頃は、とってもまじめだったのですね。ボクは、コーラス部と文芸部をかけ持ちでした。悪友に恵まれて、色んな経験をしました。もし私が教授なら、今年の忘年会に11月から準備に入りますね。その年の若者の間で最も流行った曲を、密かに練習して披露しちゃうなんてのは?驚きと拍手喝采は保証付きですね。如何でしょうか?またメールをお待ちしています。相変わらず、お忙しいですね。ばてないように、気張ってください!
<MIHIセンセへ from Dr.Ki>
統廃合のためY病院の先生達がきたわけですが、中身がかわっていませんので暇そうです。なんとなくざわざわしています。先日久しぶりに「JO」にいきました。いつもパテイ・ぺイジを定番でかけてもらいます。MIHI先生の話題になりました。ジャズの話しをしているうちにある歌手の話題になりました。綾戸智絵てしってますか。時々下関で演奏しているみたいで。声が太く、しみじみとした郷愁があり兄貴(ヤツは1才年上なんですが、遠くから見るとちょっぴり若く映るので酔っぱらうといつも私のことをそう呼ぶんです。どうやら今夜のヤツは酔ってこのメールを書いているらしい。)好みとおもいます。一度きいてみてください。お互いに年なんだから、体調に気をつけて頑張りましょう。ではまた。
<res to Dr.Ki:ハア?>
いったい誰と飲みに行ってるわけエ?あたしが酒のつまみになるメンツって誰やろ?綾戸智絵って知ってます、名前だけは。来週CDを買いに走りましょう!年の話はやめときましょう。精神年齢は、まだ青年だもんね。今日は大人しく、ビルエバンスのCDを1枚買いました。フルートとのセッションは聴けますねエ。じゃ、また!
<from Dr.S in 広島>
10年位まえに、主人が中国新聞松江支局に5年半いたことがあります。毎週のように、週末広島から松江に路線バスで通ったものです。お城に近い北田町のアパートに住んでいたので、一畑デパート、市民館あたりの喫茶店へよく行ったものです。北田町に「鶴若寿司」という美味しいところがあります。4,5年まえ、学会で松江に行った時寄ったところ、懐かしがって喜んでもらいました。お値段もいいけど、ネタもいいです。その通りに「トリアノン」という、喫茶兼お菓子やさんがあり、そこの洋菓子もお勧め。お米も美味しいし。よかったら、どうぞ。
<res to Dr.S>
寿司よりも、血が滴るようなお肉のほうが・・・。米より,麦のジュースのほうが・・・。ほろほろと、徘徊しながら探してみましょう。
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「すまない。もう一度、ビールを追加してもらいたいんじゃが。」
「もうだめだ、夏の医者は腹が出る。」
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私が持っているジャズCDコレクションの中に、ジャケットに医者が写っているのがたった一枚だけあります。カメラ目線で、ドングリ眼がニッコリしていまして。手には乳鉢(粉薬をスリスリする陶器製のヤツ)、右胸にはよーく見ると「Dr.JAZZ」って言うネームプレートが!でも、右側にはぼんやりとウイスキーの瓶が写っているのがご愛敬。1曲目の「ブルースに処方箋」では、大きなお尻をグルングルンとスイングさせて秘薬を作るホレス先生を彷彿とさせます。聴き終わった頃にはとっても良い気持ちになっているCDが、日時曜日の明るい朝の陽射しの中で回っています。3曲目ですが、もう何だか元気が出てきました。体調のすぐれない方は是非、このCDを一服如何でしょうか?きっと、効きますぞ。参考書は、「古典落語100席 、選・監修 立川志の輔、PHP文庫、PHP研究所、1997、東京」。BGMは、HORACE SILVER「A prescription for the blues」です。
寄席は娯楽だけではなく、大衆を啓蒙する役割を持っていたらしいんです。「二十四孝」というお噺がありますが、徳川幕府が国民道徳として奨励したのだそうで。落語の世界では、大家さんやお年寄り(ご隠居)が、与太郎に話して聞かせるところが沢山出てきます。これは、噺家が高座でおもしろおかしく客に世の中の条理を浸透させたとも言えるのだそうです。
<先週、宮崎に行ってきました from M in 下関>
先週、デイケア大会に参加するため、宮崎のシーガイアへ行ってきました。素晴らしいところでしたし、運営スタッフもしっかりしておりました。大会内容そのものは、特に目当たらしものはありませんでした。他の施設の研究発表を聞くのは、それだけでモチベーションがあがってきます。帰りは、Eがゴルフを終えるのを待って、車で一緒に帰って来ました。ドシャ降りの中、5時間かかりました。(スタッフが運転したんですが…)久しぶりにEと5時間近く一緒でしたので、結構疲れました。追記:宮崎の繁華街にでかけたのですが、人口30万人の都市の割にはとっても賑やかでした。可愛い女のコもたくさんいましたよ。(何をしに行ったんだか…)
<res to M>
二日酔いではないけれど、昨日の歓迎会の冷や酒が効いたみたいです。辛口の地酒「G」は、口当たりが良く後味すっきりでして。「関アジ」にお似合いで、その後は脱走してJAZZのお店へ。1時間ほどライブを聴いて、ノリノリ。ロックを1杯いただき、お寿司をお土産に撤収。今朝はの〜んびり、起きるとすぐにビルエバンスを廻しています。「You and the Night and the Music」から始まるCDでして。朝に聴いても良い雰囲気。ライブで、こじんまりとした拍手入り。さて、今日は散髪にでも行きましょう。その前に、芝生の散髪でもしてやって。脳味噌の回転がスムースではないので、昨日いただいたメールのレスでも。
<FROM TA>
言い忘れていましたが、私はカウントベイシーが晩年来日の際、コンサートに行きました。電動の車椅子に乗り、自ら舞台中央へ。それだけで舞台が引き締まるような印象を、受けました。 それと、林家三平師匠の最後の高座も・・・・・。 今も脳裏に浮かびます。相変わらず良子さんを連発していましたが。最近寄席に行ってないので、ユーモアの精神(?)を磨きに行かなければ・・・・・。今日は関東は久々の雨と風。急激に肌寒くなりました。明日・明後日がお休みで、とても嬉しいです。久々に寛げます。
<東京のTAさんへ>
カウントベイシーと、林家三平師匠の最後の高座なんて言うチャンスは都会じゃないとね・・・。良いですねエ。伊達政宗のお話を読みながら思い出したことがあります。小学校4年生の夏に、東京から仙台に引っ越した秋。社会の時間に「伊達政宗」を読み違えて「イタチ・・・あ」と一瞬固まったことを覚えています。青葉城にある銅像を見上げて、「失礼しました!」って謝っておきました。広瀬川(これで良かったですかね?)で水遊びした5年生の夏。宿題に、神社の模様をテーマにしまして。飾りで「カエル股」と言う言葉を覚えたんです。平和な時代でした。
<おはようございます! from TA>
関東は小糠雨。ここ2週間で、お庭の様相が一変しています。夏ツバキは上品な白いふっくらした花を開かせ、下野は私好みの色合いの可愛い花を咲かせています。ガクアジサイもフランネルソウも・・・・・。色々。映画の話ですが、昔「ドクトルジバゴ」に感銘を受けました。勿論、テ−マミュ−ジックも気に入ってます。一面の菜の花畑は今も脳裏に浮かびます。当時、私には伺い知れない大人の深層心理を描いた作品で、終わってせつなさがこみ上げてきました。歴史物を読みます時、人間の持って生まれた運・不運、めぐり合わせに、哀れを感じることが、多々あります。河合継之助(相?)は時流を見る目もあったし、なにより行動力分析力があったように思えます。でも生まれる時期が・・・。伊達正宗は、時の将軍に懐疑心を持たれながらも、織田・豊臣・徳川と三代の将軍につかえることが出来た。『坂の上の雲』の多くの傑出した登場人物を、一人一人思いやる時、現代と比較し、皆総じて大人ですね!器が大きい!!まもなく(三)に移ります。(八)迄は遠い・・・・。読めるかな???庭の草木に露が首飾りのように綺麗です。あの一つ一つに、夏ツバキが写る写真を撮れたらいいのですが・・・・・。無理かな。(相変わらず奥の深いTAさんですネ)
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みんなの前で講釈をたれるオヤジと、それを横で聞いていた女房の会話。
「俺が間違っても、全然指摘がなかった。これが、天の感ずるところだ。」
「なに言ってんだよ。あたしが、話の間ずーっと訂正していたんだ。」
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ビッグバンドはちょっと得意じゃないけれど、BGMは「an ANTHOLOGY of BIG BAND SWING 1930-1955」の2枚組。その中でも、COUNT BASIE の「ONE O'CLOCK JUMP」。ピアノ(大家)や、サックス(隠居)やトランペット(旦那)が入れ代わり立ち替わり「ああだ、こうだ」。時折、トロンボーン(大工の棟梁)が合いの手を入れる。「へんっ、どうでえ。分かったカイ!」でいきなり終わっちゃう曲。参考書は、落語百選(夏)、麻生芳伸編、ちくま文庫、筑摩書房、1999、東京
武士では生活が出来なくなったある旗本が、腕のいい職人金さんにに勧められて開業することになった。腕はいいが酒癖が悪いのがイケナイ、金さん。開業する前日の祝い酒で主人と喧嘩をして、出ていっちゃった。主人が慣れない手つきでパニックになるのは、落語のお話。新しいことをしたり、学ぶのは大変です。本気で学ぶのは、学生時代くらいでしょうか?
期せずして、2人の学生さんからのEメール。
<from I>
「Y大学経済学部のIです。MIHIセンセへメールのタイトルをいつも「ボランティアについて」として出しているような気がします。少し工夫をせねば。いまのところA(老人保健施設)に定期的にお邪魔させていただいています。少しでも多く医療ボランティアというものにふれておいたほうがよいような気がするからです。それに、人生の大先輩たちのおはなしは、とっても勉強になるし、ありがたいというのもあります。ところで、以前登録したほうでのボランティアは、活動があるとしたら、いつごろになるのでしょうか。ある程度見通しがたったほうが僕としてはスケジュールの都合上ありがたいのですが。
P.S.MIHIセンセはJAZZがとっても大好きなのですね(大好きってことば、適切なのかな?)。僕も好きでよく聴くのですが、せんせがメールに書くアーティストの名前で知っている人って・・・ほとんどいない。」
<res to I>
よくAでお会いしますね!ボランティア全体での活動は不可能ですねー。人数が多すぎて。それぞれの仕事を持たれているし、100人を越えますので。貴方のように、コツコツと個々に活動しています。合同で何かをするのは忘年会くらいかな?スタッフも込みで。全員は無理ですが・・・。
ジャズのお話ですが、何かをしながら聞くのに耳触りが良いでしょ?先ず、ピアノ系が殆どなので。それじゃ、有名どころで。オスカー・ピーターソン、マイルス・デイビス、ルイ・アームストロング。ナット・キング・コール、アート・ブレイキーも。ジョン・コルトレーン、チャーリー・パーカー。お気楽に行きましょう!1年も色々やってると、ボランティアも奥が深いしジャズも。
しばらくして、<from K>
「MIHIセンセ、こんにちは。Y大学工学部のKです。先日はお忙しいのに本当にお世話になりました。婦長さんやみなさんにも本当に親切に沢山のことを教えて頂いて感謝しています。やはり、現場から遠い所から調べて考えてた事と現実に現場で起こっている問題、様子、現場のニーズは全然違って、最初はとても驚き戸惑いましたが現状を知れた、見れたというのはとても貴重な経験となりました。Aを訪問して本当によかったと思っています。Aの皆さんもとても親切な方ばかりだったし。本当にありがとうございました。婦長さんやみなさんに私ががとても感謝していたと、宜しくお伝えください。いつか皆さんのニーズにお応え出来るような機器の開発が出来るように僕も頑張ります。それでは失礼します。
<res to K>
あ、どうも!色んなものを作るって良いですよね!ボクは工学部なら建築で、ダムの設計がしたかった。それか、弁護士か、公認会計士か、医者。何でも良かったんですわ。とうとう医者になっちまったけど。大学院って良いですよね。自由で、面白いことが出来て。しかも、軍資金は日の丸が払ってくれる?私は、経済学部1年で中退、医学部6年、大学院4年。合計、大学生11年。いまだに、学生気分が抜けません。頑張って下さい!!
<from K>
わざわざ返事を頂いて嬉しかったです。ダムの設計ですか!壮大ですね。Aの皆さんの本当に仲良さそうな雰囲気僕はとても大好きです。すばらしい施設ですね。今ボクは大学院の入試に向けて勉強中です。先生もお仕事頑張ってください。失礼します。
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大学院生の一年生は、頭でっかちで動きが鈍いんです。取りあえず、何をして良いか分からないけど何かしなきゃ!とは思っているワケで。あとは、教授次第でして。
「これ、前を片づけろ。実験器具を出せ。なに?何をするかって。ワシに分かるか。教授に聞いてくれ。」今頃彼は、こんな感じでしょうか?
