平成19年8月20日 公開
平成22年12月1日 更新


●事実≠ニしての[萩焼の歴史]
間違いだらけ≠フ「萩焼古窯発掘計画」中止(延期)≠フ顛末≠フ「紹介」

[昭和32年]に突然、持ち上がった「萩焼古窯」の発掘計画の顛末≠焉A小山先生抜きでは語れません。
しかし、この「萩焼古窯発掘計画」の顛末≠ノついても、佐藤進三著の『陶器全集 21 『萩・上野・高取・薩摩』「平凡社」(昭和36年11月30日) 刊及び、誰に先入観≠吹き込まれたのでしょうか、こと、「萩焼古窯」のことに関する限りは、まるで事実≠ニは違ったことが執筆当時「毎日新聞」の記者であった橋詰氏によって、『萩焼 やきものの町』として「「三一書房」から、(昭和48(1973)年9月15日)に出版されています。 (この本も、ネットで見る限りにおいては、[定価850円]であったものに[2500円]の値がついています。)

 この「萩焼古窯」の発掘計画は、中止(延期)になったのですが、このことは、「過去」のことではなく、現在、「山口県文化財」で史跡≠ニして、二ヶ所とも、指定され、かつ、「長門市深川」の「古窯群跡」が「国指定」も期待される状態≠ナ残っていることにつながります。
それは、「昭和32年」の「陶磁協会」を主体とした「発掘計画」を中止(延期)≠オたことで、「考古学」の進歩≠ニ経済の発展≠ノよる「財政的裏付け」ができた時点で、長期≠ノ渡っての、発掘≠ェ可能になったことと無関係ではないはずです。
この事実≠ニしての「顛末」を明らかにしておきたいと思います。
なぜなら、そもそも=u陶磁協会」の理事で、「萩焼古窯発掘」のための渉外担当≠ナあった佐藤氏こそ、中止せざるをえないようにした張本人≠ナあり、伏せておこう≠ニした配慮≠無視≠オたのみならず、「山口県」に責任転嫁≠オており、さらに、父=河野英男は、昭和33年4月から、「小学校」に転任し、佐藤氏に「訂正」を求める「立場」になかったことに加え、後任が対応をしていないからです。
「山口県の妨害」とはとんでもない間違いであり、中止(延期)≠決断≠オたことは、結果的≠ノは、よかった≠アとだと思われ、結果的≠ノは、佐藤氏のおかげ≠ニいえるかも知れないことなのです。

当時の事実≠ニしての「顛末」は、「山口県文書館」の「河野英男収集文書」及び、「手元」にある「資料」を見ていただきさえすればあきらかに≠ネります。



とりあえず、次に、基本的な「資料」を幾つか、「解説」付きで公開≠オておきます。


↑ 「発掘計画」をしらせてこられた小山先生からの「はがき」

「萩焼の古窯発掘」の「計画」は、「山口県」とは一切♀ヨわりなく「陶磁協会」がしたもので、「窓口」として「申請」された小山冨士夫先生のこの「はがき」が「山口県」にもたらされた最初≠フ「連絡」です。


小山先生への「手紙」(その1)11月29日付

↑ 「渉外」担当の佐藤氏の言動が、あまりに独断的≠ナあるため、とうとう、小山先生宛に直訴≠オたものです。
(註) 小山先生にお出ししたこの「手紙」及び、「12月11日付け」の「手紙」は、「カーボン紙」を敷いて、「控え」を残す形で「保存」しています。
「文書館」が受け付けてくれそうにないタメ、「手元」にありますが、「資料」としては、間違い≠フナイものです。

[最重要]小山先生からの「速達」12月9日付

↑ この中に、極めて¥d要なことが書かれています。
是非、クリック≠オて御覧ください。



小山先生への「手紙」(その2)12月11日付

↑ 小山先生に再度=u来県」していただき、小山先生が「判断」してくださるように「依頼」しています。


調査団団長 田中作太郎氏からの「手紙」2通
佐藤進三氏=「江戸編」
佐藤進三氏=『陶説』の「萩焼」
佐藤進三氏の「平凡社」の「萩焼」

『江戸篇』及び『陶説』の「萩焼」記述と180度∴痰、「平凡社」の「萩焼」について

佐藤氏が「萩焼古窯発掘計画」の「延期(中止)」の「原因」となったのは、ここにある「3冊」を読み比べられればおわかりいただけると思います。
「前2著」と「平凡社」の「記述」は、180度∴痰、のです。




「発掘計画」を報じている当時≠フ「新聞記事」

↑ 「ドラマ」等では、かつての「記録」を「確認」する手段≠ニして「新聞記事」が極めて有効≠ネものとして「利用」されていますが、「新聞記事」の中には、アテにならない≠烽フもあります。
この「古窯発掘」についての「記事」の場合、「新聞各紙」によって、マチマチで、とても「資料」にはなりえないということを「確認」してください。



坂倉新兵衛氏の敷地にある「古窯」の「昭和32年」当時と「現在」


↑ 「坂倉新兵衛」氏の所有地にある「萩焼古窯」の「昭和32年」当時≠ニ「発掘調査」が終わった「現在」の「古窯」の「写真」を紹介しています。
ほぼそのママ≠フ状態で残っていることがおわかりいただけると思います。









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これまで使わせていただいていた「カウント」が、なぜか、出なくなりました。
[平成23年1月26日]までの「カウント」は、8116でしたが、[平成23年3月3日]から、別≠フ「カウント」を使わせていただくこととします。
従って、再び=A1≠ゥら「スタート」ということになります