通称 修禅寺の一本杉
場所 豊浦郡豊田町殿居 狗留孫山
川棚方面からは県道豊浦・豊田線で横道経由杉谷へ、豊田町
からは国道435号線で杢路子経由で杉谷へ、ここからは徒歩
で石段を登り修禅寺へ約40分。大杉は修禅寺のそばにある。
指定 町天然記念物(1989) 国名勝(1940)
種の概要
スギ科・常緑高木。日本特産種。大きくなると幹周20.40m(6.50m径)、高さ60mを超える。日本各地に巨樹が存在し天然記念物に指定されているものが多い。現在最大のものは鹿児島県屋久島の「縄文杉」といわれ幹周が16.10m(約5.13m径)ある。同じ屋久島にあるウィルソン株は豊臣秀吉が方広寺大仏殿建設のため伐りだしたという伝えがあり、これは幹周り13.80mある。
由緒ほか
御嶽ともいい、古来より山岳信仰、修験道の霊峰。8合目に御嶽観音として知られる修禅寺がある。この寺は天平年間(729‐747)奈良東大寺の実忠和尚が諸国を遍歴して当山に登り、弘法大師(空海)も大同2年(807)観音岩を拝し、供養を行い観世音菩薩像を残したといわれ、弘法大師を開山としている。
修禅寺に登る参道の両側にもスギの大木が数10本見られる。社殿の左側斜面は山全体がアカガシ、イスノキ、コジイ、アラカシ、クロガネモチなどからなる自然林となっている。