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大学とジャズと言えば、デイブブルーベックでしょう。彼は多くの学園祭で演奏したらしいです。カレッジ・コンサートが彼の名を広げ、ジャズ人口を増やしたとも言われているようです。BGMは「Jazz Goes to College;The Dave Brubeck Quartet」です。オハイオ大学、ミシガン大学などの実況が納められているアルバムでして。お行儀良く、適当なポイントで拍手も。この連載エッセイの名前の元になった「Take the 'A'Train」は、良い感じで私の体を揺らせます。参考書は、「古典落語100席 、選・監修 立川志の輔、PHP文庫、PHP研究所、1997、東京」。
夜空を見上げると、夏なら花火。冬なら、澄み切った満天の星空でしょうか。星ではありませんが、空にあがる花火というのはなかなか良いモンでして。落語ではお馴染み、花火が打ちあがる夜空の下でのお噺がありますね。まあ、冬の花火もオツなものですが。星にまつわる歌の話でメールが冬空を行き交いました。
<to TA>
「いやー、ぬかった。油断したと言うべきか?昨日は、「自分を見つめる心理学」を90頁までいったときにやられた。あの歌「空に星があるように」は、聞き込んじゃうモノでして.荒木一郎!今、どうしているんだろうか?今夜は残りをやっつけよう。それにしても、自分を見つめるってのは大変じゃ!今日は、マイルームにジャズ以外のCD持参。オールディーズでして。「朝日の当たる家」とか「ポエトリー」とか。「恋の終列車」はモンキーズ・・・嗚呼、タマラン!団塊の世代は、ジョニーティロットソンなんてエのも懐かしいはず。さて、今日はワーカー諸君の研究大会演題タイトルを考えなきゃ。骨粗鬆症・骨塩量測定・ケアがキーワードです。聞きたくなるヤツを!ってことなんです。ケア関係の発表は、ユニークなモノが多いですので負けられない。例えば、「骨太生活支援作戦:骨塩量測定から」「骨折り損になりたくないケア」「骨太人生で行きたいもんじゃ」「お手伝いします!貴方の骨太人生」「骨塩量と手をつなぐ(?)骨太ケア」まあ、簡単に言うとこんな感じでして。ひねりまくって、3回転宙返りみたいなヤツが良いんですわ。往診から帰ったら考えようと思います。」と、メールしたところ。
<from TA>
「学生の頃でしたか、やはり私もこの「空に星があるように」が好きで、よくギタ−を弾いて歌ったものです。歌詞も、メロデイも良いですね!今日は、「サバの女王」「ミスタ−ロンリ−」「シェルブ−ルの雨傘」などをBGMに、車を走らせてました。何回聞いてもあきません。城達也の「ジェットストリ−ム」のファンでした。昼間の録音だったようですね!でも、深夜の番組なので、語りのスピ−ドを、ゆっくりにされたとか。2代目になって、イメ−ジと違うので、聞かなくなりましたが。 帰郷し、早15日。明日は、10:41小郡発の新幹線。司馬遼太郎の『坂の上の雲』(二)を読みながら一路東京へ。いろんな事がありすぎたから、頭に入らないかも知れませんが。8日から会社。頭の切り替えを上手にしなければ。」と、ご返事。
その夜おそくに、<from 蔵人 in 神戸>
「<ハーイ、大変でんな。>がんばれよ!おまえにいわれとないわ!まぁ、これで済まされたんじゃあ、たまりまへんけど、現実は・・・。あっ、荒木さん、元気ですよ。D・サンボーンのアルトにのせて。じゃー。」なんてネ。「空に星があるように」は、なつメロ特集でも人気の曲で話題性もあるようで。
<from TA>
「去年のツバメの巣立ちの時、1羽がどうした事か我家に入ってきて一夜の仮の宿を提供しました。その時、インコが驚いて大騒ぎ。燕は音もなくスーっと旋回。インコはバタバタ。体型の違いに、感心しました。翌朝、逃がしてあげましたが。昨日、お買い物の際、皆が上を見てて、何事?スズメの幼鳥がサンに止まり、それが夜センサーに反応するので、店から逃がしたい。私が、育てるから欲しい!と言いましたら、「スズメを飼うと家が貧乏になるといわれてる。飼うもんじゃないですよ」時間がかかりそうだから、後ろ髪を惹かれる思いで帰宅。あの小雀、どうしたかしら。詩について。昔『ルバイヤート』を読んだ時、とても感動しました。詠われてる内容が、実に壮大だから。漢詩の世界に遊んだ時、起承転結で、ものすごく離れたところから、元に戻る。これも実に世界が広い。中でも、李白の「月下独酌」、これは素晴らしい!!10代の時、なんて素晴らしい詩だろうと思いました。月と自分と影と、自分が酔えば、影も揺れるこの詩は、今でも好きです。葡萄の美酒,夜光の杯 実際に夜光杯を敦煌で手にし、光を透かしてみました。古来から詩に 詠われるこれがその杯なのか。古からの度重なる戦が、透けて見える、そんな気がしました。20年にわたり、ご指導いただいた書道の先生にエクスキューズのお手紙を、毛筆でしたためなければ。背筋を伸ばし、正座して。しかし、つらい。さよならだけが人生さ!と、漢詩の世界にあったっけ。会社の友達の協力で、「空に星があるように」の歌詞が総てわかりました。メロデイが、私を包み込んでくれます。」長々とご返事いただきました。
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「そうそう」と、荒木一郎のCDを廻した。「空に星があるように」が始まった。
それを聴いていたMIHIセンセ。
「ホント、これ知っとる!だがやー(何故か唐突な名古屋弁?)。」
落語百選(夏)、麻生芳伸編、ちくま文庫、筑摩書房、1999、東京
「空に星があるように」と言えば、ジャズなら世界的名曲となった「星に願いを」(原題「When you wish upon a star」)でしょう。この曲は、1940年2月7日公開された「ピノキオ」で使われていますが、当時はヒットしませんでした。この物語の原作は童話「ピノキオ〜マリオネットの物語」で、250万ドルを超える膨大な製作費で有名です。
道具屋の店先においてあるへっつい(かまど)は、安いのですぐ買い手がつくんです。でも、客の誰もが、顔色を変えて返しに来る。どうやら夜中になると、へっついから幽霊が出るらしい。お金にまつわることとなれば、幽霊も同じって言うのが落語の世界でして。人それぞれに、悩みは尽きないモノです。
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<お元気ですか?ホントに久しぶりのKです>
在職中は大変お世話になりました。偶然先生の部屋を発見し、懐かしく拝見させていただきました。現在の私はというと、H市の特養でデイサービスの相談員として働いています。3年前に福祉の仕事から逃げるように辞めた私が、今更と思われるかもしれません。この3年間は私にとって激動の日々でした。今の職場は、昨年12月にオープンしたばかりの新しい施設です。デイケアとデイサービスとでは違ってきますし、地域性も違います。やはり一番違うのは介護保険導入でしょうか?ブランクの大きさをヒシヒシと感じる毎日です。今では勉強嫌いの私が3日で一冊の本を読むことを目標にし、目を赤くしながらも頑張っています。そんな私が頑張れるのもこんな私を頼りにしてくれるスタッフ(常勤ケアさん1名、パートのおばちゃん2名、運転手さん含め)、「Kさん、Kさん」と言ってくれる利用者のおばあちゃんの為にも頑張らねばと言う思いでいっぱいです。私はAしか知りませんが、A時代を思い出し、Aを目標に頑張っていきたいです。そうすればきっとイイモノが出来るはず!!それではまたお便りします。先生もお体に気おつけて頑張って下さいね。乱文失礼いたしました。
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最近我が施設Aから、某市内の施設へ変わった悩み多きY君から。
<Yです。お世話になりました>
MIHI先生へ。在職中は大変お世話になりました。初めての職場が、Aであったことを大変良かったと思います。Aを離れることを選択することには、大変な勇気が必要でした。遠回りしたり苦労を重ねて、いろいろな現場で学んで行きたいと思います。自己を客観的に分析すれば、まだまだ精神的に若くて自分本位な介護かも知れません。厳しい状況下で利用者本位の介護に近づいていけることを、当面の目標にしたいと思っています。お別れの際に申しましたが、施設Aの良いところは、1)自己向上のために支援してくれる点、2)常に新しいことに目を向けている点、3)いい意味で精神的に若く、チャレンジ精神に富んでいる。など、今後の飛躍を期待しています。今度、就職先はSとなり、福祉色より医療色のほうが強いようです。分からないことがありましたら、メールでお尋ねしますのでご教授お願い致します。それでは、また。
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<昨日で退職したY君に>
我が施設はまだまだ半人前ですが、成長しているとは思います。ボクは2番と言うのが大好きで、Aにも当てはめているのです。つまり、2年で、山口市で2番。4年で、山口県で2番。6年で、中国地方で2番。8年で西日本で2番。10年で、日本で2番。と言うところでしょうか。12年で、世界で2番(ちょっと言い過ぎ)。何故2番なのかと言うと、実に2番は楽しいんですよ。1;1番を追う楽しみ、2;1番の下でねたまれることが少なく同情すらある、3;次は頑張るぞ!と言う良い緊張がある、4;トップを維持しなきゃならないと言うプレッシャーが無いぐらいかなア。今年の中国ブロック研究大会が、宇部であります。今回のメインテーマは、私の案が採り入れられました。「老健でイきること」です。私の本音は、「老健で活きること」なんです。人生の大先輩と、時の流れを活き活きと共有しながら過ごすと言う意味合いを持っています。Aは、少しだけ私のカラーが出ていると思っています。それは、「学生気分」と「遊び心」なんです。ボク自身がそうですから。仕事に対する、ボクのパワーの源がその2つです。あとは、家族。この3つが揃えば怖いモノはない。君も家族が増えて責任も増えたのだから、良く覚えておいて欲しいです。「家族の大切さ」ってものを。BGMはケニー・ドリュー。「朝日のようにさわやかに」から、今朝の空のような「ミスティ」へ。「グリーン・ドルフィン・ストリート」は、ちょっぴり眠たい空気を爽やかに変え始めました。そして、この元気づけるメロディラインはボクをパワーアップしているようです。ジャズには珍しいテーマの「朝」。でも「朝日のようにさわやかに」なら、やっぱりビルエバンスでしたね。
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「じゃあ、久しぶりだからもう1通メールを。」「あなた、もうネタが無いでしょ?」「私も大学時代は文芸部長。ネタが無くても、アゴは出しません。」
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参考書は、「古典落語100席、選・監修 立川志の輔、PHP文庫、PHP研究所、1997、東京」。廻っているCDは、「INTERPLAY」。Bill Evans が、二人の若者の門出を祝ってナルシスティックにしかも爽やかに演奏しています。
諸国を巡って旅をした人から、珍しい話を聞くのは楽しいモノです。落語では、諸国を巡礼しながら経文をお寺に納める六十六部から珍しい話を聞いて商売にしようと言う香具師がいます。ノッペラした顔に、一つ目の人ばかりいる「一眼国」なんて言う噺は有名ですね。そうでなくとも、見知らぬ土地に旅をした方からのメールは楽しいモノです。
<ハーイ!元気?神戸の蔵人より>
今週は大変でした。本とメールの近畿の集まりに参加して、怒られました。あまりに長いメール名に間がさして省略した事から・・・。梅雨の日の朝から泣いてました。MIHI先生のメールを見て、ちょっと元気をとりもどしそうです。私、一年前に蔵人をやめました。今は社労士です。ホームヘルパーの養成所に入学、仕事場が決まりかけてます。明日選挙なので、これから先は後で書きます。S・ロリンズのナイト・イン・チュニジァを聞きながら。
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なんて言う話をしていたら,チュニジアでもう1通。
<Subject: 明日からチュニジアです>
HIとの会合はいかがでしたか?私は明日からチュニジア旅行に出発です。毎回、海外旅行にでるときはこうなのですが、「生還できるだろうか?」と心配です。無事帰りましたら、土産話でもメールで送信いたします。
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<何故また、チュニジアへ?>驚いてRES。
チュニジアと言えば、ジャズの曲で「チュニジアの夜」ってのがありますが。チュニジアについての知識はほとんど持ち合わせていません。いや、お恥ずかしい。
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<Subject: 無事戻りました!>しばらく音沙汰がなかったところへご返事。
今朝、無事チュニジアから戻って参りました。10通もたまっていたMIHIセンセの「どくとるMIHIの独り言」を読みながら、日本に帰ってきたことを実感しています。チュニジア・シチリアの旅日記は整理のうえ、お届けします。ささやかながらお土産もあります。ご期待ください。
<res:おお!ご無事で生きて帰られたですか!>
何よりです。ご無事で帰られたようで、良かった良かった。取りあえず、安心しました。
<土産話です>(こいつが凄かった。A4で32ページ!ちなみにホンのさわりを。)
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2000年4月、世界遺産カルタゴの考古学遺跡(1979年文化遺産登録)を訪れるためにローマからチュニジアの首都チュニスへと飛びました。カルタゴの遺跡は、1970年代に都市化の拡大から消滅の危機にさらされたこともありました。ユネスコはカルタゴ遺跡保存のための国際協力を訴え、遺跡の調査、修復、保存に努めたのです。この甲斐あって現在カルタゴの遺跡はチュニジアを訪れる観光客の多くを惹きつけています。私もその一人。機内ではカルタゴの興亡にひたすら思いを馳せていました。眼下に広がるこの地中海を一群の船団が西へと航海を進めていました。今から2800年以上前のことです。船団を指揮するのは女性。名をエリッサといいます。彼女はもともと、シリア沿岸にあるフェニキア人都市国家テュロスの王妹でした。神官であった夫を兄の国王に殺された彼女は、国王に不満をもつ人々を引き連れてテュロスから亡命したのです。新たな土地での新たな国家建設をめざしての航海でした。やがて船団は北アフリカの地(現在のチュニス近郊)に接岸します。
