感 想
”プラハの春”は、外交官・堀江亮介と反体制活動家・カテリーナの運命的な出会いと恋が
描かれています。
物語は悲しい結末を迎えますが、最後に、未来の中で踊る二人の姿を見ることで
あたたかな幸福感に満たされます。
物語の中の音楽でスメタナの交響詩「わが祖国」第2曲”モルダウ”が強く心に残りこの曲を
聴くと舞台の感動がよみがえります。
衣装は”ジャン・ポール・ゴルチエ”ということで異色ではありますが、物語を重厚にするとともに、一種の華やかさを生み出し、重いテーマの作品に明るさを感じさせているように思いました。
ショー”LUCKY STAR!”はお芝居で感傷的になっていた気持ちを
明るく楽しくさせてくれます。
ただ、45分と短いのが残念でした。
2002.05.05 sae