2019年のスギ花粉数の予測(山口県):3800個/cm2程度
(着花率からの推定)着花率とは,着花の程度を表すもので,ここでは便宜上
{ある木において雄花序をつけている枝の割合(%)}
としています.解説:
ヒノキは、昨シーズン、4150個/cm2と、平年値の約4倍という全く予想外の大量飛散となりました。
10月下旬の調査では,スギ雄花の着花率は多くの木で前年よりも高くなっています。
スギ花粉総数と着花率の回帰式からは、3800個/cm2程度の予測総数となります。
これは平年(直近10年間の測定機関の平均値:2700個/cm2)を上回る値です。
実際の飛散数はシーズン中の気象にも大きく影響を受けます。
降水機会が少なければ、花粉捕集値は増加します。
今シーズンも予測は困難です。
ちなみに昨シーズン終了時点での平年値は1390個/cm2です。
(個数はすべて、県内20数カ所の測定機関の平均値)
(2018年12月20日作成)
棒グラフは,シーズンスギ花粉総数(左軸)
折れ線グラフは,着花率(右軸)
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