サヨリは、5月の連休頃に産卵のため接岸するサヨリを波止から狙えます。
サヨリは、海面すれすれを群れをなして泳ぎ、動物プランクトンを捕食したり、浮遊する海藻の断片を摂食したりします。産卵期は4〜7月で最盛期は5〜6月前後。5月頃に生まれたものは、8月に14p、10月に18p、満1歳で25p、9月に30pになり、寿命は約2年です。
時合いは、上げ潮の朝間づめになります。この時、釣り場は釣り人で大混雑。初心者や気の優しい人は、竿を出す勇気が湧いてきません。
概ね昼過ぎにサヨリは、回遊しますので居なくなります。釣り人も帰ります。ここがチャンスです。夕間づめにサヨリがもう一度回遊してくるからです。
私のホームグランドである防府市の花香漁港は西向きの波止です。西日が正面から辺りウキが見づらいのが難点です。
それでも午後三時から六時頃までで13リッターのクーラーボックス一杯になりますよ。もちろん上げ潮ですが。
こちらの方が、のんびりと安心して釣りを楽しむことが出来ます。
私は、こちらをお勧めします。気がつくと日没になっています。周辺には誰もいません。最高です。
それでは、仕掛けについて説明します。基本は、浮きカゴ仕掛けです。
竿:5.3m1.5号の磯竿
リール:2000番 道糸2号150mが巻けるもの。
ライン:ナイロン2号 フロートタイプを推奨
浮きカゴは、反転式でキステンビン15pに取り付けます。
キステンビンを使用と投入時の絡みを防止するためです。
アタリウキは、セルウキでも構いませんが、当局は自作の飛ばしウキをフリーで使っています。
サルカンの代わりにハリス止めを使用します。
サヨリは、エサを吸い込むためにしっかりとアワセないと針を飲み込みます。
飲み込まれた時の手返しを良くする(ハリ交換)ために使用します。
中ハリス(キステンビンからハリス止め)は、フロロカーボン1.0号を1〜2ヒロ取ります。
針は、ownerの「サヨリ専用」がこれまでの使用感で一番です。
サシエサは、アミエビです。
いろんな種類がありますが、お勧めはヒロキューのアミエビです。
撒き餌は、地アミにサヨリパワーとイワシミンチと米ぬかを混ぜて使用します。
最近は、防腐剤が入っているのか、この時期で2〜3週間は常温で保管できます。
一回きりで残りを海に捨てるのはもったいないですよね。
米ぬかを追加すれば3〜4回は使えますよ。
出典:つり太郎
釣って見る。
サヨリは回遊魚。接岸情報を確認することが大切です。回遊していなければ釣れません。
特別に難しい釣りではない分、場所取りが重要な要素になります。狙いは、潮がよれる場所や潮が払い出すようなところがコマセがよく効きサヨリも集まりやすいのです。
また、サヨリは風下からやってくるという習性がありますので、背中に風を受ける場所ならベストな場所といえます。
いずれにせよコマセをカゴに詰めて、まずサヨリを寄せることから始ます。
サヨリが寄ってきたら群れを逃がさないように手返し良く同じ場所に仕掛けを投入し続けることが釣果を伸ばすコツです。
仕掛けを投入したなら、浮きカゴとアタリウキが一直線になるようリールを巻きます。このとき浮きカゴから撒き餌が出てサヨリを誘います。
サヨリが寄ってきて浮きカゴ周辺が波立ちサヨリの乱舞が始まるとチャンス到来です。アタリは下に取り付けた玉ウキで取ります。玉ウキが横に走ったり、沈んだりした瞬間にアワセを入れます。
糸フケの少ない状態で、集中して狙います。強いアタリはいりません。竿をチョンとシャクルだけで針掛かりします。小さくてもよく走りますので、やり取りも楽しいですね。
食べてみる。
サヨリが一番美味しいシーズンは、産卵期前の春、そして荒食いをする秋。脂肪がほとんどないので、さっぱりとしていてヘルシー、緻密な肉質で大変美味です。キステンビンと浮きカゴ
飛ばしウキ(自作)
ハリス止め
セルウキ
ハリ owner 4号
アタリウキとハリス止め
道糸へ
中ハリスへ
浮きカゴ 10号
キステンビン