1999年6月vol.12
二階のおじちんの仕事机・窓の古いカーテンを外し、新しいのを縫いました。
布の柄を決めるまで、何日か、カーテンの無い窓になっていました。
ふと気付くと、モクレンの木漏れ日がキラキラと窓一面に映し出されていました。
まるで一本のフィルムのようでしばらくの間、ソファーに寝そべって見とれていました。
おじちんは、水田を反射する光に歓声をあげていました。
どこかクールな美しさを持つ光りたちが緑の季節を引き立てていることに気付きました。
考えてみると光だって自然界の4つのサイクルで動いているんだと改めて思いました。
自然界にいて、人間だけが仲間外れだ。
私もいつか“モクレン時間”で過ごせる時が来るでしょうか。
月・週・日なんて刻まずに…
嗚呼、それがとてもゼイタクな事に思えるのは何故でしょう。
〜only four sycles〜