日本から約8時間のフルーツと観光の島。
ここが、毒とるMIHI夫妻の旧婚旅行先と決まって一ヶ月。
ガイドブックを2冊読破し、¥2980のサンダルを買って準備万端。
コンパクトカメラとフイルムたっぷりは、旅行の必需品でして。
結局4日で、240枚オーバーですわ。良いのを選ぶと、20−30枚?
こういう場合、デジカメにしときゃ良かったのかも。
64MBのメモリで、上質画像が65枚はOKだもんね。
今回の旅行で、「アルコールは時差呆け防止に著効!」も検証予定。
日焼け止めクリームの威力を発揮して、ほんのり日焼け程度で帰ってくるはず。
遠足前の、小学1年生と同じコーフン度。
「出国審査」の後、歩いて出るとそこは日本?外国?
赤い線を「こっちは日本で、あっちは外国」なんて言いながら。
ピョンピョン、行ったり来たりで跨いだり。
出国審査は、整然と静かに赤い線の前に立って待つんだそうです。
けしてMIHIセンセのマネをしないように。
待つ間は赤い線を越してはならないって、ガイドブックに書いてあったモンね。
ほんじゃ、赤い線の上は一体どこやの?
突然もしもシリーズ、「もしも粋な出国審査官」がいたら。
MIHIセンセの番、
「日本のようで、日本でない」ベンベン
「外国のようで、外国でない」ベンベン
「そこは何処かとたずねたら。」ベンベン
出国審査官の番、
「そら、出国赤ライン。赤ライン、赤ライン(ヒジョーに苦しいけど)。」ベンベン
・・・ちゅうーヤツですな。ホンマ。
福岡空港を19:10に出るんですが、いくらなんでも9時には寝られませんよねー。
たっぷりのナイトキャップに頼るしかない!、と決め込んだんですが・・・。
初めてのワイハのことを思うと、コーフンしてどんどん目が冴えてくるんですわ。
缶ビール2本、ウイスキーロック・ダブル2杯で。ハイ、即席酔っぱらいの出来上がり!
お早くお願いしますわ。スッチーがアルコールを素早く持って来んから。
どっぷりしっかり酔う前に、さわさわと醒め始めるワケで。
目はランラン顔は火照って、浪速の金時?
それとも、みんなの前に立たされた赤面症の赤鬼くん?
肥満体の亀みたいに、太い首をぐーっと伸ばして観察してみるんです。
あたりは寝てるんだか起きてるんだか?
ここで「火事だ!ア」って言ったら、あのオヤジはどうするじゃろ?
パッと起きて消化器持って走るんじゃないかね。
「私は村の消防団員です!火事は何処ですか?今夜は寝ないで頑張るぞオ・・・。」なんてね。
「んーもう。死んだふり、じゃなかった。イタチ、じゃなかった。
タヌキ寝入りでしょ、みんな。ベンベン合戦で盛り上がりましょうヤ!
ハイ、そこの方。行きますよ。え?眠たい?まあまあ。じゃ、僭越ながら私から。」
「ムニャ、ムニャ。」
「あ、ほれ。蛙のようで、蛙でない。ベンベン。魚のようで、魚でない。ベンベン。
それは何かとたずねたら、え?オタマジャクシやろって。ちゃいますがな。
スマンけど、途中で邪魔しないでね。オネガイッ。
じゃ、行きマッセ。それは何かとたずねたら、そら 山椒魚、山椒魚。ベンベン。」
(ホントはオタマジャクシじゃったんじゃけどなー。意地でも言えないね。危ねー、危ねー。)
ほんのちょっぴり酔ってきたけど、ちイーとも寝るっていう気になりゃしないんですわ。
ちょっと小窓のフタ(?)を押し上げたら、妙に明るいじゃないですか。
隣の人が起きてるんで、トイレに立って窓の外を見ると日本晴れじゃ。
いや、ワイハ晴れか。じゃ、失礼して「はアーれた空ア、そオーよぐ風っとくらア。」
機内アナウンスは「ちょっきり47分で、ワイハのノルルホ空港だよーん」んなワケ無いよね。
二日間飲み続けた(日付変更線を越えてるので計算上)翌朝。
やっぱ、朝食なんか食べる気になりゃしない。
「グうっぷ」と、リンゴジュースを飲んでパンは隠し持つ。
うー、胃がずっしり重くてねー。こんな甘いモン、食えませんなー。
氷嚢に鉛を2,3ヶ入れて、水銀を500ccでも注いだような胃袋じゃ。
げふっ、モソモソ。うっぷ、モソモソ・・・。
それを柱の陰から見ていたかのように、スッチーは言うんですよ。
(飛行機の何処に柱があるんじゃ!なんて、突っ込まないようにネ。)
「朝食は、機内でお召し上がり下さい。機外へお持ちにならないようにお願いします。」
確かに、この忠告を聞いておけば良かったんですわ。
ホント、皆さん。到着日の朝食は、食えなきゃ機内に残しましょう!
