2006年のスギ花粉数の予測（山口県）：1500個／cm2程度
（着花率からの推定）

着花率とは，着花の程度を表すもので，ここでは便宜上
｛ある木において雄花序をつけている枝の割合（％）｝
としています．

解説：
11月上旬の調査では，スギ雄花をたくさん着けている木も，雄花をほとんど着けていない木もともに認められ，木によって差が著明ですが，これまで観察して きた木の平均着花率から，
山口県における2006年の県内の平均スギ花粉飛散総数は， 1500個／cm2程度と予測します．
これは平年（最近10年間の県内20数カ所の平均値：約1900個／cm2）をやや下回る値となります．

平年以下でも，2004年のように極端に少ないわけではなく，決して症状が軽く済むという数ではありません．
十分な花粉症対策は必要です．

（2005年12月22日作成）

棒グラフは，シーズンスギ花粉総数（左軸）
折れ線グラフは，着花率（右軸）