林中のコナラ
明神の藪のカツラ
84. 明神の藪のカツラ

場所 周南市(旧徳山市)大向 嶽
鹿野から国道315号線を下がって向道湖の最上端二俣橋を渡り、すぐ左折嶽部落へ、道そばに数台の駐車スペースがあり、右へ行けば金峰山登山道、明神の藪は左側の道をとる。表示に従って水路沿いに進めば明神の藪に達する。近年ここから金峰山に上る道もあるようだ。


指定 樹林=市天然記念物(1974)
大きさ 6.50m(根周り)約30m(高さ)

種の概要
  カツラ科・落葉高木。中国と日本の北海道、本州、四国、九州の主として温帯域に分布し、南下するほど産量は減少する。兵庫県和田山町のカツラは幹周18.40m(約5.85m径)で最大。葉は広卵形、基部は心臓形、先端は円く縁に鈍鋸歯があり特徴的である。
由緒ほか
  金峰山西側斜面海抜高で約500m付近にわずかに残された落葉広葉樹林。山麓の部落はこの地を水源とし、森自体を神聖な場所として尊崇し、古い信仰形態を残している。むかしは女人禁制の習俗もあったという。
  ほか目通り2.90mのイヌシデ(カバノキ科)、3.65mのコナラ(ブナ科)、カヤ、イロハモミジなどのやや大きい樹が見られる。

明神の藪のカツラ                             撮影2003.05
林中のコナラ

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