毒とるMIHIのワイハでアロハー

<オアフ島地図>
1:ヌアヌ・パリ
2:アラモアナ・ビーチ・パーク
3:イオラニ宮殿、カメハメハ大王像
4:ワイキキビーチ
5:ホノルル動物園
6:ハナウマ湾
7:潮吹き岩
8:パールハーバー
9:ドール・パイナップル・パビリオン
10:ノースショア

毒とるMIHIの「ワイハでアロハ」

 日本から約8時間のフルーツと観光の島。
ここが、毒とるMIHI夫妻の旧婚旅行先と決まって一ヶ月。
ガイドブックを2冊読破し、¥2980のサンダルを買って準備万端。
コンパクトカメラとフイルムたっぷりは、旅行の必需品でして。
結局4日で、240枚オーバーですわ。良いのを選ぶと、20−30枚?
こういう場合、デジカメにしときゃ良かったのかも。
64MBのメモリで、上質画像が65枚はOKだもんね。

 今回の旅行で、「アルコールは時差呆け防止に著効!」も検証予定。
日焼け止めクリームの威力を発揮して、ほんのり日焼け程度で帰ってくるはず。
遠足前の、小学1年生と同じコーフン度。

 「出国審査」の後、歩いて出るとそこは日本?外国?
赤い線を「こっちは日本で、あっちは外国」なんて言いながら。
ピョンピョン、行ったり来たりで跨いだり。
出国審査は、整然と静かに赤い線の前に立って待つんだそうです。
けしてMIHIセンセのマネをしないように。
待つ間は赤い線を越してはならないって、ガイドブックに書いてあったモンね。

 ほんじゃ、赤い線の上は一体どこやの?
突然もしもシリーズ、「もしも粋な出国審査官」がいたら。

MIHIセンセの番、
「日本のようで、日本でない」ベンベン
「外国のようで、外国でない」ベンベン
「そこは何処かとたずねたら。」ベンベン
出国審査官の番、
「そら、出国赤ライン。赤ライン、赤ライン(ヒジョーに苦しいけど)。」ベンベン
・・・ちゅうーヤツですな。ホンマ。

<ワイハ到着まで>

 福岡空港を19:10に出るんですが、いくらなんでも9時には寝られませんよねー。
たっぷりのナイトキャップに頼るしかない!、と決め込んだんですが・・・。
初めてのワイハのことを思うと、コーフンしてどんどん目が冴えてくるんですわ。
缶ビール2本、ウイスキーロック・ダブル2杯で。ハイ、即席酔っぱらいの出来上がり!
お早くお願いしますわ。スッチーがアルコールを素早く持って来んから。
どっぷりしっかり酔う前に、さわさわと醒め始めるワケで。
目はランラン顔は火照って、浪速の金時?
それとも、みんなの前に立たされた赤面症の赤鬼くん?
肥満体の亀みたいに、太い首をぐーっと伸ばして観察してみるんです。
あたりは寝てるんだか起きてるんだか?
ここで「火事だ!ア」って言ったら、あのオヤジはどうするじゃろ?
パッと起きて消化器持って走るんじゃないかね。
「私は村の消防団員です!火事は何処ですか?今夜は寝ないで頑張るぞオ・・・。」なんてね。

 「んーもう。死んだふり、じゃなかった。イタチ、じゃなかった。
タヌキ寝入りでしょ、みんな。ベンベン合戦で盛り上がりましょうヤ!
ハイ、そこの方。行きますよ。え?眠たい?まあまあ。じゃ、僭越ながら私から。」
「ムニャ、ムニャ。」
「あ、ほれ。蛙のようで、蛙でない。ベンベン。魚のようで、魚でない。ベンベン。
 それは何かとたずねたら、え?オタマジャクシやろって。ちゃいますがな。
スマンけど、途中で邪魔しないでね。オネガイッ。
じゃ、行きマッセ。それは何かとたずねたら、そら 山椒魚、山椒魚。ベンベン。」
(ホントはオタマジャクシじゃったんじゃけどなー。意地でも言えないね。危ねー、危ねー。)

 ほんのちょっぴり酔ってきたけど、ちイーとも寝るっていう気になりゃしないんですわ。
ちょっと小窓のフタ(?)を押し上げたら、妙に明るいじゃないですか。
隣の人が起きてるんで、トイレに立って窓の外を見ると日本晴れじゃ。
いや、ワイハ晴れか。じゃ、失礼して「はアーれた空ア、そオーよぐ風っとくらア。」

