2005年のスギ・ヒノキ科花粉飛散について(結果)
シーズン直前のスギ雄花の着花状況等から,「山口県の2005年のスギ飛散は最近10年間のシーズン平均花粉総数 1800個/cm2に対し約3500〜4000個/cm2程度で,ヒノキ科花粉は過去最多となる」と予測しました.
スギ花粉は一部の地区で1月中旬に飛散開始の定義に該当しましたが,その後数が増えず,継続的に飛散するようになったのは2月中 旬からでした.
3月11日には,1日の花粉数としてはこれまでで最多の3119個/cm2の花粉が光市で捕集されるなど,東部,中部で多数の花粉が飛散しました.
スギ花粉飛散総数は地区により差があり西部で比較的少なく,北部,中部,東部で多くなりました,各測定点においては平年値の1〜3倍の総数でしたが,県内 26花粉測定施設の平均は約 3750個/cm2で,平年値の2倍強という結果でした.この値は,測定を開始した1994年以降では,1995年,2001年に次ぐ,過 去3番目の多さとなります.
ヒノキ科花粉は3月中旬から捕集されるようになり,平均花粉数は4月30日の時点で約2040個/cm2で す.これは2001年の1950個/cm2を上回る,過去最多の値となり,スギ,ヒノキ科ともに,ほぼ予測通りの飛散結果でした.



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