毛利博物館


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毛利家伝来の「お雛さま」公開中です!!
更新日:2025年03月27日(木)
ようやく長い冬にも終わりが見え、毛利氏庭園でも花々が咲きはじめています。

毛利博物館では、企画展「毛利家の雛まつり」と題して、春のこの時期に恒例となりました、毛利家伝来の「お雛さま」を公開しています。

今年は、明治時代に公家の三条家から輿入れした公爵夫人美佐子所用の「古今雛(こきんびな)」を展示中です。
写実的な顔立ちや華美な衣裳が好まれ、江戸時代後半の代表的な雛人形として、長く人々に愛された「古今雛」ですが、今回展示の古今雛は、派手すぎず、気品あふれるその姿が、大名家の伝来品ならではの見応えです。
そのほか、江戸時代末期に作られた、毛利家の家紋「沢瀉(おもだか)」が描かれた「雛道具」や、上野池之端に店を構え、大奥・大名などの御用を勤める雛屋として名を馳せた七沢屋(ななさわや)が作り上げた、幕末の長州藩主毛利敬親(たかちか)夫人都美姫(とみひめ)所用の雛道具も合わせて公開しています。
そのほか、近代の「人形衣裳」など、姫君ゆかりの品々を公開しています。

庭園のサクラもまもなく開花すると思います。サクラの見頃に合わせて、毛利家伝来の「お雛さま」を公開する企画展「毛利家の雛まつり」も、当初の予定から会期を1日延長して、4月8日(火)まで開催することになりましたので、ぜひこの機会にお運びくださいますようお願い申し上げます。
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