通称 大覚寺のビャクシン巨樹
場所 阿武郡阿武町奈古 寺東
阿武町奈古の奈古小学校付近の海よりの山裾にある。
指定 県天然記念物(1966)
大きさ 右 根元近くで3分岐。
2.40m・2.64m・1.75m(目通り)5.30m(根周り)
約13m(高さ)
左 約1.5‐2mで2分岐。3.10m(約1m周)約12m(高)
種の概要
ヒノキ科・常緑高木。一名イブキビャクシン。雌雄別株〜稀に同株。本州の主として太平洋側に分布しており、県内では瀬戸内海東部の島嶼、下関市から飛んで阿武町にのみ自生が見られる。大きいものは幹周6.28m(2.00m径)、高さ25mに達する。心材は暗紅褐色で堅く床柱として賞用されるほか、古くより庭園樹として社寺に多く植栽され(びゃくだん)と呼ばれることが多い。
由緒ほか
曹洞宗。もとは真言宗の光応寺であったものを元亀元年(1570)曹洞宗に改宗。毛利氏の軍門に降った尼子義久・秀久の墓碑がある。
近くの海岸断崖にイブキの自生があり、この地からもたらされたものであろう。