−−−−−これが、延々と続くわけでして。
<res:取りあえずご返事>
御無事で何より。死なずに帰れただけで良いんじゃないのかな?ところで、チュニジアってどんなところ?どの辺りにあるのかも知らない。
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「なんとまあ長い土産話だねエ。面白いんだけど、A4で32ページとは。読むのは後回しだ。早速に”新・Eメールで行こう!”に出しちゃえ。」
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BGMは私も神戸の蔵人と同じで、「Night in TUNISIA」。ただし、私はHampton Hawesです。中古CDセールで¥250で買ったヤツ。ジャケットに、HAMPON HAWESって名前にTが抜けている愛嬌者。確かに、「チュニジアの夜」は入ってます。チュニジアの上空のお話が、筒井康隆の「ジャズ小説」にもありましたね。あの本ではアート・ブレイキーの「チュニジアの夜」だったので、再度CDを廻しています。チュニジアとジャズは相性が良いんだろうか?何度聴いても「ドンドコ、ドンドコ、タン・タリラ・ターリラ・ターリーン」のリズムが私の耳をくすぐる。参考書は、「古典落語100席 、選・監修 立川志の輔、PHP文庫、PHP研究所、1997、東京」。CDは「The Blue Note Years,ART BLAKEY」。
お上のすることは理解しがたいことが多くて、下々のモノが振り回されるのはいつの世も同じですね。落語「盃の殿様」では家来に妙なことを申しつける殿様がおりますが、あの程度なら愛嬌の一言で済むかも知れませんね。
<Subject: こちらには初めてのメールFromS姫>
病院エッセー、79話まで読みました。ジャズピアニストOさんとこが静かなときは、MIHIセンセとこに来るにかぎります。だって、どのページも全部読むには、まだまだ時間がかかりそうですもの。退屈しませんわ。といいましても、私は目が弱いから、パソコン画面を長くは見てられないのです。子供の頃からの結膜結石で、慢性結膜炎。 本人は多少のゴロゴロ感には慣れてるのですけど、大学病院時代に痛くてたまらず、勤務中に眼科で診てもらったら、「あら、すごい」なんて。トルコから留学中の先生をはじめ、入れ替わり立ち代り、私の結石をご見学。まあ、初診のときにはどこでもそんな感じです。「これって、普段は痛くはないですか?」って必ず聞かれます。あれれ、どうでもいいことです。また来ます。;自称「S姫」は、ジャズも仕事もホームページもと、頑張っていらっしゃる方。
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どくとるMIHIのホームページに、公的介護保険のプチ・ホールと題して書き込み。
(お年寄りと家族、そして、施設スタッフの悩みについて)
☆どうなる?選ばれる老健:特養入所前に見学に行ったクライアントの家族は、特養に変わることを渋り出す。その理由は、「お年寄りが慣れた施設の方が安心」と言う言葉の裏に、「老健とはケアの質が違う」を感じることがある。こういうことは、一部の方に偏ったことではない。老健入所期間が長期化することは明らかである。入りたくても入れない老健の時代は、少し先に見えてきた。老健の中でも、選ばれたり選ばれなかったりと言う現象が出てくるはずだ。中間施設としての老健は、その意義をなくしつつあるのか?老健と特養の区別、役割の違いは無くなったのか?☆お年寄りと家族の迷い:介護認定で重度になると、受けられる介護支援の量も増えるが自己負担も増える。施設療養費用に関しても、介護保険導入前まで5−6万円で済んでいた方は大きく変わった。同じ施設で同じケアを受けていて、介護ランクが重度と認定されるとさらに負担も増える。逆に、特養は収入に関係なく介護ランクで療養費が決まるので、お金持ちに有利になった。☆介護保険は邪魔?:介護保険には任せられなくて、介護認定を返上したお年寄りもいる。介護審査で、「介護ランク1」となったおばあちゃん。療養型病床を持つ病院に入院しようとしたら、その病院のスタッフから「介護ランク1」では入院できないと言われた。入院するには、「介護ランク1」ではない「病弱な老人」の方が都合がいいらしい。介護保険を使わないで、入院しなさいと言うことだ。病院の都合で、介護保険を返上するなんて聞いて驚く。 ☆最後に:特養と老健の役割と区別はどうなるのか。区別も差別もしないと言うのなら、クライアントに選ばれるように徹底的に自分たちのケアを磨くだけだ。いつもクライアントで溢れ、入所を待って列をなす施設にするだけだ。しかし、本当にそれで良いのだろうか。老健が出来た頃の「初心」は、何処へ行ったのだろう。そして貧しい支援だけで、家に放置されるお年寄りはどうすればいいのか。「シルバー受難の時代の幕を開けたのが介護保険だ」と感じるのは私だけなのか。
−−−
<Subject: 介護保険のすったもんだについてFromS姫>
今日は、毒とるMIHIの部屋の介護保険に関するMIHIセンセの疑問というのを読みました。介護保険そのものや、ケアマネージャーの資格のことなど、素人なのでよくわかりません。新しい制度を導入するにあたって、国のやり方は行き当たりばったりすぎる。私が今やっている仕事も、国会を通ってきた法案に基づいて行われているはずなのですが、だいたい、初めから具体的なことはたいして決まっていなかった。だから、現場はただただ混乱する。「上」からの指示を伝えるための会議だって、ちょっと質問が出ると、「東京に聞いておきます。」と、肝心な部分は全部保留。テレビのニュースで聞いた「介護保険」のすったもんだと同じだわ、というのが私の初めからの印象です。「介護保険」の最前線にいらっしゃる方々はさぞ大変だろうとお察しします。こんなことをわたしが言っても、MIHIセンセのことだから、「お気楽」とかおっしゃって笑って見せるのだろうけど。でもね、誰もやったことのない仕事をするというのは、じつはちょっと快感だったりする。
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盃を持たせて家来を使わすお殿様は、いい気なモノです。しかし、相手の大名が何処の誰かを知らず、いまだに探し続けているとか。介護保険もオンナジでして、介護保険を作って現場のモノを動かす政府。現場は、ウロウロしながら走り続けているワケでして。
4つ、5つと仕事をこさえて、息をもつかずにやっつけたMIHIセンセに。「むっ、お見事!いま1つお仕事を。」「ははっ。」チョーシンキを首からぶら下げて駆けだしたが、内容を聞き忘れていまだに院内を彷徨っているとか。
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参考書は、「古典落語圓生集(下)、飯島友治編、株式会社 筑摩書房、1990、東京」。BGMは、LOU DONALDSON QUARTET「LIVE in BOLOGNA」。3曲目の「SUMMER TIME」はじっくり聴かせる9分。締めくくりに、ジングルベルのフレーズを聴かせて驚かせるお茶目ブリ。これは、「愛嬌」の一言でOKだけど。
男は強く、女は弱い。いったい誰がきめたのでしょうか?落語の世界では、昔から頼りない亭主としっかり者の女房は定番です。落語「芝浜」に出てくる女房は情があって頭の良い良妻です。MIHIセンセのおうちも同じですネ。
Yさんは、コンピューターが専門でして。色々お願いをすることが多くて。
<Yさんへ、お礼のメール>
ジャン! 軽快な音と共に、イエローカードが出ていましたが。おかげさまで、快適ですよ!旧いマシンの方も治していただいて、感謝感謝! 最近、異業種の方とお話しをするのが大好きになっちゃって。お引き留めしてスイマセンでした。取りあえず、お礼まで。
<翌朝、Yさんから>
Subject: おはようございます。
よろこんでいただき、うれしいです。また、何かあれば、相談してください。わたしも、最近、医療関係を中心に幅が広がってます。今後とも、よろしくお願いします。では、では。失礼します。
風呂上がりに、焼酎ロック片手のインターネット。
<またまた、Yさんから>
こんばんは。Yです。本日は、突然の2度目の訪問で失礼しました。また、お食事中でしたのに本当にすみませんでした。これからも、遠慮は無用ですので、何かあればどんどん聞いてください。(私の勉強にもなりますので。)では、では。私も酔いが。・・・魅力的低音ボイスが、Eメールからも伝わってきそうです。
我が家にいらっしゃった時に、Yさんからお友達のイラストレーターを紹介していただいたんです。彼女のホームページを覗かせてもらい、早速送るEメール。
<初めまして>
さっきYさんから、素敵な貴方のイラストを見せていただきました。貴方のホームページもお邪魔しました。とっても暖かな心が伝わるイラストに、しばし見とれました。ちまちまと描いている私のモノをイラストと呼ぶのは、恥ずかしくなりました。これからも宜しく!
自己紹介は私のホームページ******でさらけ出します。E−mailは****** でございます。****が本名ですが、ペンネームで行きたいと思います。どくとるMIHI
<たちまちご返事>
Subject: はじめまして
MIHI先生、初めまして。メールありがとうございます。Yさんからお話はうかがっております。一度お会いしたいと思っていました。ホームページ見させていただきました。B型と聞いてますます親近感をもってしまいました。
私も自由奔放でマイペースの典型的なB型です。個性は強いですがこの性格が自分自身いとおしくてたまりません。(^^;)
現在SOHOスタイルで仕事をしております。事務所をもって半年になりますが、なんとかまだ頑張れそうです。一人でやってるのでなかなか大変ですが、自由で良いです。干渉や束縛が大嫌いな私としては今のまま続けていこうと思っています。周りの方からいろいろ援助していただいてる部分も大きいのは確かです。だから人との出会いはいつも大切にしたいと思っています。これからもよろしくお願いいたします。いつかお時間をいただければそちらへお伺いしたいと思っています。では。家庭も仕事も、上手に切り盛りするにはまだまだ修行が足りないようです。
−−−
なかなか頑張っていらっしゃる方です。このメールを読みながら、かのジャズの巨匠ジョン・ウイリアムス・コルトレーンを支えたアリス・コルトレーンを思い出したのです。奥様でもある彼女は、1966年にジョンと共に東京公演をこなしています。ジョン没後、ピアノだけではなくハープでその才能を披露したパワフルな彼女でした。アルバムの中で幻想的なハープを奏でる彼女は、強く優しくそして神秘的ですらあります。また、迫力がありちょっぴり怖そうですらあります。
−−−
原稿がやっと出来てEメールで入稿したと思ったら、夢だった昨夜。今夜は間違いなくこれでOK!ホットしたMIHIセンセは、焼酎ロックをぐっとあおる。「今入稿したよ。」の声に、「焼酎のお変わりは?」とMIHI奥様。「有り難いけど、止めておこう。また夢になるとイケナイ。」
参考書は、「古典落語100席 、選・監修 立川志の輔、PHP文庫、PHP研究所、1997、東京」。BGMは、ジョン・コルトレーンの奥様 Alice Coltrane/A Monastic Trio。ジャズでは珍しいハープが奏でられるアルバム。
「通」ぶってると、痛い目に遭うのは世の常でして。
落語でおなじみ「通」気取りの若旦那の災難は、他人事だから十分笑えるワケで。
<ジャズフリークのGさんから>
結婚式に「星影のステラ」を弾きたいけど、ピアノで参考になるモノがあったら教えて。
RES:そうですね。色々あると思うけど。
(1)Bill Evance Trio at Shelly's Manne-hole (2)Bill Evance /A sinple matter of conviction(3)V.S.O.P. The Quintet Live under the sky (4)Keith Jarrett /Standards Live (5)Alan Goraguer et son trio / "GO GO Goraguer" (6)kenny Drew Special Trio / The First & The Last (7)Claude Willianson's Trio/'Round Midnight を手持ちのCDから発見しました。持ち味イロイロ。他にもあるかもネ。
キャット(ジャズプレイヤーや強烈なジャズファンをこう呼ぶらしい)としては、(1)と(2)が好きッ!
スイマセン、好みの問題ですけど。
−−−翌日の外来−−−
午前中の外来診察を、お気に入りのジャズピアニストとセッション。
とは言っても、カレンダーを強引に7月にしただけ。
「MIHIセンセ、カレンダー違ってますね。直しましょうか?でも、これ誰エ?」
「あ、それはマブダチ。」「うっそー。」
「たまに、会ってるよ(インターネットでね)。」
「すごーい!芸能人を知ってるんだア。」
「あのね、ゲーノージンじゃないんよ。キャットなんよ、ボクと同じ。」
「えー。センセは、Catじゃなくて、Pig・・・。」
「誰が豚じゃア。」
見栄を張るもんじゃないネ。
−−−
<広島の同級の女医Sさんへ>
ひゃー、暑いです!さっき東京から帰りました。疲れましたが、全身でエンジョイ。
少し勉強しました。品川辺りは朝は曇り空で、風がひんやりしてたのに。
宇部空港を出たら、メチャクチャ暑かった。講演会以外は寄席とジャズでした。
寄席は相変わらず、末広亭。ジャズは、タモリさんも出入りする新宿の「J」。
客30名、ジャズバンド30名は、耳鳴りがするほどに音響が凄かった。
まだ、耳の奥でワ〜ンって言ってるモンね。やっぱり繊細なあたしの耳には、ピアノトリオが良いよね!
