大きさ 2.88m(目通り)約25m(高さ)最上段お堂の左側にある。
種の概要
カバノキ科・落葉高木。中国、朝鮮半島、日本の本州、四国、九州の温帯〜暖帯域に分布し、県内でも山地に普通に見られる。大きいものは幹周3.14m(約1.00m径)、高さ25mくらいになる。葉は卵形〜狭卵形、先は鋭く尖る。基部は円く、葉縁は細重鋸歯がある。
由緒ほか
正法寺の寺域。正法寺は真言宗。正法寺文書(貞応2年‐1223)によれば、平安時代花山法皇が諸国巡幸の途中この山に入って創建したとされる。
シデ(四垂)は神に供える玉串や注連縄に白い紙を切って垂らしたものをいい、シデの樹の花穂の垂れ下がった様子から名付けられた。県内では近縁のアカシデと共に(こましで、しで、しでのき、のしで)と呼ばれ、材は薪炭材としてよく利用されていた。