MIHIセンセがこれに気付いたのは、2日目の夜だったかな?
バッグの中をごそごそ。煎餅状態のこいつを発見してそのままゴミ箱へ。
あっちからこっちへ、ゴミを1ヶ移動しただけのことじゃった。腕力がつく程は重くもなかったし。
しかし、ホント不思議じゃね。
良い子ワイハツアーのみんなは、整然として物静かに降り立つんですな。
国内なら我先に降りるのに、ワイハとなると違うらしい。
先に降りたヤツが外人(どっちが外人じゃ!)に食べられていないか窓の外を覗いて確かめてる人。
後方では、道中無事のお祈りがまだ済んでいない人。
誰が先に降りるか、麻雀で決めようとしているグループ。
「貴方のための英会話入門」をめくっているおばちゃん見っけ!
線香あげてカネをたたいてるジッちゃん。
「英語と日本語の分かるイタコは居ませんかー?」なんて叫ぶヤツ。(ウソです)
MIHIセンセなんか、
「南妙法蓮・・・アーメン・・・ナム・・・。どっからでもかかってきなさい!
私には、ブッダも、イエスも、そんでもってダビデもついているんだから、
ちーっとも恐くなんか無いワイワイ。」
なんて言いながら降りたりして。まあ早い話が、酔っぱらいのオヤジ一丁出来上がりイ。
「はあーい。H観光の方はこちらへどうぞオ!」
なんたら観光とか例の旅行社の名前がこだまして、バスを待つ間うるさいのなんの。
「あ、そっちの方でもイイや。どうでもしちくれ、早くバスに乗せておくれ!」状態。
いささか、投げやりになりつつある割には緊張しまくりでキョロキョロ。
ここで置いてゆかれたら、パスポートもお金もないから。
あとは、ワイハの路上生活者になるしかないネ。
段ボールにくるまって寝ると、ワイハはどうなんじゃろ?
日本じゃ「暑さ寒さも、彼岸まで」なんて言うけど、
ワイハじゃ「暑さ寒さも、いつも同じ」かな?なんてのが頭をよぎったりして。
もうちょっとで、小荷物をもう少しでベンチに置き去りにするところじゃった。
コーフンしないの。MIHIセンセ!
連結バスの繋ぎ目がガチャガチャ言うのを横目にしながら、観光バスに乗り込むんですな。
先ずは空港からホノルル市内へ。バスは何となくカビくさいと思うのは私だけ?
元日本人(現在アメリカ人)のバスガイドさんが言うんです。
「地震のない島なので安心して高いビルが建つし、台風が滅多に来ないけどビルに看板がないんです。
見た目が悪いから、全てのカーテンは白に決まっている(柄物は使えない)。
全てが法律で決まっているんだそうで。洗濯物をベランダに干してはいけないワケで。
産業のないこの島は、コーヒー豆を栽培して産業にするのを計画しているそうです。
バスで走っていて気が付くのは、道路にゴミが殆ど落ちていないし、
芝生の手入れが何処へ行っても行き届いているんですね。
この日、訪ワイハ日本人が1日に6000人を越したらしい。
ホント、ここに別荘があると嬉しいですなー。
何処へ行っても人なつっこい人が多いし、楽園かも?
手の真ん中3本の指を曲げて、小指と親指を立てると出来上がりは「アロハー」サイン。
コント55号さかがみじろうさんの、「飛びます、飛びます!」と同じですけど。
手の甲を相手に向けるところが違うかな?