<と、通ぶっていると>
<女医Sさんから>
おひさしぶり、暑いですね!「J」と言えば、高校の時の同級生がそこでピアノを弾くのを聴きに行ったことがあります。Kくんといいますが、今どうしていることか。私は今、別荘の庭仕事にかなりの時間を費やしています。毎週のように通って、枝切り、草取り、たき火です。真夏はちょっと一休みしようと思いますが草の成長に負けそうで休めないかも。では、また。<え!やっぱりご存じで>
偶然、同じ日に<同じ広島のI君から>
8月8日は立秋、もう残暑なんですね!今年の夏は雨が多くて蒸し暑い、はやく涼しくなってほしいです。今日の一日はバドミントンの試合、近くの体育館で朝9時集合。開会式の後、9:45分から試合開始。私はバドミントンを始めて1年以内なので初心者級、結果は堂々の3位。とは言っても、男子の初心者級はダブルスで4組しかエントリ−なし、リ−グ戦で1勝2敗なのです。真夏の体育館の中はまるでサウナ状態。なぜなら、ク−ラ−をいれると体育館内の空気に流れができるため、上級者の試合に影響するらしいのです。バドミントンは水鳥の羽根でできたシャトルを使いますので、風に影響されやすいのです。汗が滝のように流れるので、糖分ひかえめのスポ−ツドリンク2Lぐらい飲んでしまいました。あ〜!疲れました。医院は14日〜17日まで盆休み、でも今年は特に旅行の予定はありません。近場の日帰りでもと考えています。まだまだ暑いので体に気を付けてください。
そうそう、ボクも時々「J」に行きます。今度、ご一緒しましょう。<あ、やはりご存じでしたか!>
−−−
「会議のついでに、また30人編成ジャズを堪能しませんか?お好きなんでしょ。たんと、どうぞ。」「いや、ビッグバンドは一度に限る。」
参考書は、「古典落語100席 、選・監修 立川志の輔、PHP文庫、PHP研究所、1997、東京」。BGMは、演奏中の大雨の音が聞こえる、V.S.O.P. The Quintet Live under the sky。
世の中には、それぞれに怖いモノが沢山あるようですな。
お気楽なところでは、「饅頭怖い」なんて言うお噺が有名でして。
まあ一方じゃ、怖い怖いも好きのうちなんてことを申します。
世の中には怖い(?)と申しますか、あんまり好きになれない施設のお話もありますようで・・・。
<パソコン通信時代からの友人より>
文句でーす(^-^)。施設はTです。祖母が入所して、五日目の事件でした。
祖母に疥癬が発見されて、経営者はカッカされていたみたい。
そこに再入所しなければ、入所の資格が無くなるらしいし。
でも、もう二度と行きたくないようです。
話し合いをするには、どなたかお詳しい方などに間に入っていただくようにすると良いんですかねぇ?!
そうなっては、その後の関係もぎくしゃくするのでは。
祖母がつらくあたられたりしないか、面会に行く私達も行きづらくなるのでは、と思うのです。
県の高齢福祉課は「しょうがないですね」。疥癬をもらったのは、その前にいた施設Kです。
両者の意見をどなたかに聞いたいただきながら、話し合いですがしたほうがいいのでしょうか。
疥癬の治療が終わったら、そこに戻らせてもらうほかないようです。
手紙では遠回しに、戻ってほしくない事が読みとれるといっています。
考えすぎかも知れませんが・・・。話し合ったとしても、祖母へのかぜあたりが心配ですし、親族も行きにくいです。
母と叔母はその理事長ご夫婦の顔を見るのもいやでしょう。
完治後に入所を蹴ると、特養への資格が消滅し家で看るよりないようです。
入所にあたって購入した物品の領収書も保存してあるようです。泣き寝入りしたくはありません。
あちらが間違ったことをしているのならばそれなりの指導を受けていただくことは出来ないのでしょうか。
<RES>
施設入所は、お互いの契約です。介護保険はクライアント主導型のハズですが、残念ながら施設の数が足りない!
Tって言うのは新設か、オーナーがドクターではないと想像していました。やっぱり、予想通りでしたネ。
恐らく、施設の危機管理が不足しているのでしょう。
まず、おばあさまの治療が終わってから、高齢福祉課に相談してはいかがでしょう。
高齢福祉課の人に、間に入って貰うならの話ですが。
治癒しそうになったら、現在のところで施設を指定して入所まで待つのも良いでしょう。
貴方のおっしゃる「間違っている」の定義に疑問があり、何とも歯切れの悪いご返事になりました。ご免なさい。
どちらにしても、早く良い状況になって欲しいモノです。
おばあさまには全く責任はないのですから、ただただお気の毒で。
楽しい施設生活を、送ろうと楽しみにしていたでしょうに。
<翌日、Aさんから>
お返事ありがとうございました。
1;法定伝染病以外の病気は特養で治療するはずで強制退所を促してはいけない。
2;家で看ることが出来ないと市で承認をもらって入所したら、三ヶ月は退所不可能。
3;入所持に備品を購入させられるということ。
そして、車椅子を購入するに当たって特定の業者の斡旋をするのはおかしいのではないか。
など、ひっかかる点がありまして、福祉六法とやらに違反してはいないのでしょうか?。
Tは国の補助を受けて運営されているので、国の行政監察事務所にこういうことがあったと言ってもいいのでしょうか。
こういう経営者を指導してくれるのはどこかなぁと・・・。お忙しいのに色々ありがとうございました。
<RES>
今のところは、強制退所とは言えないと思うのです。何となく、雰囲気的には強制的ですが。
強制退所は、余程じゃないと出来ません。ある意味では、ケアにおける敗北ですから。
私どもの施設でこの5年間に、強制退所になったクライアントがいます。たった一人だけです。
その方は、療養費を1年間請求し続けても一円も払っていただけなかった方です。
普通ならとっくに退所なんでしょうけど、ご家族を信じて催促しては待つを繰り返していました。
踏み倒された格好になりましたが、クライアントのおばあちゃんには責任はないですから文句も言えず。
泣く泣くお別れをいたしました。我が施設はどうやら儲けるのが下手なようですね。
通常の病気の場合はインフォームドコンセントを行い退所、入院となります。
入院も入所も私が主治医です。まるで、金太郎飴。
どこを切っても「金太郎」、どこへいっても「どくとるMIHI」てな具合でして。
まあ、良いか悪いかは別として。患者さんも家族も、気楽にモノが言える分だけ安心らしいです。
後ろで回っているCDは、ジャケット写真が怖い。湖の水面下を漂う女性が、モノクロで写っているなんて。
それは、ビルエバンスの「アンダーカレント」。怖いと言うより、斬新なインタープレイはたっぷりと深いワケで。
じっくりと、聴かせます。
−−−
「いったい、本当に怖いのはなんなのだ。」
「へへ。ここらでよく冷えたビールが、いちばん怖い。」
参考書は、「古典落語100席 、選・監修 立川志の輔、PHP文庫、PHP研究所、1997、東京」。
BGMは、ビルエバンス&ジムホール「アンダー・カレント」。
長唄・小唄・常磐津など、江戸時代には音の分野の師匠がたくさんいたらしい。
あくび指南なんていう噺があるように、落語の世界ではあくびの師匠もいたようです。
私には、ジャズ指南をしてくれるスタッフがいるんです。
ジャズに染まり始めた頃に、「日本人のジャズピアノで、お薦めは?」って聞いたら。
「そらセンセ、小曽根さんですヨ。あの人しかイイへんでしょ。」激しい関西なまりでして。
「ホウホウ。」と大きくうなずく弟子の私でありました。で、休日の昼下がり。
気がついたら小曽根ブランドCD4,5枚鷲掴み状態でした。勿論、ちゃんとお金は払いましたヨ。
「小曽根さんちゃ、どねーな人かいね?」と言うことで、
ヤフーに「小曽根真」って打ち込んで小曽根さんのホームページを発見。
ヨ・ロ・シ・ク、ごひいきに!と掲示板でご挨拶。調子に乗って、あれこれ書き込み。
<兵庫県K町のT.M.さんから>
こんにちは、初めてお便りさせていただきます。私は兵庫県の北の端、城崎温泉に近いK町に住んでいる者です。
たまに小曽根さんのHPを覗いていますがドクトル先生の書き込みがあまりに熱心なので楽しく拝見しています。
お医者さんでありながら、楽しいキャラクターの方のようですね。
医者というのはかなり多忙な職業だと思うのですが、PCにもJAZZにもご執心のようで感心します。
もっともこれがストレスの解消になっているのかも知れませんが。
僕の知る限りでもお医者さんでJAZZ好きの方は結構あります。
論理的な芸術というのがお医者さんの感性をくすぐるのかも知れません。
ただ、中にはすごいファンというより医者の装飾の一つとして捉えていらっしゃる方もあるようです。
ところで、ブルーベックのCDを一気に9枚購入したMIHI先生はすごいですね。
買う費用というよりはそれを聞く時間のことを考えるとすごいなと思います。
僕の好みでいうと彼は少し邪道のような気がしてます。
変拍子で売れ線を狙っていたというような・・・(あくまで僕の好みです)
小曽根さんの話題ですが、まだ一度も彼のライブを観て(聴いて)いないというのは惜しいです。
山口にも萩に"ビレッジ”というライブハウスがあって、しょっちゅう小曽根さんを呼んでいたと思います。
僕も実は、本業文具店の傍らライブハウスまがいのことをやっていて、小曽根さんには何度も来てもらってます。
ソロ、デュオ、トリオと色々なバージョンで演っていて。
特にデュオでは、伊藤君子、渡辺香津美、ゲイリーバートン、という組み合わせでやりました。
その後、この組み合わせは全てレコーディングしてます。彼のソロは本当にすごいです、3人分を一人でやります。
彼自身はトリオを絶賛していますが、僕はソロやデュオの方が好みです。
つまり他にリズムがいない分、一人で全部やるのでそのものすごいリズム感とテクニックがよくわかるのです。
聞いていない方にこのようなことを言ってすみません。
−−−めちゃくちゃ丁寧なジャズ指南に、お礼のRESは欠かさない。
そうかと思うと、同じジャズフリークの<S姫さんから>
ねぇ毒とる。わたしね、センセが「仕事の合間に(?)あれ読んだ、これ聴いた。」って言ってるのが、
すごくうらやましいの。家が近かったら押しかけて。あ、もちろん奥様にごあいさつしてから。
毒とるのコレクションを私のライブラリーがわりに・・・。山口県は、ちと遠いです。
RES:忙しい方が時間が濃くなりますね。色んなことを、時を操りながらこなすスリルもあるし。
新聞や雑誌のブックレビューと宣伝欄には情報がたっぷり。都会と条件はほぼ同じだけど、入手時間は大差!
速読とCD無作為購入が得意。庭で、ワインでも飲みましょう!でも神戸も、ちと遠い。
−−−
小曽根さんの「天使の死」を聴くたびに、MIHIセンセの身体はブルンブルンとスイング。
こいつを見たわが師匠、「ノリがいい。貴方は立派な、ふとっちょキャットだ。」
(注;キャットとは、スラングでジャズメン&ジャズフリークのこと)。
参考書は、「古典落語100席 、選・監修 立川志の輔、PHP文庫、PHP研究所、1997、東京」。
BGMは、小曽根真トリオ「ノー・ストリングス・アタッチト」。
しばしばポケベルのスイッチを入れ忘れる(ワザとではないのですぞ!念のため)
MIHIセンセを探すなら、少し前なら「パソコンの置いてあるところ」だった。
医局、薬剤部、老健の施設長室の3カ所。
モバイルパソコンがほしくて、パンフレットの収集に余念がなかった。
人間がパソコンのところに移動するので、自分のことを「パソコンくっつきモバイル体」と呼んでいた。
ある日、深緑の小さなバッグを持って外来に現れたMIHIセンセ。
ナースに、「いやだ、ニューハーフのチイママみたい!」なんて言われたりすると。
小指を立てて、「ハイ、ニューボトル!ニューボトルう!
ぐぐっと、開けて。ハイ、ハイ、ハイッ!
いやーん、素ウ敵なア、飲みっぷりイ。サ・イ・コ・ウッ」なんてね。
実は、このバッグは、WindowsCEのマシンが入っているんです。
モノクロだが、電池2本で公称30時間が気に入っている。
予備電池2本、ハンカチ、手作り名刺7,8枚、ペン。
全部込みでも1Kg以下。4MBのメモリカードで、文章の記録なら十分。
MIHIセンセが神出鬼没で行方知れずになっちゃうグッズは、
どらエもん風に言うと「どこでもパソコン!」。
胸騒ぎのような気分だなと思ったら、不整脈のことってあるんですよ。
Eメールと言えば、誰かさんが相手と相場は決まっているが。
相手が自分と言う変則利用は言ってみれば不整脈的かも知れない。
まるでビル・エバンスのアルバム「symbiosis」。始まりは不協和音的。
循環器をかじった私にとって、それはまるで多発性心室性期外収縮的。
つまり、胸騒ぎ風、胸中かき混ぜる風、胸がせつない感じ風。
お薬が効いてきたのか、しばらく続いていた不整脈メロディーはコントロールされる。
本来の、と言うか。従来のビル・エバンスらしい味が、やっと濃くなってくる。
ようやくメロディーラインを楽しむことが出来る余裕、それは精神衛生上すこぶる良い。
余裕のEメールというわけではないが、仕事場で打ち込んだ文章をEメールで送ることがある。
自宅で読み直し、手直しも出来るようにEメールを使うワケ。
たとえば、ある雑誌の編集後記。
「施設長室で何かを始めると、外来に呼ばれる」マーフィの法則?
とりあえず、途中までの文章をEメールで自分へ。
患者さんの検査結果が出るまでの待ち時間に、薬局へ侵入。続きを書いて、また自分へ。
その日のポストには、自分からの細切れEメールがおよそ5通。宛先が自分だけじゃつまらない。
架空と言うか間違った宛名を勝手に作って、そこへ送ると返送されてくる小技も使う。
例えば、ikatako@cs,mjn.or.jp みたいな(でも、案外あったりして)。
手ぶらで帰宅、手直しをして架空の誰かさんへEメール。
またまた手ぶらで出勤し、昼休みに印刷して渡す。フロッピーで持ち歩くよりは、安全かも。
東京出張には、モバイルパソコンは欠かせない。
新幹線なら缶ビール片手に、往復8時間はキーボードを打ちっぱなし。
報告書1000字、エッセイ5000−6000字。
飛行機なら、ぐっと減って2000字が限度。
往復1,5時間なんだけど、富士山の上でエアポケットに入るらしくて。
突然、コーモンがキューッと閉まるくらい落下する。
これじゃあ、キーボードなんて打っていられない。
早めにビールを飲んでも酔う前に着いちゃうから、文章に勢いがないワケで。
1999年6月。経済企画庁が発表した新人類。それは、若者のとはちょっと違う。
高齢化と高学歴化が進み、その結果生まれた高齢新人類なんだそうで。
スキー、テニス、パソコン、インターネットと、何でもありのシニアの出現を予測している。
ライフスタイルの多様化と進化は、「としより」なんてもう言わせない。
既に我々「団塊の世代」は進化しているから、化石のような若者はすぐに追い越してしまう。
パソコン商戦はインターネットを軸にして活発になり、
ハイスペック・マシンに送るシニアに視線は熱い。
シニア・クライアントが、Eメールの世界を牛耳るかもネ。「そこのお若いの、ご油断召されるな!」
長距離出張に、モバイルパソコンと手のひらサイズのカメラ
(おかげで自慢の一眼レフはドライボックスで冬眠中)が定番の私である。
私の身の回りを、ぞわぞわと物欲の嵐が吹き始めた。
デジカメ付きB5サイズノートパソコン。
1回の充電で8時間以上持つマシンが発売されれば、即買い!
