通称 着の森(馬塚)のシイ
場所 周南市(旧熊毛町)須野河内
ナベヅルの渡来地周南市(旧熊毛町)八代の奥「ユニマット
山口
カントリークラブ」前を通り、しばらくすると道がカーブし、
ここに集会所がある。その山裾にある。
大きさ 約4.45m(目通り)約25m(高さ)
種の概要 1・76再
ブナ科・常緑高木。本州(福島・新潟県以南)、四国、九州、琉球に分布する。堅果は秋期熟し、スダジイは卵状長楕円形と長く、コジイは球形に近く小さい。両者は変異的につながり、識別に困り中間型を(スダコジイ)と呼ぶことがあり、同種、変種などの見解がある。この樹の堅果も中間型と思える。
由緒ほか
弘治2年(1556)毛利輝元が須々万沼の城主、山崎伊豆守を攻めるためにこの地に出陣したとき、寒気がきびしくなり軍馬が多数死んだ。これを集めて埋め、その上にシイの木を植えたという話と、永禄2年(1559)山野井盛兼が黒毛の愛馬の病死を悼みシイの樹のそばに埋めたともいわれる。このような話から里人は馬の守護神として崇めていた。馬塚明神。