2009年のスギ・ヒノキ科花粉飛散について(結果)
 前年秋の着花状態の回帰式から得られたスギ花粉総数の予測値は、山口県内の花粉測定機関の平均値として約3400個 /cm2でしたが、諸条件を勘案して、3000から3500個程度の予測総数としました。 実測値は3600個/cm2で、予測をわずかに上回り、過去(1992年から2008年)の平均値 (1940個)を大きく上回る数となりました。
 一方、ヒノキ科花粉総数の予測は困難で、前年秋の花芽調査の結果から漠然と多くなるとの予測しかできませんでしたが、実測値は過去の平均値(690個 /cm2)を上回る1165個/cm2でした。
 今シーズンはスギ、ヒノキ科ともに平年値を上回りましたが、県内でも飛散の地域差が大きく、例年通りスギは北部、東部が多く、ヒノキ科は北部で多く飛散 し、西部はスギ、ヒノキ科ともに少な目の飛散でした。


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