行政もやっと本腰を入れ始めた介護保険は、申請も判定も施設委託じゃまずいのは当然。
歩いてくることが出来る患者に、「あんたは家にいて、ワシが往診する」の医者も問題。
第3者機関チェック機能を活発にしないと、4兆円産業(?)のお年寄りサービス産業は
短期間のうちに破綻するのは分かり切ったこと。
お年寄りを相手に儲けることに関して、規制緩和も良いけれど。
チェックをしっかりしておかないと、気づく前に根底から崩壊しちゃうモンねー。
罰則を厳しくするより(獄門さらし首くらいなら効果があるかも?)、
公平な立場からの厳しいチェックが大切。なんて思うわけです。
在宅介護支援センターの一掃セールが始まりそうで、私的には嬉しくてワクワク。
甘くとろけた脳みそに、ブレインストーミングをかけるようで。
端から見てる分には、嵐が大きくて動揺するほど美味しい蜜の味。
あと1年で、公もしくはそれに近いところだけを残して行くらしい。
今までやりたい放題やらせておいて、屋根に上げてはしごを取っ払う感じですねー。
7,8年前に、製薬市場と高齢者支援市場がほぼ同じ額だったような?(4兆円?)
尻すぼみの製薬市場と尻上がりの高齢者市場は、どっちが美味しいかガキでも分かる。
群がったアリが食べても食べても、あと10年過ぎにピークを迎える甘ーい高齢者人口。
田舎じゃ商社があんまり参入していないから、まだ甘い危機管理でも持っているけど。
一気に商社が押し寄せたら、今までの田舎の業界はひとたまりもなく模様替え。
ゆるーい施設は、かつての巨大迷路かテーマパークと同じ運命をたどること必定。
あと15年は美味しい市場で、その後は生き残りをかけた壮絶な戦いが始まるはず。
政府は入院ベッドをドンドン減らし、救急病院は入院日数をドンドン減らすから。
行き場が無くなったお年寄りは、あちこちの施設を3ヶ月毎に放浪。
92歳認知症のバッちゃんの家族が、外来に入院予約に来られ。
入院までの長い待ち時間を聞いて、ご家族の顔が曇り。ため息の嵐は、団塊の世代。
不景気とともに、介護保険という名でしわ寄せは人生の大先輩へ押し寄せ。
団塊の世代は「右向け右イー」の号令で、とにかく右を向くのは上手だった。
みんなと同じが2番で、みんなよりもっと上の方向しか見ていないのが1番。
それ以外は考える必要と余裕がなかったのも事実、それが出来なきゃ落ちこぼれる。
ふと立ち止まると「あと10年経ったら、この国はどうなっちゃうんだろ?の不安」。
団塊の世代は、不安も介護も墓場も団塊で受け止めるしかないのか?
義務教育の教室も、受験も、就職も大きな一塊の嵐の中で。
親が終われば、今度は自分の災難が団塊で待っている。
「嗚呼、なんてこったい!」も出ないほど、政治家の動きも言動もおかしいこの国。
若者はフリーターなどと言う「臨時職員」に甘んじて、行き先の不安を感じないのか?
刹那を生きて、その時その瞬間の気持ち良さしか脳裏に浮かばないのか?
10年先、20年先の明るさに不安を感じないのか?
ワカランッ!団塊の世代は、どうするつもりじゃ?責任者出てこいッ!