 機内アナウンスは「ちょっきり47分で、ワイハのノルルホ空港だよーん」んなワケ無いよね。
二日間飲み続けた(日付変更線を越えてるので計算上)翌朝。
やっぱ、朝食なんか食べる気になりゃしない。
「グうっぷ」と、リンゴジュースを飲んでパンは隠し持つ。
うー、胃がずっしり重くてねー。こんな甘いモン、食えませんなー。
氷嚢に鉛を2,3ヶ入れて、水銀を500ccでも注いだような胃袋じゃ。
げふっ、モソモソ。うっぷ、モソモソ・・・。

 それを柱の陰から見ていたかのように、スッチーは言うんですよ。
(飛行機の何処に柱があるんじゃ!なんて、突っ込まないようにネ。)
「朝食は、機内でお召し上がり下さい。機外へお持ちにならないようにお願いします。」
確かに、この忠告を聞いておけば良かったんですわ。
ホント、皆さん。到着日の朝食は、食えなきゃ機内に残しましょう!
MIHIセンセがこれに気付いたのは、2日目の夜だったかな?
バッグの中をごそごそ。煎餅状態のこいつを発見してそのままゴミ箱へ。
あっちからこっちへ、ゴミを1ヶ移動しただけのことじゃった。腕力がつく程は重くもなかったし。

 しかし、ホント不思議じゃね。
良い子ワイハツアーのみんなは、整然として物静かに降り立つんですな。
国内なら我先に降りるのに、ワイハとなると違うらしい。

 先に降りたヤツが外人(どっちが外人じゃ!)に食べられていないか窓の外を覗いて確かめてる人。
後方では、道中無事のお祈りがまだ済んでいない人。
誰が先に降りるか、麻雀で決めようとしているグループ。
「貴方のための英会話入門」をめくっているおばちゃん見っけ!
線香あげてカネをたたいてるジッちゃん。
「英語と日本語の分かるイタコは居ませんかー?」なんて叫ぶヤツ。(ウソです)

 MIHIセンセなんか、
「南妙法蓮・・・アーメン・・・ナム・・・。どっからでもかかってきなさい!
 私には、ブッダも、イエスも、そんでもってダビデもついているんだから、
 ちーっとも恐くなんか無いワイワイ。」
なんて言いながら降りたりして。まあ早い話が、酔っぱらいのオヤジ一丁出来上がりイ。

「はあーい。H観光の方はこちらへどうぞオ!」
なんたら観光とか例の旅行社の名前がこだまして、バスを待つ間うるさいのなんの。
「あ、そっちの方でもイイや。どうでもしちくれ、早くバスに乗せておくれ!」状態。
いささか、投げやりになりつつある割には緊張しまくりでキョロキョロ。
ここで置いてゆかれたら、パスポートもお金もないから。
あとは、ワイハの路上生活者になるしかないネ。
段ボールにくるまって寝ると、ワイハはどうなんじゃろ?
日本じゃ「暑さ寒さも、彼岸まで」なんて言うけど、
ワイハじゃ「暑さ寒さも、いつも同じ」かな?なんてのが頭をよぎったりして。
もうちょっとで、小荷物をもう少しでベンチに置き去りにするところじゃった。
コーフンしないの。MIHIセンセ!

<見て回り初日>

第1場面:先ずは小手調べのアラモナ・ビーチ・パーク

 連結バスの繋ぎ目がガチャガチャ言うのを横目にしながら、観光バスに乗り込むんですな。
先ずは空港からホノルル市内へ。バスは何となくカビくさいと思うのは私だけ?
元日本人(現在アメリカ人)のバスガイドさんが言うんです。
「地震のない島なので安心して高いビルが建つし、台風が滅多に来ないけどビルに看板がないんです。
見た目が悪いから、全てのカーテンは白に決まっている(柄物は使えない)。
全てが法律で決まっているんだそうで。洗濯物をベランダに干してはいけないワケで。

 産業のないこの島は、コーヒー豆を栽培して産業にするのを計画しているそうです。
バスで走っていて気が付くのは、道路にゴミが殆ど落ちていないし、
芝生の手入れが何処へ行っても行き届いているんですね。
この日、訪ワイハ日本人が1日に6000人を越したらしい。
ホント、ここに別荘があると嬉しいですなー。
何処へ行っても人なつっこい人が多いし、楽園かも?
手の真ん中3本の指を曲げて、小指と親指を立てると出来上がりは「アロハー」サイン。
コント55号さかがみじろうさんの、「飛びます、飛びます!」と同じですけど。
手の甲を相手に向けるところが違うかな?

