2018年のスギ花粉数の予測(山口県):2200個/cm2程度
(着花率からの推定)着花率とは,着花の程度を表すもので,ここでは便宜上
{ある木において雄花序をつけている枝の割合(%)}
としています.解説:
ヒノキの花芽は、1450個/cm2であった昨シーズンと同程度かそれ以上の着花状態と思われました。
11月上旬の調査では,スギ雄花の着き具合は木により差が著明ですが、平均すると前年よりもかなり着花率が低くなっています。
花粉数が非常に増えてきた2000年以降の相関では、2200個/cm2程度の予測総数となります。
これは平年(直近10年間の県内20数カ所の平均値:2600個/cm2)をやや下回る値です。
予測の85%程度となった昨シーズンの実測値(3140個/cm2)よりかなり少ない値となります。
実際の飛散数はシーズン中の気象にも大きく影響を受けます。
降水機会が少なければ、花粉捕集値は増加します。
このうちどの程度が成熟した雄花となるかについては、現時点では予測できません。
ちなみに平年値は1040個/cm2です。
(個数はすべて、県内20数カ所の測定機関の平均値)
(2017年12月17日作成)
棒グラフは,シーズンスギ花粉総数(左軸)
折れ線グラフは,着花率(右軸)
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