活動報告

残された被爆者問題の政治的解決に向けて
『意見交換会in長崎』を初めて開催
 4月1日(月)14時から長崎市内のホテルセントヒル長崎で被爆体験者協議会・全国被爆二世団体連絡協議会・被爆者問題議員懇談会『意見交換会in長崎』が開催されました。被爆者問題議員懇談会は被爆者問題の残された課題、広島の黒い雨被爆者問題、長崎の被爆体験者問題、被爆二世・三世問題を政治的に解決することを目的に昨年5月18日に衆参の国会議員40人が参加して設立されました。これまでに設立総会も含めて4回の議員懇談会が東京・国会議員会館で開催されてきました。今回は被爆地長崎で当事者からの要望を聞こうと企画されました。
 被爆者問題議員懇談会からは、会長の水岡俊一参議院議員、副会長の西岡秀子衆議院議員、幹事長の森本真治参議院議員、事務局長の山田勝彦衆議院議員が出席しました。初めに西岡副会長が開会の言葉を述べ、水岡会長が議員懇を代表してあいさつをし、森本幹事長、山田事務局長が自己紹介を行いました。
 その後、参加した3団体から、全国被爆体験者協議会の岩永千代子会長、多長被爆体験者協議会の山内武会長、全国被爆二世団体連絡協議会の崎山昇会長があいさつを述べ、司会の原水禁国民会議谷雅志事務局長から議員懇談会の活動が紹介されました。
 そして、被爆体験者協議会の岩永会長や平野伸人相談役から要望が出され、国会議員との意見交換が行われました。黒い雨広島高裁判決に従わないのは三権分立違反ではないかと国の対応を批判し、被爆体験記は読了したというが被爆体験者を被爆者と認めるために活用させること、8月9日に厚生労働大臣が被爆体験者と面会すること、9月9日に被爆体験者訴訟の長崎地裁判決が予定されているが控訴せず政治決断させることなどを要望しました。
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