2024年のスギ・ヒノキ花粉飛散について(結果)
2023
年の夏は観測史上最も暑い夏でしたが、
今
シーズン前の定点木の観察では、意外にもスギはかなり少ない着花状態であり、スギ花粉飛散総数は県内測定機関の平均値として1,300個/cm2程度で平年を下回ると予測しました。実測値は1,940個/cm2と予測
の1.5倍でしたが、平年値(直近10年間の平均値:3,260個/cm2)の60%弱の値となりました。 飛
散総数が最多であったのは美祢地区の測定機関の4,197個/cm2、最少は岩国地区の709個/cm2で
した 。
一
方ヒノキも、542個/cm2(平年値1,920個/cm2の30%弱)と、かなり少ない飛散総数となりました。最多飛散は萩地区で1,159個/cm2、最少は下関地区の253個/cm2で
した。
結果的に、今シーズンの花粉飛散総数は、ス
ギ、ヒノキともに平年を下回りました。