第2場面 NUUANU PALI(ヌアヌパリ展望台)

 ここはオアフ島コオラウ山中腹にあって、イーストショアを一望できる場所。
確か「風の通り道」って言う意味だったような。
断崖絶壁で、飛び込み自殺の名所だそうです。ナム・・・。

 でも風があんまり強いので、飛び込んだ人が風に吹き上げられて元の所へ帰ってきたらしい。
ホンマかいな?確かに風は強いけど、「いかにもらしそうな」冗談じゃろうね。
身代わりに、よくここから帽子を飛ばすらしい。そう言えばお店に変なモノが売ってました。
黄色や赤の鰐口クリップが、ナイロンのスプリングのようなモノの両側に付いて居るんです。
目の前のオヤジさんが、帽子のつばとシャツの襟にこいつを取り付けていました。
風が吹いても、このオヤジさん悠然としていまして。
吹き飛ばされた帽子が、オヤジさんの首の周りでぐるぐる回って首を絞めたりして。
ここでツアー客同士で、記念写真を撮りあいっこしまして。

 「ひゃー。オーマイガット」とか言いながら、裏オアフをネガに納めたら。
時間通りに動くツアー客は、1分の狂いもなくコウラウ山からダウンタウンへ。

 「左手に見えるイオラニ宮殿は、アメリカ唯一の宮殿でーす。このバスは、ゼッタイ止まりません。
ゆっくり走りますから、写真に納めてお家へ帰ってゆっくり鑑賞しましょう。
えー。あの黒い銅像が、カメハメハ大王ですので見落とさないように。」

 あ、ワイハのバッチャンは派手じゃねー。車いすは普通じゃけど、着てるモンがちゃうわ。
それだけで、顔色がエエみたいじゃモンね。

 アロハタワーの横を通り抜けて、アラモアナ・ビーチ・パークへ。
赤土なんですな、ぜーんぶ。奥様の靴の裏を見て、シミジミ見入る自分のサンダルの底は真っ赤。
ジョギングしてる人がウロウロいるけど、広いから目立たない。
取りあえずシャッター押しまくりで、フイルム一本上がり。

第3場面 きゅ、キューポンって

もうお昼過ぎだったので、すぐに移動開始。
近くのショッピング街と食堂街が2階建てになってるところ(名前は忘れました)で昼食。
パスタの店、ハンバーガーの店、中華の店、韓国料理の店なんかがあって。
ファミレスみたいな所へ、ウエイターに目があったら。
Vサインで「ツー・パーソンズ」。
ホントは、「ワンカップル」って言いたかったね。
案内されて、ズンズン・・・「あ、そんな奥までも」おずおず・・・ズンズン。
とうとう一番奥まで入ってきてしまったMIHIセンセ夫婦。

 何たらランチを2人前注文。コーラとコーヒーも。
この時ウエイトレスのネーちゃんが、
「ドユハブ、キューポン?」って言うんですわ。
「きゅ、キューポンっちゃ何じゃ?ウオットイズ・・・きゅ、キューポン?」
「イエス、キューポン。」と、胸の前で2本のひとさし指がちっちゃな四角を作る。
「キュウリのキューちゃんなら知ってるヨ。それとも、Qちゃん?
ワイハTVはオバQの新しいヤツをそう呼ぶんじゃろうか?
いくら体型が似てるからって、何であんたにそんなこと言われなイケンの?」
キューポン・・・ぶつぶつ言いながら、オネーちゃん退場。

「キューポンって、ガイドブックに無かったよねー。」
「うん、タブン。」
不安と?が入り交じって待つこと15分。
「そうそう、こいつを用意しなきゃ。」
ぽっけから取り出す、食事券2枚。

ランチを運んできたさっきのネーちゃんに、
「カナイ・ユース・ジス・ティケット?」
「オー、キューポン。OK。」
「イズ・ジス・キューポン?ノーノー。ジス・イズ・ティケット!」
「ノー。ジス・イズ・キューポン。サンクス。」ささっと取り上げるキューポン。

