通称 竜王社のムクノキ
場所 山口市宮野上 石丸
山口市の中心部から国道9号線で阿東町方向へ、徳地町方面
への分岐点の少し手前(約100m)の橋が新橋である。
このあたりから樹叢が見える。竜王社はこの橋の手前を左折
する。
指定 市天然記念物(1975)
大きさ 最大5.05m(目通り)約8.00m(根周り)ほか
4.30m、3.90m、3.80m、2.50m(目) 約15‐25m(高)
種の概要 5再
ニレ科・落葉高木。インドネシア、中国、台湾から日本の九州、四国、本州(関東地方以西)の亜熱帯〜暖帯域に分布する。大きいものは幹周約7.90m(2.50m径)、高さ30mに達する。
ムクノキは日本では古くからエノキと共に一里塚、道の分岐点、小祠などの日陰樹、神社では神の「依り代」として保護され、植栽もされて来た。秋期黒熟する実は果肉が甘く、子供たちが食用にしていた。
由緒ほか
綿積神社。仁壁神社の末社で旧号は石丸竜王社(須賀社と相殿)。永禄12年(1569)大内輝弘の時代に灰燼。(宮野八百年史)
キズタが纏じょうしており樹勢の弱っているものがある。
(追記)注進案に「竜王社 河原にあり…」とあり、そばに湧水池(2)と思われる跡があり、これが竜王社の起源かも知れない。