ここはオアフ島コオラウ山中腹にあって、イーストショアを一望できる場所。
確か「風の通り道」って言う意味だったような。
断崖絶壁で、飛び込み自殺の名所だそうです。ナム・・・。
でも風があんまり強いので、飛び込んだ人が風に吹き上げられて元の所へ帰ってきたらしい。
ホンマかいな?確かに風は強いけど、「いかにもらしそうな」冗談じゃろうね。
身代わりに、よくここから帽子を飛ばすらしい。そう言えばお店に変なモノが売ってました。
黄色や赤の鰐口クリップが、ナイロンのスプリングのようなモノの両側に付いて居るんです。
目の前のオヤジさんが、帽子のつばとシャツの襟にこいつを取り付けていました。
風が吹いても、このオヤジさん悠然としていまして。
吹き飛ばされた帽子が、オヤジさんの首の周りでぐるぐる回って首を絞めたりして。
ここでツアー客同士で、記念写真を撮りあいっこしまして。
「ひゃー。オーマイガット」とか言いながら、裏オアフをネガに納めたら。
時間通りに動くツアー客は、1分の狂いもなくコウラウ山からダウンタウンへ。
「左手に見えるイオラニ宮殿は、アメリカ唯一の宮殿でーす。このバスは、ゼッタイ止まりません。
ゆっくり走りますから、写真に納めてお家へ帰ってゆっくり鑑賞しましょう。
えー。あの黒い銅像が、カメハメハ大王ですので見落とさないように。」
あ、ワイハのバッチャンは派手じゃねー。車いすは普通じゃけど、着てるモンがちゃうわ。
それだけで、顔色がエエみたいじゃモンね。
アロハタワーの横を通り抜けて、アラモアナ・ビーチ・パークへ。
赤土なんですな、ぜーんぶ。奥様の靴の裏を見て、シミジミ見入る自分のサンダルの底は真っ赤。
ジョギングしてる人がウロウロいるけど、広いから目立たない。
取りあえずシャッター押しまくりで、フイルム一本上がり。
もうお昼過ぎだったので、すぐに移動開始。
近くのショッピング街と食堂街が2階建てになってるところ(名前は忘れました)で昼食。
パスタの店、ハンバーガーの店、中華の店、韓国料理の店なんかがあって。
ファミレスみたいな所へ、ウエイターに目があったら。
Vサインで「ツー・パーソンズ」。
ホントは、「ワンカップル」って言いたかったね。
案内されて、ズンズン・・・「あ、そんな奥までも」おずおず・・・ズンズン。
とうとう一番奥まで入ってきてしまったMIHIセンセ夫婦。
何たらランチを2人前注文。コーラとコーヒーも。
この時ウエイトレスのネーちゃんが、
「ドユハブ、キューポン?」って言うんですわ。
「きゅ、キューポンっちゃ何じゃ?ウオットイズ・・・きゅ、キューポン?」
「イエス、キューポン。」と、胸の前で2本のひとさし指がちっちゃな四角を作る。
「キュウリのキューちゃんなら知ってるヨ。それとも、Qちゃん?
ワイハTVはオバQの新しいヤツをそう呼ぶんじゃろうか?
いくら体型が似てるからって、何であんたにそんなこと言われなイケンの?」
キューポン・・・ぶつぶつ言いながら、オネーちゃん退場。
「キューポンって、ガイドブックに無かったよねー。」
「うん、タブン。」
不安と?が入り交じって待つこと15分。
「そうそう、こいつを用意しなきゃ。」
ぽっけから取り出す、食事券2枚。
ランチを運んできたさっきのネーちゃんに、
「カナイ・ユース・ジス・ティケット?」
「オー、キューポン。OK。」
「イズ・ジス・キューポン?ノーノー。ジス・イズ・ティケット!」
「ノー。ジス・イズ・キューポン。サンクス。」ささっと取り上げるキューポン。
<待て、オネーちゃん。それを言うんなら、クーポンじゃないんか!辞書貸してみー>
頭の中でとっさにこの英作文が出来なかった。
こうかな?ヘイ、ネーチャン。イフ・ユー・ワナ・セイ・・・んーと。
こりゃ、ゼッタイ間にあわんぞ。
付いてるフランスパン(あれ、何でや?テーブルロールじゃナインか。)は、
パサパサでナイフで切るとバラバラ事件。しかも、酸味が利いて変な味。
コーラは日本と同じで、氷も同じ色。ストローで啜れば、ジュルジュル音も同じ。
キューポンで、支払いを済ませて退場。
少し時間があったので、1階のアロハシャツのお店を冷やかし。
シャツを見ていたら、「ハーイ、なんたらかんたら・・・。」
おいおい、こいつ英語じゃないような。いったい、何語じゃ?
