畳に発生したカビの退治法 |
「主婦と生活社」 家のカビ・ダニ退治法 P58〜P59より
著者 総合防菌研究所 市川栄一
東京都立衛生研究所 吉川 翠
別荘や長期不在にした住宅、梅雨どきに1週間も部屋を閉めきった状態にした家では、畳にカビが発生することがあります。
公的住宅なども、建築されてから、周囲の道路や施設などの付帯工事のため、六か月以上も入居しない場合があります。
このような場合、管理マニュアルがあって、1週間に2〜3回巡回して、窓や扉を開け、室内に風を入れ、カビなどが発生しないような配慮がなされています。
ところが、これだけではどうしてもカビの被害から逃れることはできず、それぞれ担当者は苦慮しているとのことです。
わたしも以前に数千枚の畳の防カビ対策を行ったことがあります。
畳は、カビにとって、とても栄養分を多く含んでいるものなのです。壁や天井の防カビより少し配慮が必要なのです。
いつも肌がふれるということ、子供がおもちゃなどで遊んでいるということなどを考えてみると、畳の表面に防カビ剤などが付着したままだと、どんなに低毒性ではあっても、よくないでしょう。
さて、私は業務用ということで、各種材料をもっていますが、一般家庭で使用するというわけにはいきませんので、ここでは一般家庭で使用するというわけにはいきまませんので、ここでは一般的な方法で効果が得られる手順をご説明します。
まず使用材料は、家庭で使う漂白剤がよいと思います。それから薬局で消毒用のアルコールを買い求めてください。きれいな布切れも必要です。
手順は、漂白剤を水でうすめます。薄める濃度は、漂白剤メーカーによって原液の濃度が異なるので、一概にはいえないのですが、有効塩素が0.5%以下くらいで使用されたほうが無難でしょう。漂白剤の次亜鉛素酸塩については、毒性が低く、安全性が高いとされていましが、最近は、塩素の有害性が叫ばれはじめ、行政でも規制をそろそろ打ち出すのではないかとも思われます。使用のときは、窓を開放し、通風をよくして使用しなければなりません。
この漂白剤をポリ容器に入れ、ゴム手袋をして、ぞうきんで畳の表面のカビをふきとってください。漂白剤は殺菌力がありますが、菌を殺すことのできるのは、細菌類です。カビを殺すには濃度を高め、浸漬時間を考えなければなりません。
また、あまり漂白剤の濃度を高めると、畳の青さまで漂白してしまうので注意してください。漂白剤を使用したくなかったら、水でふきとるだけでも結構ですが、乾いた布は胞子をまき散らすので不適です。
つぎに、アルコールを布にしみ込ませて、こまめにふきとってください。アルコールによる殺菌力のほうが確かです。水分も発散するし、効果的です。面積が多いときは、専門家に依頼したほうがよさそうです。そして、風通しをよくすることに気をつけましょう。
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