2007年のスギ花粉数の予測(山口県):1500個/cm2程度
(着花率からの推定)着花率とは,着花の程度を表すもので,ここでは便宜上
{ある木において雄花序をつけている枝の割合(%)}
としています.解説:
この値は,前年の予測時と同数です.2006年の実際の飛散総数は,予測よりもやや多くなりました.
11月上旬の調査では,スギ雄花をたくさん着けている木も,雄花をほとんど着けていない木もともに認められ,木による差が前年以上に著明ですが,これまで 観察して きた木の平均着花率から,
山口県における2007年の県内の平均スギ花粉飛散総数は, 1500個/cm2程度と予測します.
これは平年(最近10年間の県内20数カ所の平均値:約1900個/cm2)をやや下回る値となります.
その他の木の状態や県内他地区の情報を考慮しますと2007年のシーズンは予測よりも少な目になる可能性もありますが,2004年のように極端に少なくは ならないと 思われますので,やはり十分な花粉症対策は必要です.
(2006年12月22日作成)
棒グラフは,シーズンスギ花粉総数(左軸)
折れ線グラフは,着花率(右軸)
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