場所 阿武郡阿東町生雲西分 姥金
阿東町生雲の中心部から県道迫田・篠目線で嘉年方向へ
約2kmで右側山手。道そばに表示がある。
大きさ 3.50m(目通り)約17m(高さ)
種の概要
コウヤマキ科・常緑高木。日本特産種で、本州(東北地方南部から西)四国、九州に分布、県内では錦町の一角に限られ野生が見られる。大きいものは幹周6.28m(2.00m径)、高さ40mに達する。
葉は2葉が癒合したもので、光沢があり長さ10cm、幅3mm内外の広線形、中央に浅い溝があり先端はわずかに凹む。1節に10‐30個くらいが輪生する。
由緒ほか
曹洞宗。応永30年(1433)創建。当初は法華庵といったが、寛文3年(1663)法田寺と改号。幕末(元治年間)「七卿落ち」のひとり沢宣嘉が生雲に滞在し、本寺で「きくまゝに 心もいゝと すゝしけれ うき世の外の松風の声」と詠み、また、慶応元年(1865)には石州口攻防に備え奇兵・八幡・南園諸隊が生雲に駐屯、八幡・南園隊(一部)が当寺に宿泊している。倉増清「阿東町史余話」(1971)
コウヤマキの葉枝は、紀州高野山では佛花として利用されている。
ほかにイロハモミジ(カエデ科)の3.10m(0.5m周)のものがある。