<待て、オネーちゃん。それを言うんなら、クーポンじゃないんか!辞書貸してみー>
頭の中でとっさにこの英作文が出来なかった。
こうかな?ヘイ、ネーチャン。イフ・ユー・ワナ・セイ・・・んーと。
こりゃ、ゼッタイ間にあわんぞ。

 付いてるフランスパン(あれ、何でや?テーブルロールじゃナインか。)は、
パサパサでナイフで切るとバラバラ事件。しかも、酸味が利いて変な味。
コーラは日本と同じで、氷も同じ色。ストローで啜れば、ジュルジュル音も同じ。
キューポンで、支払いを済ませて退場。

 少し時間があったので、1階のアロハシャツのお店を冷やかし。
シャツを見ていたら、「ハーイ、なんたらかんたら・・・。」
おいおい、こいつ英語じゃないような。いったい、何語じゃ?
肩をすくめて、両手を開いて上向きに。すると、ヤツも同じジェスチャー。
どうやら、ヤツはMIHIセンセを日系3世と思ったらしい。
「ヘイ、ボーイ。おいらのことを、ジミーMIHIと呼んでも良いんだぜイ!」
取りあえず午後の部終了して、ホテルへ。

第4場面 夕食はサンセットクルーズで

 バスから町並みを見ていると、ABCショップがやたらあるんですね。
社長の方針で、何処のホテルからでも10分で行けるらしいんですわ。
道を曲がれば、道を渡れば、後ろを見れば、ABCショップが見えるワケで。

 観光地と言えば、やたら目に付くのが自動販売機。これ、日本の常識。
でも、ワイハじゃこいつが全然見えない。
見えちゃイケナイ自動販売機なんだそうです。
とは言っても、透明な自動販売機じゃなくて。
ドアの内側に置かなければならない法律があるらしい。

 それとバスと車がやたら目立つんです。
確かに、ハワイに電車や地下鉄は無いじゃろうけど。
真っ昼間の快晴だっちゅーのに、ぼつぼつ見るのがライトを点灯した車。
聞くところによると、レンタカーと凄く新しい車だけライトが点灯しているんだそうで。
ライトのついた車に気を付けろ!ってとこ。

 16:10、ホテルのツアーディスク集合。
バス10分で港。スタッフが、飛びます飛びますの手で「アロハー」のお出迎え。
2階へ上がって、椅子に着く。電子ピアノっちゅーか。キーボードっちゅーか。
弾いているのが、とっても怪しいオヤジでして。
口ひげを鼻の下(まあ、鼻の上にあったら眉毛か濃い産毛?)にたくわえて、ニターっと笑うんです。
ちょんまげ着けたら、凄くお似合いの大黒屋。
「MIHIセンセ、このあとはお楽しみをご用意しております。うえっへっへ・・・。」
「まあ、今後のことはワシに任せておけ。しかし、大黒屋。お主も悪よのー。ガハ、ガハハ・・・。」
「お殿様には及びません。うえっへっへ・・・。」みたいな大黒屋キーボード・オヤジじゃった。

 沖に進む非豪華客船、スターレット2。
夕日に映えるワイキキビーチ。浮かぶヨット。
その向こうには、ダイヤモンドヘッド。
シチュエーションは最高じゃったけど、飯はまずかった。
まあ、ぜーんぶ込みで45$じゃあねー。文句は言えません。
倍出すから、ビール飲み放題にしてくれたらよかったのにね。
揺れる船の中を、うろつきながら60枚以上撮影してみました。

 ハワイアンソングを聴きながら、夕日が沈むって言うのは良いモンで。
大黒屋のオヤジと、時々ハモったりして。
オヤジがそれに気付いて、ニヤッと怪しい笑顔で背筋ゾクゾク。
うえっへっへで、ガハ、ガハハ・・・コーモンさまー
約3時間のハワイの日没を見るツアーは、沈没事件も無く終了。

<2日目:オアフ島一周観光>

第5場面:海岸

 イーストショアへの途中。
ダイヤモンドヘッドを、バスの中から見て回るんです。
楽チン、楽チンと喜ぶMIHIセンセの目に、リュックをしょってのぼるアメリカ人。
「ヤツら、好きやねー。あたしゃ涼しいところでビール飲んで、すんごく不健康なのが好きっ。」