肩をすくめて、両手を開いて上向きに。すると、ヤツも同じジェスチャー。
どうやら、ヤツはMIHIセンセを日系3世と思ったらしい。
「ヘイ、ボーイ。おいらのことを、ジミーMIHIと呼んでも良いんだぜイ!」
取りあえず午後の部終了して、ホテルへ。
バスから町並みを見ていると、ABCショップがやたらあるんですね。
社長の方針で、何処のホテルからでも10分で行けるらしいんですわ。
道を曲がれば、道を渡れば、後ろを見れば、ABCショップが見えるワケで。
観光地と言えば、やたら目に付くのが自動販売機。これ、日本の常識。
でも、ワイハじゃこいつが全然見えない。
見えちゃイケナイ自動販売機なんだそうです。
とは言っても、透明な自動販売機じゃなくて。
ドアの内側に置かなければならない法律があるらしい。
それとバスと車がやたら目立つんです。
確かに、ハワイに電車や地下鉄は無いじゃろうけど。
真っ昼間の快晴だっちゅーのに、ぼつぼつ見るのがライトを点灯した車。
聞くところによると、レンタカーと凄く新しい車だけライトが点灯しているんだそうで。
ライトのついた車に気を付けろ!ってとこ。
16:10、ホテルのツアーディスク集合。
バス10分で港。スタッフが、飛びます飛びますの手で「アロハー」のお出迎え。
2階へ上がって、椅子に着く。電子ピアノっちゅーか。キーボードっちゅーか。
弾いているのが、とっても怪しいオヤジでして。
口ひげを鼻の下(まあ、鼻の上にあったら眉毛か濃い産毛?)にたくわえて、ニターっと笑うんです。
ちょんまげ着けたら、凄くお似合いの大黒屋。
「MIHIセンセ、このあとはお楽しみをご用意しております。うえっへっへ・・・。」
「まあ、今後のことはワシに任せておけ。しかし、大黒屋。お主も悪よのー。ガハ、ガハハ・・・。」
「お殿様には及びません。うえっへっへ・・・。」みたいな大黒屋キーボード・オヤジじゃった。
沖に進む非豪華客船、スターレット2。
夕日に映えるワイキキビーチ。浮かぶヨット。
その向こうには、ダイヤモンドヘッド。
シチュエーションは最高じゃったけど、飯はまずかった。
まあ、ぜーんぶ込みで45$じゃあねー。文句は言えません。
倍出すから、ビール飲み放題にしてくれたらよかったのにね。
揺れる船の中を、うろつきながら60枚以上撮影してみました。
ハワイアンソングを聴きながら、夕日が沈むって言うのは良いモンで。
大黒屋のオヤジと、時々ハモったりして。
オヤジがそれに気付いて、ニヤッと怪しい笑顔で背筋ゾクゾク。
うえっへっへで、ガハ、ガハハ・・・コーモンさまー
約3時間のハワイの日没を見るツアーは、沈没事件も無く終了。
イーストショアへの途中。
ダイヤモンドヘッドを、バスの中から見て回るんです。
楽チン、楽チンと喜ぶMIHIセンセの目に、リュックをしょってのぼるアメリカ人。
「ヤツら、好きやねー。あたしゃ涼しいところでビール飲んで、すんごく不健康なのが好きっ。」
少し走ると、ハナウマ湾に到着するんですが。
「ここの駐車場は、15分しか止められません。
早めに写真撮影しておいてくださいね。
上の方からでも、水が澄んでいるので魚が泳ぐのが見えます。」
<魚が泳ぐのは珍しくないけど、3枚におろした魚が泳いでいたら凄いね>
きっちり15分で出発。法律通りじゃ。
アロハシャツ工場でレイ作りを教えて貰って、缶ビールを3本購入。
レイを頭に乗せて記念写真をパシャ。
ついでに、グニャーッと寝ている猫君に、レイをかぶせてパシャ。
このあと食事をするレストランには、ビールが置いていないんだそうで。
「ここでビールを買っておかないと、昼にビールは無いですよー。」
「そらあんた、殺生やがな。缶麦酒3本おくれ!」
食事まで待つこと30分は、店を冷やかしながら。
しかし、何処の観光地のお店も「50%OFF」って言うんですよ。
しかも、近寄った瞬間に「オニーさん、2つ買ってくれたら5$オマケするよ。」って言うんですよ。
「100個買ったらタダか?10$貰えたりして。」なんて英語は習ってません。45分で、退場。
ノースショアの手前で、ハロナ潮吹き穴に立ち寄ったんですが。
待てど暮らせど、断水らしい。誰か給水車を!