「文章も動画さえも圧縮して、一気にEメールで送ってしまおう!
出張報告も、移動中にEメールで院長と事務長に送っておけばOK。
家の玄関のドアが開いた頃には、ご機嫌な酔っぱらいのできあがり。
ほんのり赤い顔、手に一杯のおみやげをぶら下げて。」。
こんな白日夢もすぐに現実になるはずだ。カタログをせっせとお集めよう。
物欲は人生のエネルギー源というわけではないが、
新しいおもちゃへの憧れはシニアのエネルギー源の1つかも知れない。
シニアになって遊び道具をたくさん持っていることは、
高いQOLに通じるキーワードのような気がしているがいかがだろうか?
− − − − −
物欲の嵐、そしてEメール その後
2000年の4月には2台目のカラー液晶モバイルとなり、カルテ整理に使っている。
下の娘が上京して残ったiBOOKを機嫌良く改造は、
ハードディスクを3MBから20MBに換装。
ソフトを入れ直して、カードリーダーとMO(共にMac & Win両用)を装着。
これでしばらくは大人しくしていようと思った。
でも医局で使っている古いノートパソコンに、「あんた、ぼつぼつ壊れる頃やなー。」と念じると。
「お待ちしていました!」と怪しい動きをし出す、都合の良さ。
「うーん、どうしようかなー。」などと、誰も聞いていないのに独り言をブツブツ。
新聞のチラシのチェックに余念がないMIHIセンセなのである。
自分に合ったメーラー(メール用ソフト)があると良いモンだ。
5年前、「電子メール de 楽しめーる」という本を手にしたのがきっかけで、シェアウエアのメーラーを愛用している。
Winbiffというヤツで、安くて愉快なソフトだ。メールを送信すると、郵便受けが飛び跳ねる。
気になるのは、国籍不明な(チャイナ?)郵便屋さんの絵くらいなモノだ。
一度料金を払うと、余程のバージョンアップでないと無料というのが良い。
フリーウエアでも結構良いヤツがあるらしいから、世の中には凄い人がいるモンだ。
Eメールを使い始めて4,5年だが、Eメールに関する記事には気にかけている。
これを読んでいると、危険な目にあったのあわないのとかまびすしい。
たかが(とも言えないが)Eメール、クールに行きたいモンだ。
クールと言えば、クールジャズってのがある。
医者の息子だったが、ニューヨークでジャズを始めたマイルス・ディビス。
彼のアルバムの「クールの誕生」はあまりにも有名。このクールとは、クールジャズのことらしい。
中音域のメロディーラインでドラムとのかけあいやピアノとの対話は、マイルスをあまり知らない私でも気に入っている。
どうやら彼の初期のスタイルなんだそうだ。話をクールからEメールに戻そう。
Eメールを利用していて、気になることがいくつかある。
いただいたメールをコピーして再利用しやすいのは、手紙やファックスとは大きく違う。
創作性のないモノ以外は、著作権があることを忘れてはいけない。
実は、「Eメールで行こう!」に出てきたEメールはプライバシーや著作権に配慮して色々と内容を変えている。
個人的な部分は割愛して、創作したところもある。著作権には気をつけたい。
すぐに返事をする筆まめ(キーボードまめ?)の私であるが、
一度送ったメールは削除できないことを知っているから細心の注意を払っている。
ポストに他人の手紙が誤配されるように、Eメールにも誤配があるらしいが経験はない(そう思うのは自分だけだったりして)。
分厚い手紙をもらうと嬉しいモノだが、Eメールはそうでもない。
大量のファイルは圧縮してほしい。
今まで最も凄かったのが、60KBを越す写真3枚添付のメール。
写真はJPGに圧縮されていたとは言え、大きすぎて17インチのディスプレィの画面一杯。
パソコンが暴走したのかと思うくらい、ゆっくりだった。
世の中に「メール爆弾」というのがあるらしいことを知ったばかりで、
わが家のパソコンにミサイルが発射されたのかと思ったりして。
くれぐれも、サイズに気をつけたい添付ファイル。
テキストだけ読んだのではまず感染しないが、くっついてきたバイナリファイル
(マクロウイルス付き)やエグゼファイル(拡張子に exeのついたヤツ)が危険らしい。
知らない人から届いたモノは要注意。いくら良さそうでも、開けてはいけないパンドラの箱。
昔、MS−DOSの時代に一度だけウイルスを経験したことがある。
名前は忘れたが、人からもらったフロッピー。
その中にあった、なんたら exeを「何じゃ、こりゃ?」でクリック。
空きがあるはずのハードディスクに、ソフトをインストールしようと思ったが「空きがない!」の警告。
フロッピーをくれた友人も同じ症状。泣く泣くハードディスクをフォーマット。
当時はせいぜい 40MBだから良いけど、
今や20GBや60GBなんて言うハードディスクが増えている。
触らぬファイルに、泣きの初期化無し。
初期化で澄めば良い勉強になったのかも知れないが、クラッシュしたら勉強どころじゃない。
もちろん、私だってそんな勉強はしたくありませんよ。
デマや迷惑のEメール、不幸のEメール
(何日以内に同じメールを、何人に送らないと不幸になっちゃうぞ!
知らないよ、言うことを聞かなくてキーボードがまな板になっちゃっても。みたいなヤツ)
があるらしいけど、不幸にも(幸せにも?)経験がない。
ただ、Eメールでナンパされた女性(同僚のナース)から相談を受けたことはある。
どこかのホームページを見て、メールを送ったら、「今度そちらへ旅行するので会いましょう!
で、日時は…。」に慌てたらしい。
「どうしましょ?」って言うから、
「基本的に男は羊の皮をかぶったオオカミ。そりゃ、オオカミの皮をかぶったオオカミもいるけど。
ガルル…。」と返事。
すぐに来た返事が「MIHIセンセもオオカミになるんですか?」。
じょ、冗談じゃないから「実を申すと、私はピンクの豚の皮をかぶった牛です。ンモー。」。
確かに、私が入っていたパソコン通信ネットで知りあって結婚した人もいますけど。
そんな甘いお話は、やたらにあるモンじゃない。お嬢様お気をつけて!
1999年6月。組織犯罪を防止するために、通信を傍受できる法案が可決された。
Eメールを合法的に傍受できるらしい。
ただし、医者と弁護士の業務に関するメールは傍受してはならないとあった。
でもね、それをどうやって識別するんだろ?
医局から、飲み会の打ち合わせメールは傍受されないのかな?
<えーと、0月X日18:30。会場は、焼き肉「子牛亭」です。会費は¥5000。
食べ放題、飲み放題、騒ぎ放題、そして、焦がし放題!
ただし、焦がしたヤツは責任持って全部口に入れて出ること。>
<くっそー。傍受して損した!クダランメールは医局から出すんじゃないの!
ヒミツの業務かと思ったのに。でも、あんたら。毎週飲み会じゃないの。ホント、好きやネー>
Eメールを傍受されないためには、用件は封書にして本人に手渡すかそっと耳打ちするしかない。
まあ、どっちにしたって私のメールは他愛のないモノばかりだから、どうでも良いけどネ。
それにしても物騒な世の中になったモンだ。
− − −
Eメールとリスク管理 その後
アメリカにエシュロンと言う組織があって、世界中の通信をチェックしているらしい。
最近のTVで聞いたんですが、赤軍派のなにがしがEメールを使ってやりとりをして
違法入国を繰り返しているのも知っていたとか。暗号文なんか使うからだよネー。
普通の文章の中に、散りばめておけば分からないかもね。
「O月X日。飲み会開始(到着)は、18:30。オカフク(福岡空港)で。
2名参加で、予定通り。」。
<ちっ、エエなあ、俺たちゃ通信傍受で忙しいのに。またこいつら、飲み会か!>みたいな。
ホッとしてるときに来るEメールってのは、心が和むモノだ。
日記風でとりとめがなかったり、相談したり、グチを言ったり。
− − −
<準夜が終わって>
お疲れさまです。Sです。準夜が終わってゆっくりしているところです。
今メールが来ていることに気がつきました。先生は、Gっていうグループを知ってますか?
3日に広島でコンサートがあって、行って来ました!
凄く盛り上がって、その嵐の中で「S感激イ!」ってカンジで。
センセのお好きなジャズとは全く違うジャンルですけどね。一度どうですか?
まっ、とりあえず明日までは仕事を忘れて連休を楽しみましょうネ。
センセも、あと1日エンジョイしてください。休み明けはつらいですよ。
お互いに頑張りましょう!!
<すぐさまご返事>
そうじゃね。しかし、生はええなあ。
5月末に東京で会議があるので、その時はジャズスポットを探してみましょう。
生のジャズピアノって、最高なんだよね。連休中は、CDでジャズ三昧でした。
この3日間、活字と格闘しています。読書は3冊しか・・・。
でもね、ある雑誌から連載エッセイを依頼されて、10ヶ月分を書き上げました。
約2万字!!推敲しなきゃ。多分最終的に残るのは、1/5以下でしょうけど。
とりあえず、骨組みが出来たと言うことで。
ホント、休み明けはつらいですね。お互い頑張りましょう!
− − −
かと思うと、MIDI導入でTさんに相談したら。
<MIDIは楽しい>
(1)「MIDIの場合、RAMは多い方がいいですか?32MBなら何とかできますか?」に。
ハイ、32MBで多分OK。圧縮ソフトがシーケンサーとあたらなきゃオーライと言うことで。
(2)「ペンティアムの133でMIDIが出来ますか?古いノートPCがあるモノで。
RAMは96MBにする予定ですけど。」に。
出来ます。MIDIはそれほどCPU負荷を必要としないので。
(3)「必需品は?」に。
まず、MIDI音源です。Yのサウンドブラスター互換カードやソフト音源があればOK。
そして、シーケンサーソフトがあれば。お勧めは、Rです。Winなら、フリーソフトが沢山あります。
(4)「予算は、10万円以内で大丈夫?」に。
売り物のシーケンサーソフトは音源(外付け)とセットで3−4万円から7−8万円で揃いますよ。
PS.Haは割と使いやすいのではと思います。
プロ用の高機能ソフトは確かに至れり尽くせりなのですが、色々なボタンを覚えるのに時間がかかる。
知っていても必要のない機能が多いし、あまり好きになれません。
直感的に作れるシンプルなモノが好きです。とても澄んだサンプリングの音です。
作品が出来ましたら、ぜひ試聴させてください。ではでは。
− − −
飲み会の打ち合わせは、簡潔スピーディ。
<会場は>
来週の金曜日、PM6:30。焼き肉屋「HR」を3名で予約しておきます。
早く乾杯をしたいモノですね。もう、喉が鳴ってるウ・・・。
<了解!>
仕事が終わったら、特大のビアジョッキを担いで駆けつけます。
6:25に店の前でお会いしましょう。
− − −
<楽しかった>
今晩は久しぶりに楽しかったです。たまには息抜きも必要ですね。美味しいお酒とジャズ。
自分の中の色んな問題が小さく感じられて、何だかやる気が出てきました。
私も休みはだらだら過ごさずに、医療環境の本でも読破しましょうか。
MIHIセンセのエッセイの新作が早く本になると良いですね。
1冊¥600で、新書版なら売れるかなア?あ、私は絶対買いますよ。
ただし、¥1000以下なら・・・。けして、著者謹呈をねらおうなんてことは、考えてますけどネ。
<そりゃ、私も楽しかった>
しかし、大事なことを忘れていました。
「ペンティアム3のオーバー500MHz、RAMは256だあ!
パソコン自作への道まっしぐらか?とか。それともメーカーモノにするか?それが問題だ
(そんなことを言うヤツは尼寺じゃなかった、破れ寺へ行け!)。
Win VS Mac、世紀末対決の勝利者は?」も良いですけど。
MIDIで病院の歌を作詞作曲する話は、どうなったんでしたっけ?。
そうそう、帰り際に流れていた曲のタイトル。アレは何だったか、覚えていますか?
今度の休みに買いに走ろうと思っているんですけど。
「いやー、Eメールって良いモンですねー。」なんて、どこかの映画解説者みたいな。
− − −
ちょっと休憩Eメール その後
ナースSさんも、飲み会とMIDIのTダンナも、バラバラになってしまった。
最近じゃ滅多に会うことはないけど、Eメールごっこは続いています。
ナースSは、職場が変わり。Tさんは、仕事上のお勉強で大忙し。
試験の結果はどうなったんだろうか?
Eメールは丸ごと良いとは限らないぞと思いながら、キースジャレット「星影のステラ」を聴く。
キースのゆったりしたピアノソロから、ゲイリー・ピーコック(b)とジャック・ディジョネ(ds)
が加わって、熱気を帯び始める。
仕上げの良さをカンジさせる曲だ。
アクセスしてもすぐに仕上げの良さが分からないのが、
しつこくて写真の多いくだらん宣伝(スパムメール)だ。こいつは、コメンこうむりたい。
1枚が高々30KBでも、5枚も6枚もあれば開くのに時間がかかる。
やっと開いたら、何じゃこりゃ!同じ様な写真で、怒り心頭だ。
そう言えば、「星影のステラ」は映画「招かざる者」のテーマだった!
