お供えの奇形のいも
意了田のエノキ
79. 意了田(いりょうだ)のエノキ

場所 周南市(旧徳山市)湯野 意了田
    湯野の湯野温泉から徳地町方向へ、意了田は普通の地図に
     出てこないが、行田(ゆきだ)付近と思える。
     道路より左側の低い位置にある。


指定 徳山百樹
大きさ 地上1mくらいで2分岐。
      2.07m・2.87m(目通り)5.50m(根周り)約12m(高さ)

種の概要
  ニレ科・落葉高木。中国(中部)、朝鮮半島、日本の本州、四国、九州に分布し、大きくなると幹周6.28m(2.00m径)、高さ30mに達する。沿海地や内陸部の河川沿い、岩石地に多く見られ、日本ではムクノキと共に道ばたの一里塚〜小祠の日陰樹、屋敷樹として植栽されてきた。果実は核果で熟すと甘くなり、子供たちが食べていた。
由緒ほか
  そばに猿田彦大神があり、地元では庚申さんといって、二又、三又となった奇形のいも、なすなどを供えている。また、幹の瘤からイボ神様ともいい、身体にできたイボを取ってもらうなどのお参りをする人もある。(清永賢治氏資料)

意了田のエノキ                               撮影2003.09
お供えの奇形のいも

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