一回だけ、ピショーらしきものが見えたような見えなかったような。
一行は、諦めて出発。ピショーの名残を、取りあえずのパシャ。
ちょっと走って、ノースショア。まあ、ただの浜辺。
記念にチビ椰子の木を引っこ抜こうとしたけど、あれは抜けないね。
フィルムのケースに、砂を入れていたら。
Tシャツ売りのオニーちゃんが、
「あっちの方の砂が、エエんでないかい。」(一応英語で)
「スマンのー、気張ってTシャツ売りいや。あたしゃ買わんけど。」(しっかり日本語で)
プレスリーや石原裕次郎の別荘を見ながら、ドール・プランテーションヘ。
パイナップルジュース飲み放題、コレステロール・フリー・アイスクリーム。
サーフボードの置物を購入、一番安かった。
ホテルから歩いて5,6分。
キングス・ビレッジ、「田中オブ東京」で鉄板焼き。
ここの前で、運が良いと衛兵の交代式に出くわすんだそうで。
MIHIセンセ夫妻は、ホントに運が良い。
出くわしましたから、記念にパシャ。
ワイキキビーチで、夕日が沈むのを見終えてホテルへ撤収。
その前に、ABCショップでミニボトルワイン3本お買いあげ。
カリフォルニアワインでして、Ernest & Julio Gallo って書いてありました。
1本、1,76$。ついでに、ホントはスオッチが良かったけど。
文字盤にハワイの島の地図が描かれている時計を購入。
よく見りゃ、ああた。輸入品じゃないですか。
輸出したのは、ジャパーン。つーことは、家に帰ったら国産品!
60$少々でした。
「海の色は濃紺で、塩辛さが違う(濃い)んです。海草が育たないから臭いがないでしょ。」
ホントに臭くない紺色でした、それだけです。
バイキングは、茶漬けはないの?状態。
浮かぶヨットは原色で、熱帯魚。
アリゾナ&エヒメ丸の皆さんのために、それぞれ花を手向けました。
窓際にあった、花瓶から花を引っこ抜いてですけど。
ちょっとだけ、手を合わせてました。
2時間で無事帰港して、カナヅチ毒とるMIHIはホッ。
アロハ・ディナー・ショーは45$です。
ドンドコドンドコ、ハア・・・。
チャラチャラ、ビヨーン。カシャカシャ、ベンベン。
ファイアー!ハッ、ホッ、ハッで分かります?
ごちゃごちゃ、色んな音やかけ声が入り交じって。
ファイアーダンスは、絶好調!