スパムメールは、お呼びじゃない「招かざるモノ」だね。
(1)Subject:「50代からの月刊R創刊」教えます&探してますコーナー
A)私が推薦する医院や先生
B)良い病院紹介:全国名病院探訪
C)患者学を身につける:医者とのコミュニケーションを考える
D)地域ルポ:老人も楽しめる街作りと人
☆各地域からの情報をお待ちしております!
東京からだけの情報発信ではなく、「地域版ミニコミページ」にて。
日本全国・各地域からの情報も展開してゆきます。
ぜひお力添えをいただければと存じます。
<アタシがもうすぐ50歳になる医師であること(当時)をどうして知ってるんだろ?
知らんふりして、自己宣伝しちゃうぞ。それにしても、どこから情報を仕入れるのか、不思議>
(2)我が社(設立昭和30年)は手術用の縫合糸のメーカーです。この度…。
<あたしより若いワケね、可愛いモンじゃないの。あら?私は内科医だった。
手術はしないし、。え?知ってる医者にチェーンメールをしろって言うんですか?
不幸の手紙じゃあるまいし。不幸の手術用縫合糸なんて、縫合不全で傷口パックリ開いちゃうゾ!>
(3)初めまして、私は美容師のJTと言います。平成8年から個人で訪問美容の仕事をしています。
出張美容サービスで、料金もご利用しやすい設定になっております。
お気軽にご利用いただきたいと思っています。
<美容には興味がないけど、Eメールしたら痩せる何てのはないのかね?
劇ヤセEメールで貴方もダイエット!!なんてね>
(4)朝夕寒く感じる季節になりましたが、いかがお過ごしでしょうか?
今日は、面白い資料が…・・。納豆・納豆菌の研究の参考論文をご紹介します。
<ご丁寧なご挨拶いたみいります!突然納豆の話なんて、凄すぎる。
何となく、論文を読みたくなるから不思議だ。でも、Eメールが糸を引きそうで。
メールを読むときは、ネギとしょうゆと和辛子を準備するんだろうかネ?>
(5)今回ご案内させていただきますのは、我が社の自信作です。
「低騒音型クリーナー」と「電源不要の手押しクリーナー」の2点です。
<何でわが家の掃除機を買い換えるのを知ってるんだろうか?
カタログが散乱する机の上を見ながら、ちょっぴり驚いたりして。
まあ、静かに掃除をするのは良いけれど。
電源代わりに手で押すぐらいだったら、ホウキで十分じゃないの?>
(6)突然メールで失礼申し上げます。
史上最大の毒物であるダイオキシンを発生させる焼却に対して、独自の方法を考案いたしました。
それは、通常の感染性医療廃棄物の処理法とは全く異なるモノです。
商品名「PD」で…。
<環境問題を考える人は、やっぱ、礼儀が正しいね。地球環境に優しいEメール!何てネ。>
少ないうちは「ホウホウ・・。」てな調子だった。
しかし増えてくると怒りに変わる、連呼しつこいスパムメール。
でも気になるのもスパムメールかも?
ミルト・ジャクソンを聴いていたら、3曲目「What's new?」が流れ始めた。
ビブラフォンは、まったりしているのに口当たりさわやか。一口目が新鮮で。
いくら食べ続けても、けして飽きの来ないお味。
どこまでも香りは芳醇で、他の食材と見事に融合しているところが素敵だ。
主張しすぎないところが、まさにビブラフォンの鉄人!なんて言うのは、料理番組を見過ぎたせい?
What's new?"
Nothing in particular."
How about your E-mail?"
― ― ― ―
招かざる?Eメール その後
名刺やアンケートにEメールアドレスを書きまくったモノだから、やたらめったらCMメール。
最近はやりで、とっても怖い出会い系サイトやら。ソフトのバージョンアップやら。
多いときで、10通を越えるEメールの8割はしつこいスパムメール。
ゲップが出そうなくらい来るようになって、アドレスをそろそろ変えようかと思っている。
文章を書いたら、お金を払うのが当然である医学論文の世界しか知らなかった。
そんな私にとって、読書週間・懸賞論文での佳作賞500円のテレフォンカード1枚。
アレはどこかに行ってしまったが、モノを書いてなにかをいただくってとても嬉しい。
ましてや、お金なんかもらうと天にも昇る気持ちだ。
「ホームページを見たんですけど。お会いしてちょっとお願いしたいことがあるんです。
月一回、テーマを決めますので書いていただけますか?」の突然Eメール。
うわずった私のご返事メールは、「本当に私で良いんですか?」だった。
昼下がりの午後の外来に、新聞記者さんからの電話。
ちょっとお話ししたいことがありますので、今から伺っても良いですか?とのこと。
まもなく現れたSさん。
「なかなか面白いホームページですね。」
で、ホッとさせておいて、「月に一回、ミニコラムの依頼原稿」のお話。
その夜のEメールは、「早めにテーマをファックスしますので、お願いします。」。
これに、念押しEメール「テーマは2週間前にお願いしますね!」。
その筈だったのが…。300字で2500円いただけるのはめちゃくちゃ嬉しいけど。
担当の人が変わるたびに、テーマ到着と入稿のタイムリミットが短くなるのはなぜ?
こんなことはSさんのメールには書いてなかったぞ!消してしまったメールは証拠にならない。
Eメールは必ず保存しておきたいモノだ。写真さえなければ、テキストファイルだから。
128MBのMO(光磁気ディスク)でも安全でたくさん入る。
お勧めの保存媒体は、640MBのMOだ。これなら、死ぬまで一杯にならないかも。
一年契約だったのが半年延長なった頃には、書き直す回数もかなり減った。
第一回目は、確か10回以上書き直したと記憶している。
ところが、場数を踏むうちに生意気になってしまった。
テーマが来るのが、待ち遠しくなってしまったのだ。
どうぞリクエストを!Anytime OKだぜ!!状態だ。
書くことは格闘技である反面、書き続けさせると言う媚薬の香りにあふれている。
うっ、早くリクエストを!
リクエスト!と言えば、今トールボーイのJBLスピーカーから流れているのが
オスカーピーターソンの「ウイ・ゲッツ・リクエスト」だ。
ナイトクラブの客のリクエストを、すすんで演奏した彼。
この中から選んだナンバーを集めたアルバム。
理想的な生き方というか桃源郷のような「酒とバラの日々」なんて言うのがある。
オスカーの緊張感が伝わってくるアントニオ・カルロスジョビンの名曲、「イパネマの娘」が良い。
今のところ、新聞の入稿は常にファックスだ。
唯一の抵抗は、ファックスモデムで原稿を送るくらい。
ある時、「Eメールで入稿しても良いですか?」とファックスしたら。
「Eメールは信用できませんから、ファックスでお願いします」。
まだまだ、一般にはEメールは信頼度が低いのか?かくいう私も、実は信用していないのだが。
と言うのも、土日にEメールをすると届かない特定の人がいる。返却されるのだ。
平日にそのことを伝えると、
「やはりそうですか。同じことを友人にも言われました。我が社のEメールは週休二日のようです。」
通常、メールは複数のサーバを経由して届くらしい。
中継点で迷ったメールは、元に戻される手はずに。
ただ、サーバの状況によっては返却されないこともあるらしい。
Eメールが返ってこないから、送ったメールがすべて届いているという保証はないことになる。
だから話はややこしくなるわけで。
結局、「確認のメールを下さい」と書き込んでおくか、
電話やファックスで「Eメール送ったけど、届きました?」なんて確認する方がいいのか?
重要な連絡や用件には特にそれが必要であろう。
これがEメールのリスク管理というモノかも知れない。
で、お粗末な川柳を。
「Eメール 届いたかな?と ファックスし」
「ファックスが 届いたかな?と Eメール」ドミ庵
− − −
「信じたいEメール」その後
この原稿の頃は、ファックス入稿だったが。翌年の、第2弾は全てEメール入稿。
わが家のファックスは、病院からの「緊急心電図解釈」か、奥様の通信販売の購入申し込み用になってしまった。
Eメール入稿も、1年契約延長して終わった。こんなことは、当分無いであろう。
元患者さんとアドレスの交換で始まった、Eメールのがんばり競争。
団塊の世代のお付き合いは、仕事だけじゃつまらない。
歳をとったときにどれだけ遊べる道具を持っているかが自分のQOLを高めるカギだ!
だからこそ意地も出るわけで。
…
<トンデモEメール合戦のご披露>
もちろん応酬しているのが私でして。トホホ、情けない。
攻撃:某大学の公開講座で宇宙工学を学習中!試験があるので大変。
応酬:会議のついでに新宿末広亭を探訪。¥2800で古典芸能を学習!腹を抱えて笑う。
攻撃:書道で入選しました。明日、展示会場に行ってみます。
応酬:イラストでも描こうかと思いつき、スケッチブックを¥780で購入。
B5の鉛筆を買い忘れましたので、もう一度お店へ行ってみます。
攻撃:イエローナイフでオーロラ見物に行って来ました。写真を貼付しますので見て下さいね。
(これが何と、大きなファイルで3枚!開くまでの長いこと長いこと。でも、悔しいくらい綺麗だった。
応酬:自由が丘でジャズをエンジョイしました。当日演奏のピアニストのCDを買って、サインもらって、肩組んで写真を撮ったりして。飲み代¥5900とCDでおよそ1万円。
…
攻撃に応酬は続くモノの、連敗で焼けっぱち気味。
「山本邦山(ジャズ尺八)のアルバム”夢幻界”を持ってる人は少ないかもね?」、なんてガキの喧嘩じゃあるまいし。
でも、山本邦山の妖しい尺八とゲイリー・ピーコックのベースが響いてくるとトリップしちゃう!なんてね。
一人悦に入ってる自分が、あんがい可愛かったりするわけでして。
とうとう決定打が来ました。
私の攻撃:パソコンミュージックの準備をしています。
RES:昔エレクトーンを習っていまして、編曲をさせられたことがありますけど・・・。
<パソコンのキーボードしか知らない私は、X>
RES2:書道仲間の友人の講師にご指導いただくことに・・・。
<のけぞるミミズ字の私はとうてい太刀打ちできずに X>
だめ押しRES3:そうそう、面白いことがありました。私の作品をぜひ欲しいと言われる方がいらっしゃって、結局近所の茶道をたしなまれる方の家に。
<お土産をつけても、私の書いたモノなんか!。で、完敗。>
この方から、カラフルで壁紙付きのEメールが届いたんですが。開くのにちょっと重いし。
このEメールに、質問が付いていまして。
「どうして、相手によって私のメールは読みにくくなるんでしょ?
一部の友人から、「フツーのEメールにして。貴方のメールは暗号みたい。」って。
メーラーによっては、HTML形式Eメールはタグだらけで、読めたモンじゃない。
ほら、こんな風に。
・・・
<HTML>
こんにちは。<BR>
先日は長野で、撮影会がありました。<P>
空気も地ビールも美味しくて、5才は若返りました。<P>
</HTML>
これならましなほうだけど、色やフォントのタグが入っていた日にゃ。
<HTML>
<FontSize=3 Face=”MS Pゴシック”>
<Font Color=”#0000 FF”>こ
</Font><Font Color=”#3F00E0”>ん
</Font><Font Color=”#7F00C0”>に
</Font><Font Color=”#BF00A0”>ち
</Font><Font Color=”#FF0080”>は
「こんにちは」だけで、こうなっちゃうんです。
HTML形式に対応していないメーラーは悲惨なんですわ。
オマケに表組みでもあったら、キーボードをぐるんぐるん振り回して暴れちゃうぞ!
「Eメールは、どうぞ肩の力を抜いて。お気楽に。」と言いたい。当然、自分自身にも。
−−−−−
「つい頑張っちゃうEメール」その後
時々来るEメールは、相変わらず頑張っているらしい。
応酬しないことにしてからは、「へエ、凄いッスねー。」で攻撃をかわすのが得意になりました。
攻撃され続けて、3年目に入りました。ヒラリ、ヒラリが身に付いた毒とるMIHIです。
どうやらSが癌らしいことが聞こえてきた頃より、ヤツとの文通が活発になった。
自分の病名は知っているはずだが、互いにあえて「病気」と言う2文字は言葉にしない。
そして、まだEメールの設定がうまく行かないらしい。
「うちの蝋梅は蕾ですが、Sのところは咲いているの?
我が家のは、日当たりか栄養が足りないのかも知れないね。
ところで、Eメールが繋がらないらしいけど何でやろ?
まあ、マニュアルをしっかり読んでみてね。
そうそう、今の読書は山本周五郎ですか。私も好きですね。
「五弁の椿」とか「おさん」とか、読み終えた頃に涙が出ているのが多いね。
ボクはSの「今もっと大事なことは何か?」の問いかけに答えられるほどの男じゃないけれど。
私なりに言わせてもらうと、”今を素直に生きるかな?
今すべきと感じたことやしたいことが大事なこと”でしょうね。
焦っても仕方が無い、肩の力を抜いてね。
今ボクは、Sのことを思いながら手紙を書くのが大切なことだし。
さっきまでは、心筋梗塞の患者さんが大事と思って休日返上で病院に。
病状が安定しているのを確認したら、すぐに病院を脱走する。
帰りがけにパソコンショップで注文していたソフトを買うのが大事だと思う。
それで良いんじゃないかと。時は流れて、常に一ヶ所に留まってはいない。
だからこそ、その時々を素直に生きるですかね?
