めんそ〜れ de 沖縄<付録>

ハブとマングースの戦い;落語編
出演者:ハブのハチ、マングースのマグ、白衣の研究員Z、用務員?。

Z「さて、ハブに噛まれると命を落としますが食べると元気になる!あ〜ら不思議。
 ハブ酒、粉末、その他、色々取りそろえておりますので宜しくお願いします。
 万病にハブ!です。ではお待たせいたしました。ハブとマングースの決闘の始まりイ…。」

 用務員さん風のおじさんが地味に登場。
マングースと反対側のスペースに専用の棒で黒々したハブを1匹ほど、どさっ。
それを見たマングースはウオーミングアップを始め小さなスペースの中でクルクル回りだすのです。
あたかも脱水機の中で洗濯を終えた茶色のタオルが、クルクルと回り始める如き様相でございまして。
用務員のおじさんは、2者を分けてあるのが丸見えの澄明プラスチック箱にすすっと近寄ると、真ん中の板をさっともちあげたんです。

ハチ「いやー、昨日は飲んだ飲んだ。頭がずきずき。
   おっ、マグの野郎じゃねえか!
   二日酔で昨日のショーをさぼったから元気いっぱいだぜ、おいら。」

(そりゃそのはず、12時間余分に寝たモンで昼夜逆転。夜行性なのに昼元気!)

マグ「ヲイヲイ、ハブの野郎やたら元気じゃねえか。
   話が違うよ、まったく。
   ハブはハブらしく昼間はぼーっとして、
   腐れ眼じゃなくっちゃいけねえよ。」

ハチ「冗談言っちゃいけねえ。
   たまには昼間に元気なハブがいたって良いじゃねえか。てやんでい。」

マグ「よわっちまったね。ハブの代わりはいくらでもいるけど、
   マングースの代わりは……。
   大人しくおいらに頭をがぶりとやられて昇天しなってことよ。」

ハチ「そうはイカの**、タコが引っ張るってもんよ!
   今日のおいらは元気だいッ。
   ガブッ!」

マグ「うっ、イテーじゃねえか。
   手加減てえものを知らねえ奴はいけねえ。
   これだから田舎モンって言われるんだよ。
   困ったもんだねまったく。あ!何かヘンッ。
   ぐ、ぐるじー。ガクッ。」

で、マングースは哀れなお姿になってしまった。

ハチ「おとといきやがれってんだ。」

Z「あ〜あ。やっちめえやがった。
  いったい、明日からどうするんだよ。
  おまんまの食い上げじゃねえか、
  エライことしてくれたモンだね、まったく。」

ハチ「明日からあたしが主役?いいねえ。」と、うっとり。

Z「おや、このハブの奴。えらく酒くせーじゃねえか!
  誰だいこいつに酒なんか飲ませた奴は?
  そう言えばハブ酒が一本なくなって多けど、まさかこいつが!?。」

ハチ「あ〜、頭がずきずきする。迎え酒でもいこうか。」

Z「このハブにはどっぷり酒に浸かってもらおうか。
  そらよっと。どっぷりの酒はハブには命取り。
  中途半端なハブの飲酒はマングースもおいらも命取り。
  どなたの命も取らないのがハブ酒。各種取りそろえてございます。
  試飲もご用意いたしております。
  え〜、さて。本日だけの限定1本!。
  マングース酒は如何ですかあ〜。」

 おあとがよろしいようで………

(沖縄が舞台なのに何故か江戸っ子ばかりが登場して、スイマセン)

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添乗員の大橋さんには、ホントお世話になりました。
ニヘーデービル!!


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