曙関の弟が観光バスの運転手をしていて、帰り際にガイドさんが言ったモンだから。
「えー、写真撮らなきゃ。じゃ、ご一緒に。」
だもんで、写真の行列がさばけるまで運転できない。
まあ、ミーハ−の毒とるMIHIは、当然並びましたけど。
30分遅れで、ホテルにご帰還したのでありました。
ガイドブックで有名なストリートオヤジは、インコ?オウム?オヤジだそうで。
「ハアーイ、観光ですか?」(こんな格好して仕事が出来るはずがないのにネ)
「ハア。」
肩には鮮やかな鳥がキョロキョロ。
「あー、可愛い!でも恐そうね・・・。」
「ぜーんぜん、恐くないネー。ほら、良い子でしょ?」
「あ、ホント。シャッター押してください。」
「ハイ、良いですよ。」
カシャ、でにっこりのストリートオヤジ。
「では、10$いただきます。」
「えー、お金がいるのー。」
「私の仕事は、これですから。ここに説明があるでしょ。」
と、胸にぶら下げたプラスチックのカードを指さす。
ちっちゃな活字の英語だから、気付いたときにはもう遅い。
良く分からないまま、納得できないまま10$(?)を支払うらしい。
私は楽しみにしていたんですけど、このオヤジには会えなかった。
ワイキキ通りを少し行くと動物園がありまして。
入り口に近寄ると何やら臭ってきますけど、頑張りますと言うか我慢しますネ。
ここはフツーの動物園ですが、南国の動物たちはグータラしているヤツが多い。
鳥さん達は元気な方で、四つ足君達は殆どグータラしているんですわ。
カバ君は元気じゃった、ミーヤキャットは穴の中から顔を出していたんですわ。
「アロハー、おいアロハーじゃ。」
って言ったら、突然穴から飛び出して来たんですわ。
そのあと、立ち上がってキョロつくから、
「山の上にあがっとくれ!写真を撮るから。」
日本語が通じたのか、しゅるしゅると上がってしまった。
「よーし、良い子じゃねー。そのままそのまま。」
ハイポーズで、カシャ。
そのあとで思ったんですが、
木陰から、ミーヤ・おじさんが出てきたりして。
「ハーイ、撮りましたね。ミーヤ君を。本日はお日柄が良いので、5$にしておきましょう。
ここまで教育するのが大変だったんですよね。それにしても日本語は難しい。
ミーヤ君は、英語は3級なんですけどね。日本語は5級なんですわ。
あ、申し遅れました。私は、ミーヤ専属撮影担当ジミー・立川でして。
ここに身分証明と撮影のオネガイが書いてありますけど、読みますか?」
胸のカードを指さすオヤジ。渋々払うMIHIセンセ。
でも、そんなオヤジはいませんでしたネ。なんなら、あたしが・・・。
珈琲が苦くなくて、ココアの香りがするんですわ。
ガイドさんが、レストランではアイスコーヒーがないって言ってたのに。
あったから頼んだんだけど・・・とても水っぽい珈琲で。
3番絞りの珈琲の中にココアを少々入れて、氷をぶち込んだカンジ。
奥様が「コーヒー」って言ったら、「ホットですね」って言ったウエイトレス。
「ホット」って言うと、お湯が出てくると教えられたんですけど。
ちゃんと、ハワイのコーヒーが出てきた。
いつ飲んでも思うんだけど、2番絞りのコーヒーにココアを小匙に半分ほど入れると出来上がり。
まあ、使っているコーヒー豆が違うんですけどネ。
バイキングの素材が、何もかも大きいんです。
イチゴは色鮮やかで大きくて絶対食べたくなるが、調子に乗ってバイキングで皿一杯にすると。
酸っぱさだけは凄くて、甘さはちょっぴりで。はっきり言ってマズイ。
マンゴーは甘いが、香りがウスイ。
メロンは薄いグリーンの瓜。そーとーに、超ほのかに甘いと言うことは「ぜんぜん甘くない」。
中庭の芝生の葉っぱは大きくて硬いので、ちょっと見ると人工かな?
日曜大工のお店の、人工芝のモデルになったんじゃないかと思うほど。
朝10:10集合すると、後ろ髪を力一杯引かれながらバスへ。
日付変更線を、ぴょんと越えて。14:10福岡。
なんか、ズボンのベルトがきついような。
朝から、たっぷりバイキングご飯を食べるから・・・。
2日で体重が1,5Kg増えてしまった島でした。
(うう・・・帰ってみたら3,5Kg増じゃった!!
やっぱし、うう・・・だ、ダイエットじゃ!)
もう一回行きたい島、ワイハ。
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