<わずかに残された自分の時間を家庭のため、自分の人生の締めくくりのためにどう使えばいいのか。
今、何をなすべきか?何が優先順位で1番なのか?肉体は消耗し、精神をむしばまれて行きつつある。
でも頭だけは冴えわたっている、そんなヤツの苦しそうな顔をすぐに想像してしまう。>
ここで、続きはEメールで!とプレッシャーをかけておくとどうなるかなと思うんです。
Sのある時間はEメールの設定をするのが大事なことになってしまうかも?」
Sへの最後の手紙は、彼の通夜に送ったファックスだった。
「島根の Sへ 毒とるMIHIより、発信は1997年、3月24日。6月に会うはずでした。
H君から外来にかかってきた電話で、君のことを聞いたけど実感がわきませんでした。
でも外来が一息ついた時、トイレの鏡の中の顔を見た途端に泣けてきました。
帰宅して、60通目の手紙をまた泣きながら書いています。
いつもはこんなに泣き虫ではないけどネ。
ここに今日出すはずだった私の手紙と、一昨日君から届いた手紙があります。
何を書いて良いか分からないままに、最後の手紙を書くと言うのは辛いもんだね。
30日の昼過ぎに君のヒゲ面(の写真?)をK君と一緒に見に行きます。
その時に、今日君に出すはずだった手紙を持参します。
湿っぽいんは御互いに好みじゃないから、もう泣くのはよそう。
<奥様へ>
悪友として、何にも出来なくて申し訳無く思っています。
私に出来ることは、Sを一生覚えておくことくらいです。」
SといつかはEメールだ!と言いながら、1年間で59回の文通の末に他界。
しばらくして、島根から突然Eメールが飛び込む。
ヤツの妹さんがパソコンをもらい受け、インターネットを始めたらしい。
「突然のメールですが、Sの妹です。
兄のノートパソコンを整理していたら、MIHIセンセのアドレスを発見した次第。早速メールを送りました。これからもよろしくお願いします。」
時々Sを思い出しているが、妹さんとは面識がまったく無い。
Sの思い出をメールすると、
「メールをありがとうございます。私の周りにインターネット友がいなくて、寂しいモンです。
年賀状にEメールアドレスを書いたら、少しだけ反応がありました。
今年になって、アドレス帳に5人の名前が連なりました。
初めての人から来たメールを開くって、ハラハラ・ドキドキ嬉しいモノですね。
なんか縁って言うか不思議だし、う〜ん。
それにしても、ホームページはギャラリーが少なくてトホホです。
ときどきMIHIセンセからの励ましのメールで立ち直ります。
その後、ホームページ作りのアドバイスを続けていると、
「Sの妹より。人間生きていてどれだけのモノに興味がもてるかで、価値観がずいぶん変わりますね。
1つでも他人より少ないと、寂しい気と損をしたような気分がします。
育った環境がそうしたのだと言いたいけれど、兄はそうではなかったですもんね。
入院しているときも、音楽を愛していたのが記憶に残っています。
昔、兄がベンチャーズのダイヤモンドヘッドを聴かせてくれて。
だから、それを聴くと兄を思い出すんです。
それと、「禁じられた遊び」は兄がギターで練習していたような気がするし。
それは、私の思い違いだったような気もするし。
でも何故か、あの曲を聴くと兄の姿が浮かんできます。
MIHIセンセ聞いてません?兄がギターの練習をしたこと。」
久々のLPレコードは、針を落とすときに緊張する。
かけているのは、Sが米国留学から帰国したときのおみやげ。
それは、フレンチクオーター付近の、リザベーションホールのライブ盤だ。
床を踏みならす足音や歓声と拍手が良い具合に入り交じっている。
曲の合間のノイズさえジャジーだ。
モワモワ、喉に刺激的なたばこの煙が漂ってきそうなヤツだ。
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亡き親友とまぼろしのEメール その後
時々、当直の夜なんかにSを思い出すことがある。
「こんな時、Sじゃったらどうする?」なんて、独りブツブツ言ってる自分に気付いてニンマリ。
TVで、あの懐かしの「ベンチャーズ」演奏会を宣伝している。
久しぶりに、「テケテケテケ・・・。」でも夫婦で聴きに行こうかと思案中である。
学生時代に使っていたフォークギターは、何処かに行ってしまった。
気分を変えて、ウクレレに挑戦しようかな?
早いモノで、今年はSの4回忌だ。
「初めまして、花の女子大生をやっているHIです。
部活の合間に、ゼミのレポートの資料集めをしていたら貴方のホームページに着きました。
大学のレポート作成に参考に、無事レポートを出すことが出来ました。」と、お礼のメール。
その中には、部活で白馬に遠征に行ったことも綴られていた。
その後しばらく音沙汰が無かったが、部活が忙しいモノと思っていた。
別の女性からEメール。
「MIHIセンセのホームページを拝見しました。S県より御便りします。
友人が通う大学で、留学生と日本人を交えたフォーラムのリーダーをやるんです。
そこでは介護保険のことをテーマにする予定です。
いろいろと検索していたら貴方のホームページに至りました。
私は大学生たちよりちょっと年上で、S県に引っ越してきたのは祖父がらみでした。
介護する叔母たちの愚痴や、祖父や叔父に対する母の怒り。
その渦に、私自身も巻きこまれてホトホト疲れておりました。
ホントに老後を看るって大変な労力と精神力がいるものですね。
それにしても、介護保険はあてにならないと思っています。
今回のフォーラムでは、今の現実を踏まえた学生諸君がどんな選択をするか気になるところです。
そんなわけで、貴方のホームページを勉強させていただきます。JNより」
ホームページを見てくれる人が結構いるモンだなどと感心してしまった。
それから2,3ヶ月した頃、HIさんから元気のないEメール。
「私。いま、人間不信で落ち込んでいます。
バイトしてようやく買った大切なバイクが、盗まれちゃったんです。
綺麗に磨いて、チェーンも2つもつけて。泣きそうです。
仕方がないから、オヤジさんのおんぼろバイクで通学しています。うう、涙が…。」
ここで黙っていちゃ、男が廃るというワケではないが。激励のEメール。
「ケガがなかっただけ、良かった。心は買えないが、モノはいつか買える。
悲しかった分だけ良いことがある!」
「悲しかった分だけ良いことがあるって言われて、元気が出てきました。」
この励ましのせりふは、ネタがあるのだ。
「K君、止めるんだ!そんなことをして何になるんだ。」
「もう良いんです。あいつをこの銃で撃って…。」
「復讐はそれで十分だろ。さあ、銃を渡すんだ。」
「イヤです。私たち兄妹は、あいつのためにずうっと泣いてきたんだ。許せない!」
「君の無罪は、証明されたんだ。そいつは俺が逮捕する。君ではなく、法が裁くんだ。」
「この悔しさは、誰にも分かるはずがないんだ!ウウッ」
「分かるさ!君は妹さんに言ったじゃないか。泣いたその分だけ、幸せになれるって。」
「もうおしまいだ。」構えるK君の銃の前に立ちはだかるS刑事。
<撃つな!もう良いだろ。さあS刑事に銃を渡すんだ!>
銃を手渡すTVの中のK君も、画面を見つめるMIHIセンセも、目は涙の大洪水。
<このせりふは、いつか使わにゃイケンなー。いやー、それにしても。
周りに誰もいなくてホントに良かったナー。当直の夜は、こいつだけは見逃せないねー。>
5月の連休の早朝、インターネットに繋いだ途端に元気なEメールが飛び込んできた。
「お元気ですか?お久しぶりですね。
先日、練習のダッシュメニューで太ももを痛めてしまいました。
今日学校の保健室に行ったら、軽い肉離れらしいです。
当分は、軽めのメニューになりそうです。
学校のパソコンが、すべてiMacになりました。
4色そろっていて、ちょっとまぶしいです。使い勝手はと言うと…ですね。HIより」
彼女らにお似合いの曲が流れている。そう、ビル・エバンス・トリオ「ワルツ・フォー・デビー」。
ビルの兄の娘さんであるデビーのために書いたこの曲は、素敵に愛くるしい曲だ。
彼の代表作でもあり、聞いているうちに気持ちが優しくなれるから良い。
心優しくなったMIHIセンセは、ただいま回診中。
叫ぶナースN,「MIHIセンセ。サンリオからお電話ですよー。」。
なんであたしに?そりゃあ、ディスプレイの壁紙はキティちゃんじゃけど。
何でそれを知ってるんだろ?と思いつつ、受話器を握ると。一字違いの出版社から。
「あのー、原稿が25行足りないんですが…。
ゲラとメールアドレスをFAXで送りますので、今日中によろしくお願いします。」
「あ、スンマセン。追加原稿をすぐ送りますね。」となったりして。
インターネットの検索エンジンで、「介護保険」をキーワードにすると
私のホームページが引っかかるんです。
上州のドクターのすさまじいホームページは、驚きばかり。
厚生省の介護ランク一次判定ソフトに似たヤツがあるんです。
直ちに同業者へEメール。
「http://www.XRP… にアクセスすると、一次判定が出来るみたいですよ。」。
「昨日見に行ったら、もうバグの修正が入っていますね!」。
介護審査会メンバーの情報交換メールで、介護認定審査会が始まった。1999年10月。
「ホームページを見ました。ところで、MRSAやB・C型肝炎のクライアントについてご相談します。直接体に触れてお世話をするだけに、スタッフがどのように対処したらいいか聞かれて困っています。主治医の先生に質問したら、自分で勉強しろ!って言われてしまいました。 訪問入浴というシステムは、一般にまだ認知度が低くて困っています。」関東地方の訪問入浴に関わっているナースからEメール。
<ご返事メールは>
「私の数人の患者さんは、訪問入浴サービスを利用させていただいています。夏も冬も大変ですよね。
さて、ご質問の件ですが。一般的なことを述べます。MRSAの場合は、保菌者か感染者かで少し対処の仕方が変わります。必要以上の注意は、差別を生む恐れがありますから。区別と差別の違いにご注意を!
本題に入ります。まず手順は…。さて、B・C肝炎ですが…。」
<しばらくして、Eメール>
「先日はありがとうございました。いただいたメールをプリントして勉強会をしました。みんなも少し安心したようです。今、ケマネジャー試験の受験を控えて勉強中です。」
<ご返事メール>
「TVニュースで見たのですが、関東地方は大雨だったんですね。川が決壊して、床上浸水の被害がでたとか。心配しています。」
<長く待っていたメール>
「我が家は、マンションの12階ですので、床上浸水をするときは日本全滅の時でしょうか?
それよりも、噂が気になっているんですが。ナースはケアマネジャーとの兼任は現実的に無理だから、今回は合格させないってホントですか?我が家のコンピュータの具合が悪くて、しばらく入院していたので返事が遅くなりました。コンピュータ以外は元気ですので、ご安心ください。」
地元でもにたような噂を聞いたが、変な噂は一人歩きをする。彼女はめでたく合格したそうだ。他人事ながら、ヨカッタヨカッタ。
同時に特定グループの複数のメンバーにEメールが送れる、メーリングリスト。使いようによっては便利この上ないが、時に問題を生むこともある。私の場合は、それも楽しみの1つといえるのだが。
ケアマネジャー試験終了後に、「これがケアマネジャー試験問題だ!」というEメールが流れてきた。私は医師会の某メーリングリストに入れてもらっているが、まさかこれでケアマネジャーの試験問題が来るとは思わなかった。それは、あよそ100問で、出所はO県の医師会員のメーリングリストで流れたものらしいことが判明。
解答付きで一部不明となっているのもわざとらしいし、出所は内密にお願いします!と、ちょっとヒミツめいているところがEメールをホントらしくさせている。
真実か否かのリスクは、まさに"密の味"だ。それはギャンブルに通じるものがある。これだからEメールはやめられないが、あまりホットになっては火傷をするのでご用心を。
ビル・エバンスに次いで気に入っているのが、オスカー・ピーターソンだ。とにかくジャズピアノは良い。楽譜も読めない、キーボードはパソコンだけ、カラオケは緊張しまくり(関係なかったかも)と言う私だから思い入れは特別深い。今、部屋中に流れているのは、彼の「ウエストサイド物語」。
7曲が納められたCDのトップは、「何か起こりそう」。映画のスクリーンいっぱいに、若者たちが指を鳴らしながら踊る「クール、クール…。」そして、「アイ・フィール・プレティ」の目まぐるしく変わるリズムは楽しいとしか言いようがない。
このウエストサイド物語の映画を見たのは、ずいぶん昔だった。それが高校時代だったか、大学時代だったのか定かではない。私にとってただ1つ確かなことは、オスカー・ピーターソンがこの「ウエストサイド物語」を1962年に録音していることである。
何かが起こりそうなEメールも、指でも鳴らしながらクールに行きたいものだ。そして、Eメールだって、アイ・フィール変化だ!
