2017年のスギ・ヒノキ花粉飛散について(結果)
前年秋の観察定点におけるスギ雄花の着花状態から、2017年のスギ花粉飛散を、県内測定機関の平均値として
3,700個/cm2程度(平年値は2,530個/cm2)と予測しました。一部の地区で1月30日にスギ花粉飛散開始の定義に該当しましたが、その後気
温の低い日が続いたため、県内全域で飛散が本格化したのは2月中旬でした。最多飛散日は3月6日で、花粉飛散総数の実測値は、予測の約85%の3,140
個/cm2でしたが、2013年以来4年ぶりに3,000個を越える大量飛散となりました。
一方ヒノキも前年秋には花芽が多く着いており、実測値は4月末の時点で約1,450個/cm
2で、平年値(930個/cm2)を上回る捕集数となりました。最多飛散日は、4月9日でした。