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モクレン通信

1998年5月vol.2

し前の大雨でモクレンの花は、全部散ってしまいました。
けれど憂うつな時も、暖かい太陽と同じく、大事な栄養なので
花を散らせた雨を悪者のは出来ません。

今年は一瞬でしたが、満開になりました。
Mercrediの仲間の一人が「来る時、お家間違えたかと思った。」
と言ったのが印象的でした。
(それにしても子供の感覚ってなんてオモシロイ!)
その言葉がうれしかった花の季節でした。

数日後、出掛けようとした私の車のバックミラーに映ったのは生まれたての落葉たちでした。
忙しい朝、思わず振り返って見入ってしまいました。
(それにしても自然の色ってなんてウツクシイ!)
やられてしまいました。
目の前にあるこんな大きな変化、息吹になかなか気付かない自分がショックでした。
お隣さん家の柿の木の若葉と気持ちよさそうに春の朝の風にゆれていました。

今年、41年目のモクレンです。

て、ここで問題です。
”もったいない”のは次のうち何色の絵の具でしょう?
Ψ青色の絵の具。とってもきれいな青なのでもったいないから使わない
。 Ψ赤色の絵の具。もう使えなくなったけどもったいないからまだ持っておこう。

どちらも正解みたいでしょう?!
結構悩むでしょう?!

実は私も問題を何度も作り直したことか!
考える最中どれだけ頭が混乱したことか!
けど私は”もったいない博士”です。
 ここでヒントです。

……………………………………………………
勿体(一無・い)(形)
(まだ利用できるので)捨てるのが惜しい。
……………………………………………………
惜しい(形)
(まだ余り使ってなかったり、もう少し使えると思うので)
捨てたり、人にやったり、こわしたくない感じだ。もったいない。
……………………………………………………

( )内が重要なポイントなのです。

使えるものは最後まで使い切る。
使えなくなれば潔く捨ててもOK。
使っていて、まだ使えるか、もう使えないかが
”もったいない””もったいなくない”の決め手です。

上の2つの問題はどちらも使用中の話ではありません。
使用前、使用後の話なので
答えは…青も赤も”もったいない”という言葉は当てはまらない。
両方”.もったいなくない”のです。
ちょっとイジワルしました。