小学生の頃から、休日の朝は早く目が覚めた。「休みの日」をたっぷり味わいたいから、とても朝寝をしてはいられないわけで。
今朝も6:00。奥様を起こさないように、寝床をそっと抜け出す。入れたてのコーヒーを啜りながら新聞を開くと、懐メロCDの宣伝が目に入る。その中に、森繁さんの「月のホオー、砂漠をホー・・・。」があった。彼独特の「ホー」と「屋根の上のバイオリン弾き」を結びつけようとするとかなりエネルギーが必要になるナと思ったとき。そうだ、今朝はあれで行こう!自由が丘のジャズバーで初めて聴いた「ムーンリット・デザート(月の砂漠)」だ。
ほろ酔いの中での「ムーンリット・デザート」は、一気によいが醒めるほどに新鮮だった。その夜のピアニストは、ブルース・スターク。ピアノのむこうには、ソプラノサックスとデジェリドゥ(アボリジニの人が使用する世界最古の楽器で、私にはLLサイズの尺八に見えた)の使い手、アンディ・ベバン。この楽器の「ブッフォー、ブホッ」なんていう不思議な音が、結構良い雰囲気を醸し出していたのも印象的であった。アンコール曲が「ムーンリット・デザート」だった。今朝の演奏は、ケニー・ドリュー・トリオにお願いした。これはゆっくりと森繁風で入っていくのだが、こってりのジャズに変わると森繁さんでも歌えないだろう。
味のある森繁さんも人生の先輩だが、Eメールをいただいた人生の先輩もいる。それは私が担当している病院のホームページをごらんになった方だ。いただいた感想の中に、「私は老人施設に、ボランティアで慰問しているものです。貴施設にも訪問したいのですが、今はEメール友達を増やすのに忙しいので・・・。年齢的には、あなたの施設に入る資格は十分にあります。」わくわくしながらご返事。「ご来訪有り難うございました。お近くのようですので、ボランティアではなく遊びにいらっしゃいませんか?大歓迎しますヨ。」
私が入っているパソコン通信でも、気心の知れた人生の大(?)先輩が2人います。我々のネットでは、ボード・コミュニケーションを中心に、健康相談、エッセイ、画像などで職業も年齢も異なった人々が交流を深めている。
ネットワーク・コミュニケーションは、電子メールやいろいろな情報を交換するものである。足が不自由でも支障が無く、時間も距離も選ばない。そういう意味で、ネットワーク・コミュニケーションは、高齢者に最適な道具であると吉田敦也氏は言う。ネチケット(ネットワーク・エチケット)を守って、自分の居心地のいい場所と仲間を見つけることが出来る。ネットワーク・コミュニケーションを「人と人をつなぐ癒しのネットワーク」と呼ぶそうだ。彼はお互いに助け合うことで「金曜サロン」と言うパソコン通信を使ったコミュニケーション作りに成功した。人々の交流を増やし、知性や精神活動の活性化に役立ったとも言う。特別養護老人ホームに入所中のお年寄りがスタッフの支援を得て、インターネット上にホームページを開いて話題になった。人生の先輩のパワーは侮れないぞ!と思う。
先日、20年ぶりに高校の同級生と歓談した。彼のご子息が私の大学の後輩として、この春にスタートを切ったそうだ。親子と3人で酒を酌み交わしながら、K親子とEメールアドレスを交換した。風呂上がりに焼酎ロックを片手にEメールをチェックしたら、ご子息から届いていた。「今夜はお世話になりました。これからも宜しくお願いします。いびきをかいて寝ている親父殿を横目で見ながらメールを書いています。」
ディスプレイを見ながらつぶやく。「おい、K!団塊の世代を代表してがんばろうぜ!!」。氷が溶けて少し薄くなった焼酎を、一気に飲み干した。
コンピューターが家電に近づき、ネットワーク・コミュニケーションは誰にも親近感を感じさせる存在になりつつある。インターネットが初心者に優しくなり普及したためか、パソコン通信の存在意義を問い直す時代になった。Eメールは単なる手紙の代用品ではなく、個性も必要になってきた。ビジネスの世界でよく使われる、CI(コーポレイト・アイデンティティ)ではないが、Eメールにもアイデンティティを求められる時代になったのかも知れない。
テキストファイルを送るだけなら、重装備を必要としなかったパソコン通信だった。しかし、時代の流れの中でその役目を終わろうとしているのか?私にEメールの楽しさを教えてくれたパソコン通信。その最後の幕を下ろすのに手を貸すことは、愛着がありすぎてとうてい出来ない。地元のBBSでも、その存続を危ぶむようになった。そして、とうとう1999年6月末に総会が開かれ、インターネットに掲示板を移した。
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<人生の先輩と月の砂漠とEメール その後>
会員同士でインターネット接続の勉強会をして、BBSのみだったシニア組にスムースにインターネットが導入されて交流範囲は更に拡大した。2001年5月現在、Eメール友65名!
テーブルの上に花瓶。披露宴の帰りがけにもらった数本のバラとかすみ草が、うつろな眼に入ってくる。私は二日酔いの重い頭で、アルバム「ビル・エバンス・アローン」を聴いていた。ステレオのボリュームを低めに保ちながら、昨日の披露宴での私のスピーチを思い出してしまう。 "A time for love"は、バラードからスイングへ。ビル・エバンスのピアノソロは軽やかで温かく、時に弾ける。これを聴いていると、新婚K君夫妻の家庭はこんな風かな?と思って気持ちも温かくなる。
「それではMIHI様。ご祝辞をお願いいたします。」
「えー。私と新郎K君との関係は、なんと言ったら良いんでしょう?そう、10年前に電話線の上で出会いました。別に電話工事をしていたわけじゃないんです。パソコン通信と言うのがありまして。自分の好きなことを掲示板に書き込んだりするモノなんですが。人に見られたくない相談なんかは、Eメールと言うヤツでするんです。なかなか便利なものです。メールが届いたかとか、ちゃんと読んだかどうかも分かっちゃうところが良いんです。あ、スイマセン。話を元へ戻します。彼は・・・。」
祝宴とともに、「ネットのOXです。お名前だけはずいぶん昔から、でも初めましてですね。」こんな会話があちこちで交わされる訳で。
医療事務の質問から始まったEメールは、人生相談から医療法改正まで幅広い。
<K君へのEメール>
今度の木曜日は、病院主催の盆踊り大会なんですがお暇ならどうぞ!7:00頃から始まります。およそ2時間。私は最初の挨拶が終わったらビールを飲みっぱなしですので、声をかけてください。
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この辺りでは定番の「大内のお殿様」が流れて宵闇が迫る頃、彼は私の大好物のかりん糖をもって現れた。初めて交わした言葉は、「あのEメールの・・・。」に「ハイ、あのEメールの・・・。」その後Eメールで、人生相談から医療法改正、今後の病院の展開まで幅広く繰り広げられた。7年目のEメールは、彼の喜ぶ顔が見えるようなものだった。
<しおらしく、しかし嬉しそうな K君から>
この度、見を固めることになりました。つきましては、披露宴に出席していただきたく・・・。
<ご返事>
喜んで出席させていただきます。なれ染めとかどんな方が奥様になるのか、詳しくは披露宴で聞きましょうか。とりあえず、貴方のグチャグチャに嬉しそうな顔を見に行きましょう!
<その日2回目のEメール>
当日は、Y恩師とタクシーでおいでいただけないでしょうか。13:30、A施設の玄関で合流する手はずで。
<すぐに2回目のご返事>
OKです。会場までの道すがら、Y氏とゆっくりお話が出来て嬉しいです。
<披露宴5日前に、焦ったようなメール>
急なお願いなんですが、結婚おめでとうエッセイをお願いしたいんですが・・・。編集に時間が無いから、原稿はEメールでお願いします。少々焦っています。
<うーん、と唸ってご返事>
Eメール入稿なんて、まるで売れっ子作家だね!了解しました。頑張ってみますネ。
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披露宴で配られた寄せ書き集の最後に、結婚おめでとうエッセイ「毒とるMIHIの新婚時代はチョコの味」が綴じてあった。その翌朝に新婚旅行へ出発とのことでしたので。
<とりあえずおめでとうEメール>
旅行先の名物と言えば、なんたって出来たての厚揚げでしょう。ショウガ醤油でいただくと良いモンです。勿論、イモ焼酎でね。じゃ、気をつけて行ってらっしゃい!あ、別にお土産に厚揚げを買っておいでなんて言ってませんよ。まあ、どうしても買ってきたくなったら、ヨロシク!!喉を鳴らしてお待ちしていますゾ。
<数日後のEメール>
帰りました。とりあえずご報告。 K
このEメールに笑顔のK君の顔を重ねて、これは日本一短いEメールかもしれないな?とディスプレィの前でニヤリ。
<お帰り!のEメール>
無事お帰りになった様で。第4時医療法改正は、ますます我々を取り巻く環境を厳しくすると思います。お互いに情報交換をしながら、生き残りをかけて頑張りましょう!
新婚家庭に「ゲキ」を飛ばした数日後、一足遅れの宅配便は沢山の厚揚げとイモ焼酎が2本。勿論、焼酎ロックを片手に、お礼のEメールかな?今夜はオーブンで厚揚げを焼いて、アツアツをショウガ醤油でいただきたいモンだ。当然、左手には厚揚げにはとっても相性の良いイモ焼酎のロックで。
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<出会いから披露宴までを知っているEメール>その後
ハネムーンベビーも、一歳と5ヶ月になった。ちょっと見ないとすぐに大きくなってしまう。
いまやEメールといえばインターネットだが、私のEメールの始まりはインターネットの世界なんて想像すら出来なかった10数年前にさかのぼる。病院の机の上に転がっていたノートパソコンを借りてパソコン通信を体験したことがきっかけである。地元のBBS(維新ネット)に入会したころは、MS−DOS全盛の時代であった。ハンドルネームしか知らない人々と電話回線を通じて手紙のやりとりをするのは、私にはとても新鮮だった。それから時は流れ、BBSはインターネットに押しやられ消滅した。私がEメールを始めた頃は、メール友達は一桁であった。ホームページを作ってからメール友人が次第に増え、2001年には60人を超えた。
この度あまりにも個人的なEメールのやりとりを振り返りつつ、他人に読んでもらうものにして紹介することになった。生まれて初めての連載エッセイであり、不安いっぱいの処女航海である。”処女航海”と言うとジャズ初心者の私がすぐに思いつくのは、ハービー・ハンコックの「Maiden Voyage」(1965年録音)だが。マンハッタン・ジャズ・クインテッドのそれ(1993年録音)もなかなか捨てがたい。後者は、晴れ渡った空の下で期待溢れる船出を感じさせる。垂れ込めた雲の下での不安たっぷりの船出を思わせる前者は、今の私の心境にぴったりだ。
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シャイドレーガー症候群と言う難病で入院しているIさん。遠方にお住まいのご子息と休日の回診中に偶然お会いして、Eメールアドレスを交換して始まったEメールIC。
<IC:1>9月27日
38度を超えていた熱も、この2,3日は下がりつつあります。血液中の酸素濃度を酸素飽和度(簡易的に血液中の酸素濃度をみることが出来ます)でみると、本日は95%であり問題がないようです。気になるのは、シャイドレーガー症候群特有の、突然下がる血圧です。もう少し薬の調整が必要です。
<IC:2>10月3日
先日の意識消失発作と脳梗塞について。頭部CTを撮影。専門医2名を交えて検討した結果、「明らかな新しい梗塞はみられないが、両側に小さな古い梗塞はある。今回の意識レベルの低下は、一時的な脳血流の低下だったのではないか?(一過性脳虚血発作と言います)」との結論に達しました。現在、意識も鮮明で言葉もはっきりしています。シャイドレーガー症候群は、点滴の昇圧剤でコントロールしています。口から食事が安全に入るようになったら、Fの内服を開始します。当直明けで、ご返事が遅くなりました。
<IC:3>10月24日
お子さまが入院されたとのこと、お大事になさってください。このメールが届く頃にはお子さまの回復があることを祈っています。
父上のゴール(退院)についてです。「車いすで移動し、日中はベッドに座って過ごし、自分で食事をとる。」と考えています。自力歩行はかなり困難が予想されることは、以前に申し上げたとおりです。もしこの状態で退院した場合、「(1)訪問診療(月1,2回)−−私、(2)訪問看護(週2回)−−私どもの訪問看護ステーション、(3)在宅支援センター−−私どもにあります、(4)ホームヘルパー(適宜)−−前記(3)が手配、(5)緊急時−−私どもS病院、(6)入浴サービス(回数は未定)−−前記(3)が手配」で在宅が可能でしょうか?それとも、ずっと入院を希望と言うことになれば、それなりの病院も検討しなければなりません。私としては、一度は父上をおうちへ帰してあげたいのです。
<ご子息から:1>10月28日
おかげさまで子供は無事退院することが出来ました。父の在宅介護の件ですが、家族にもメール内容を送り相談します。実家の住居はとてもベッドなどの必要な設備を設置できる余裕は無いので、大幅に手直しをしなければと思います。
<IC:4>10月30日
来春には在宅を!と考えていたところ、父上は「病院がエエ(=良い)」とおっしゃるようになりました。その理由はおっしゃらないので、分かりません。春までリハビリをしながら、じっくり考えましょう!
<ご子息から:2>11月15日
話題の介護保険を含め、行政支援など知らないことが多いことを知りました。父が「病院がエエ」と言ったのは、今の自宅環境では帰りたくないと言うことだと思います。年末までに一通り勉強しますので、帰省したときに相談に乗ってください。近いうちにまたメールします。
<IC:5>3月5日
経過良好です。以前「病院がエエ」とおっしゃっていた父上が、最近「家に帰りたい」とおっしゃるようになりました。具合が良いからかも知れません。
「病院には長期入院を担当するものとか、区分けがあるのでしょうか?」のご質問について。療養型病床群と言い、この辺りではW病院があります。
<ご子息から:3>3月13日
昨日、出張でI市へ行って来ました。駅の雰囲気は故郷のO駅みたいな感じでしょうか。駅の周辺では夜に蛙が鳴いており、図らずも故郷を思い出しました。そろそろ田植えの季節です。父の病状が落ち着いていることを知り、ちょっと安心です。またメールします。
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Eメールは写真や図を添付することが出来るので、ICに使いやすかったように思う。メールは2部プリントして、カルテ保存用と家族用にすれば記録は容易だ。1999年5月現在、往復Eメールは約50通だがまだまだ続きそうだ。Iさんの「病院がエエ」と「家へ帰りたい」の心は揺れ動いたまま。
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<ICは,Eメールで>その後
Iさんは、自宅には帰らずW病院に転院となった。
Iさんのことを忘れかけた夏すぎ、突然ご子息からEメールが飛び込んできた。「2度目の心筋梗塞発作で、父は亡くなりました。在宅介護について勉強したことを父にいかすことは出来ませんでしたが、介護保険について妻の両親に説明できるほどになりました。いろいろと、有り難うございました。」