スギ・ヒノキ花粉飛散状況
(2015年1月1日〜,於宇部市岬町)
- 1月2日、山口市の測定点で、本年初めてスギ花粉が捕集されました。同日が本年の山口県におけるスギ花粉初観測日となりました。---(1月7日)
- 1月28日に当測定点で今年初めてスギ花粉が捕集されました。その他、典型的な形態ではありませんが、イネ科花粉に類似した花粉が捕集されています。---(1月29日)
- 北
部の測定機関で、2月3日、2月4日と2日間連続して1個/cm2以上のスギ花粉が捕集されたようです。寒い日が続いている
ためか他の測定機関ではまだ花粉捕集数は少ないのですが、規定により2月3日が本年の山口県におけるスギ花粉飛散開始日となります。---(2月6日)
- 県内でも降雪が認められた2月5日でしたが、東部の2か所の測定機関で1個/cm2以上のスギ花粉を捕集しています。---(2月6日)
- 九州でも、福岡、長崎、熊本、宮崎など広い範囲で、2月2日から3日にかけて飛散開始となったようです。---(2月7日)
- 2月17日に、北部、東部では最高ランク(非常に多い)のスギ花粉飛散がありました。花粉飛散が本格化してきたようです。---(2月19日)
- 久しぶりにスギの木を観察することができました。北部の1か所のみです。あいにくの雨で、花粉放出状況は確認できませんでしたが、1つの木の
雄花はほぼ未開花で、もう1つは70〜80%程度花粉が残存しているように思われました。まだ多くの花粉が残っている状態です。---(3月1
日)
- 今シーズンはどんよりと曇った日が多く、雨もよく降りますが、本日は久しぶりに快晴で暖かい日でした。大平山(山口県防府市)のスギの木を見
に行きましたが、比較的標高の低い場所の雄花はほぼ花粉放出が完了しているようです。比較的高い場所ではまだ半分以上の花粉が残っている印象で、頂上付近
(標高約600m)の雄花はまだ開花前の状態でしたのでほぼ100%の花粉が残っているものと思われました。ただし、2年前の表年と比べると、標高の高い
場所の雄花の数はかなり少な目です。写真をブログに掲載しています。---(3月8日)
- 本日、大平山山腹の比較的高い場所のスギ雄花には、まだ20%程度の花粉が残っているように思われました。また、山頂付近には半分以上の花粉が残っているようですが、周辺の雄花の数は多くはありません。いずれの場所も、枝を振ると花粉が飛散しました。写真をブログに掲載しています。---(3月15日)
- 今シーズンはスギの飛散期に周期的によく雨が降りました。その影響もあると思いますが、予測の約65%という平均飛散総数で終了しそうです。
ヒノキも雄花は目立ちませんが、一部の木には少なからず雄花が着いています。昨日山口市で観察した木にはまだ花粉が多く残っている状態でしたが、この日は
枝を振っても花粉は放出されませんでした。---(4月6日)
- 今シーズンは4月末でヒノキ飛散もほぼ終了しました。当測定点におけるスギ花粉総数は500個/cm2、ヒノキは130個/cm2で、県内測定機関の平均は、スギが1570個/cm2、ヒノキは170個/cm2でした。---(5月2日)
当測定点(山口県宇部市)の捕集状況
山口県内のスギ・ヒノキ花粉飛散状況
(データ提供元:山口県医師会花粉情報委員会)