通称 共和のカシの森
場所 美祢郡秋芳町青景 森ヶ浴
秋芳町嘉万市から県道銭屋・美祢線に右折しばらくして
寺家から表示に従って左折約700m。
指定 国天然記念物(1925)
大きさ 6.40m(目通り)7.60m(根周り)33m(高さ)推定樹齢500年。
「日本老樹名木天然記念樹」(1962)
表示=7.60m(幹根境界部周)10.48m(根周り)33m(高)とある。
約6.40m(目通り)約8.10m(根周り)約32m(高)(三宅2003)
種の概要 4再
ブナ科・常緑高木。中国東部から日本の九州、四国、本州(関東地方以西)の暖帯域に分布し、カシ類の中では最大となり、幹周11.90m(3.80m径)、高さ30mに達する。国内では大分県清川村の幹周り12.00mが最大。葉の下面と堅果(どんぐり)の殻斗(帽子部分)に星状毛を密生する。古くは船の櫓としても利用された。また、堅果は渋みが少なく食用にしたのか縄文の遺跡からもよく出土する。
由緒ほか
むかしは付近に大蛇がいたという言い伝えから「蛇の森」とか「蛇の森のカシ」と呼ばれた。約100年前のこと、下の蛇の池拡張の際、白い石が出たのでこの石を樹の根元に祀り水神とした。その前は武士たちがこの樹を狩猟の神として祭りをしていたという。