2021年のスギ花粉数の予測(山口県):2100個/cm2程度
(着花率からの推定)着花率とは,着花の程度を表すもので,ここでは便宜上
{ある木において雄花序をつけている枝の割合(%)}
としています.解説:
昨シーズンのヒノキは、平年値1560個/cm2に対し430個/cm2と、少ない飛散数となりました。
11月上旬の調査では,スギ雄花の着花率は多くの木で前年よりもやや多くなっています。
スギ花粉総数と着花率の回帰式からは、2100個/cm2程度の予測 総数となります。
これは平年(直近10年間の測定機関の平均値:3140個/cm2)を下回る値です。
実際の飛散数はシーズン中の気象にも大きく影響を受けます。
降水機会が少なければ、花粉捕集値は増加します。
ヒノキの予測は例年の ように困難です。
ちなみに今シーズンを迎えての平年値は1590個/cm2です。
(個数はすべて、県内20数カ所の測定機関の平均値)
(2020年12月20日作成)
棒グラフは,シーズンスギ花粉総数(左軸)
折れ線グラフは,着花率(右軸)
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