 少し走ると、ハナウマ湾に到着するんですが。
「ここの駐車場は、15分しか止められません。
早めに写真撮影しておいてくださいね。
上の方からでも、水が澄んでいるので魚が泳ぐのが見えます。」
<魚が泳ぐのは珍しくないけど、3枚におろした魚が泳いでいたら凄いね>
きっちり15分で出発。法律通りじゃ。

 アロハシャツ工場でレイ作りを教えて貰って、缶ビールを3本購入。
レイを頭に乗せて記念写真をパシャ。
ついでに、グニャーッと寝ている猫君に、レイをかぶせてパシャ。

このあと食事をするレストランには、ビールが置いていないんだそうで。
「ここでビールを買っておかないと、昼にビールは無いですよー。」
「そらあんた、殺生やがな。缶麦酒3本おくれ!」

 食事まで待つこと30分は、店を冷やかしながら。
しかし、何処の観光地のお店も「50%OFF」って言うんですよ。
しかも、近寄った瞬間に「オニーさん、2つ買ってくれたら5$オマケするよ。」って言うんですよ。
「100個買ったらタダか?10$貰えたりして。」なんて英語は習ってません。45分で、退場。

 ノースショアの手前で、ハロナ潮吹き穴に立ち寄ったんですが。
待てど暮らせど、断水らしい。誰か給水車を!
一回だけ、ピショーらしきものが見えたような見えなかったような。
一行は、諦めて出発。ピショーの名残を、取りあえずのパシャ。
ちょっと走って、ノースショア。まあ、ただの浜辺。
記念にチビ椰子の木を引っこ抜こうとしたけど、あれは抜けないね。

フィルムのケースに、砂を入れていたら。
Tシャツ売りのオニーちゃんが、
「あっちの方の砂が、エエんでないかい。」(一応英語で)
「スマンのー、気張ってTシャツ売りいや。あたしゃ買わんけど。」(しっかり日本語で)

 プレスリーや石原裕次郎の別荘を見ながら、ドール・プランテーションヘ。
パイナップルジュース飲み放題、コレステロール・フリー・アイスクリーム。
サーフボードの置物を購入、一番安かった。

第6場面 衛兵交代&ABCショップ

 ホテルから歩いて5,6分。
キングス・ビレッジ、「田中オブ東京」で鉄板焼き。
ここの前で、運が良いと衛兵の交代式に出くわすんだそうで。
MIHIセンセ夫妻は、ホントに運が良い。
出くわしましたから、記念にパシャ。

 ワイキキビーチで、夕日が沈むのを見終えてホテルへ撤収。
その前に、ABCショップでミニボトルワイン3本お買いあげ。
カリフォルニアワインでして、Ernest & Julio Gallo って書いてありました。
1本、1,76$。ついでに、ホントはスオッチが良かったけど。
文字盤にハワイの島の地図が描かれている時計を購入。
よく見りゃ、ああた。輸入品じゃないですか。
輸出したのは、ジャパーン。つーことは、家に帰ったら国産品!
60$少々でした。

<3日目>

第7場面 パールハーバー

 「海の色は濃紺で、塩辛さが違う(濃い)んです。海草が育たないから臭いがないでしょ。」
ホントに臭くない紺色でした、それだけです。
バイキングは、茶漬けはないの?状態。
浮かぶヨットは原色で、熱帯魚。
アリゾナ&エヒメ丸の皆さんのために、それぞれ花を手向けました。
窓際にあった、花瓶から花を引っこ抜いてですけど。
ちょっとだけ、手を合わせてました。
2時間で無事帰港して、カナヅチ毒とるMIHIはホッ。

アロハ・ディナー・ショーは45$です。
ドンドコドンドコ、ハア・・・。
チャラチャラ、ビヨーン。カシャカシャ、ベンベン。
ファイアー!ハッ、ホッ、ハッで分かります?
ごちゃごちゃ、色んな音やかけ声が入り交じって。
ファイアーダンスは、絶好調!

