2011年のスギ花粉数の予測(山口県):3500個/cm2程度
(着花率からの推定)着花率とは,着花の程度を表すもので,ここでは便宜上
{ある木において雄花序をつけている枝の割合(%)}
としています.解説:
ヒノキも、花芽はたくさん着いております。
2010年の夏は記録的な猛暑でした。
11月上旬の調査でも,スギ雄花の着き具合は木により差がありますが,着花の良好な木が多いようです。
これま で 観察して きた木の平均着花率からは3700個/cm2程度の予測総数となります。
これは平年(最近10年間の県内20数カ所の平均値:約2200個/cm2)の1.5倍程度の値です。
しかしながら、すべての木で雄花が多いわけではなく、定点観測以外の木には花の多くないものもみられます。
また、枝先の雄花の数は、着花率の割には少な目のようです。
いろいろな要素を勘案して、2011年の山口県におけるスギ花粉総数は、測定機関の平均値として3500個/cm2程度と 予測します。
ただし、実際の飛散数はシーズン中の気象にも大きく影響を受けます。
(2010年12月17日作成)
棒グラフは,シーズンスギ花粉総数(左軸)
折れ線グラフは,着花率(右軸)
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