通称 猿田彦の杖(猿人木)
場所 玖珂郡錦町上沼田
錦町道の駅(国道187号線)のある少し先で右折国道434
線
(双津峡・寂地峡方向)へ、雙津峡温泉を過ぎまもなく須川で
「神楽の里沼田」の表示に従って右折(2ヶ所ある)、上沼田へ
上ってゆく。
大きさ 根元で2分岐。約4.20m・2.10m約7.00m(根周り)約18m(高さ)
種の概要 31再
ブナ科・常緑高木。本州(宮城・新潟県以西)、四国、九州から琉球列島、朝鮮半島(済州島)の暖帯域に分布し、大きいものは幹周6.28m(2.00m径)、高さ25mに達する。本県の美祢市伊佐河原にあった「大カシ」は幹周8.40m(2.67m径)で国内最大であったが、今は倒壊して無い。県下では山地谷あいから中腹以下の緩傾斜地に多い。葉の下面は著しい白色、上面中肋は凹入し、葉縁に鋭い鋸歯がある。
由緒ほか
墓地そば。表示では猿田彦命と里人の娘との悲恋物語を伝える。古墓の背後にあり、大小丸のタブノキと同様墓地の守り樹の性格があるのであろう。
少し上の樹林の中は大きい岩が多く、岩にかかわる神様がいろいろ祀られている。
(追記)本書では明神原と表記したが間違いで、上沼田に修正した。