 曙関の弟が観光バスの運転手をしていて、帰り際にガイドさんが言ったモンだから。
「えー、写真撮らなきゃ。じゃ、ご一緒に。」
だもんで、写真の行列がさばけるまで運転できない。
まあ、ミーハ−の毒とるMIHIは、当然並びましたけど。
30分遅れで、ホテルにご帰還したのでありました。

第8場面 動物園にて

 ガイドブックで有名なストリートオヤジは、インコ?オウム?オヤジだそうで。
「ハアーイ、観光ですか?」(こんな格好して仕事が出来るはずがないのにネ)
「ハア。」
肩には鮮やかな鳥がキョロキョロ。
「あー、可愛い!でも恐そうね・・・。」
「ぜーんぜん、恐くないネー。ほら、良い子でしょ?」
「あ、ホント。シャッター押してください。」
「ハイ、良いですよ。」
カシャ、でにっこりのストリートオヤジ。
「では、10$いただきます。」
「えー、お金がいるのー。」
「私の仕事は、これですから。ここに説明があるでしょ。」
と、胸にぶら下げたプラスチックのカードを指さす。
ちっちゃな活字の英語だから、気付いたときにはもう遅い。
良く分からないまま、納得できないまま10$(?)を支払うらしい。

 私は楽しみにしていたんですけど、このオヤジには会えなかった。

 ワイキキ通りを少し行くと動物園がありまして。
入り口に近寄ると何やら臭ってきますけど、頑張りますと言うか我慢しますネ。
ここはフツーの動物園ですが、南国の動物たちはグータラしているヤツが多い。
鳥さん達は元気な方で、四つ足君達は殆どグータラしているんですわ。
カバ君は元気じゃった、ミーヤキャットは穴の中から顔を出していたんですわ。
「アロハー、おいアロハーじゃ。」
って言ったら、突然穴から飛び出して来たんですわ。
そのあと、立ち上がってキョロつくから、
「山の上にあがっとくれ!写真を撮るから。」
日本語が通じたのか、しゅるしゅると上がってしまった。
「よーし、良い子じゃねー。そのままそのまま。」
ハイポーズで、カシャ。

 そのあとで思ったんですが、
木陰から、ミーヤ・おじさんが出てきたりして。

「ハーイ、撮りましたね。ミーヤ君を。本日はお日柄が良いので、5$にしておきましょう。
ここまで教育するのが大変だったんですよね。それにしても日本語は難しい。
ミーヤ君は、英語は3級なんですけどね。日本語は5級なんですわ。
あ、申し遅れました。私は、ミーヤ専属撮影担当ジミー・立川でして。
ここに身分証明と撮影のオネガイが書いてありますけど、読みますか?」
胸のカードを指さすオヤジ。渋々払うMIHIセンセ。
でも、そんなオヤジはいませんでしたネ。なんなら、あたしが・・・。

<ホテルの印象>

 珈琲が苦くなくて、ココアの香りがするんですわ。
ガイドさんが、レストランではアイスコーヒーがないって言ってたのに。
あったから頼んだんだけど・・・とても水っぽい珈琲で。
3番絞りの珈琲の中にココアを少々入れて、氷をぶち込んだカンジ。

 奥様が「コーヒー」って言ったら、「ホットですね」って言ったウエイトレス。
「ホット」って言うと、お湯が出てくると教えられたんですけど。
ちゃんと、ハワイのコーヒーが出てきた。
いつ飲んでも思うんだけど、2番絞りのコーヒーにココアを小匙に半分ほど入れると出来上がり。
まあ、使っているコーヒー豆が違うんですけどネ。

バイキングの素材が、何もかも大きいんです。
イチゴは色鮮やかで大きくて絶対食べたくなるが、調子に乗ってバイキングで皿一杯にすると。
酸っぱさだけは凄くて、甘さはちょっぴりで。はっきり言ってマズイ。
マンゴーは甘いが、香りがウスイ。
メロンは薄いグリーンの瓜。そーとーに、超ほのかに甘いと言うことは「ぜんぜん甘くない」。

 中庭の芝生の葉っぱは大きくて硬いので、ちょっと見ると人工かな?
日曜大工のお店の、人工芝のモデルになったんじゃないかと思うほど。

<帰り道>

 朝10:10集合すると、後ろ髪を力一杯引かれながらバスへ。
日付変更線を、ぴょんと越えて。14:10福岡。
なんか、ズボンのベルトがきついような。
朝から、たっぷりバイキングご飯を食べるから・・・。
2日で体重が1,5Kg増えてしまった島でした。
(うう・・・帰ってみたら3,5Kg増じゃった!!
やっぱし、うう・・・だ、ダイエットじゃ!)

 もう一回行きたい島、ワイハ。

Copyright(C)DocMihi.1997


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