スギ・ヒノキ科花粉飛散状況
(2008年1月1日〜,於宇部市岬町)
- 1月6日が山口県における本年のスギ花粉初観測日となりました(下関の測定点で観測)。---(1月8日)
- 1月14日が当測定点のスギ花粉初観測日となりました。---(1月15日)
- 宇部市の別の測定点で、2月2日、3日の両日、1個/cm2以上のスギ花粉が捕集され、2月2日が本年の山口県におけるスギ花粉飛散開始日と
なりました。まだ県内全域で飛散開始というわけではありませんが、既に関東や西日本の一部で飛散開始となっているようです。---(2月5日)
- 当測定点では、2月11日にスギ花粉飛散開始の定義に該当しました。今は寒さで抑制されていますが、気温が上がると飛散数が増えるものと思わ
れます。---(2月13日)
- 本日、北部の観察点のスギ、ヒノキの木を見てきました。スギは花粉を放出し終わった花序が多いようですが、まだ花粉をたくさん保持している花
序も認められました。もうしばらく飛散が続きそうです。ヒノキは成熟まであと一歩という感じでした。(写真)---(3月16日)
- ただし、地区によってはヒノキ科も少しずつ飛散しているようです。---(3月16日)
- 当測定点では、3月23日から、ヒノキ科花粉がスギ花粉より多く捕集されるようになりました。---(3月25日)
- ヒノキに関して、昨年11月の時点で、前年飛散期の約4〜5倍の数に匹敵する程度の花芽が着いていると判断しました。昨年は平年値(700個
/cm2)の半分程度の飛散でしたので、今年のヒノキ科花粉飛散は、平年の2倍かそれ以上になるものと予測しておりましたが、今のところ予想をはるかに下
回る飛散数で、最近のヒノキ科花粉の飛散状況をみるとそろそろ終了しそうな雰囲気さえ感じられます。本日、北部の観察点のヒノキを見てきました。花粉の飛
散し終わった花も多いのですが、まだ花粉を蓄えている花も確認されました。もうしばらくは飛散しそうです。やはり、花の数は決して少なくはないと思います
が、驚いたことに、いまだに未成熟と思われる花(昨年秋に観察したときの花芽のままの状態)が多く確認されました。これまでヒノキの花をシーズン中継続的
に観察したことがないのですが、時期的にこれらの花が今後成熟して花粉を飛散させる可能性は低いのではないかと思います。写真と動画をご覧下さい。---(4月13日)
山口県内のスギ・ヒノキ科花粉飛散状況
(データ提供元:山口県医師会花粉情報委員会)