2017年のスギ花粉数の予測(山口県):3700個/cm2程度
(着花率からの推定)着花率とは,着花の程度を表すもので,ここでは便宜上
{ある木において雄花序をつけている枝の割合(%)}
としています.解説:
昨シーズンのヒノキは花芽が多く着いていましたが、実際の捕集数は390個/cm2という予想外の少なさでした。
2016年11月上旬の調査では,ほぼすべての木で、前年に比しスギ雄花の着花率が高くなっていました。
花粉数が増えてきた2000年以降の相関では、3700個/cm2程度の予測総数となります。
これは平年値(最近10年間の県内20数カ所の平均値:2530個/cm2)をかなり上回る値です。
実際の飛散数はシーズン中の気象にも大きく影響を受けます。
降水機会が多ければ、花粉捕集数は減少します。
今シーズンも花芽はたくさん着いていますが、はたしてどうなるでしょうか。
ちなみに平年値は930個/cm2です。
(個数はすべて、県内20数カ所の測定機関の平均値)
(2016年12月19日作成)
棒グラフは,シーズンスギ花粉総数(左軸)
折れ線グラフは,着花率(右軸)
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