王昭君・桐鳳凰・松孔雀図 狩野探幽 筆
農閑図 狩野尚信 筆
寿老人・松竹に鶴図 狩野常信 筆
寿老人・松に鶴・竹に亀図 狩野典信筆
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毛利博物館では、企画展「毛利家と狩野派の絵師たち」を開催中です。
江戸時代、幕府の御用を務め、全国諸藩にも弟子を広げた狩野派は、世界最大の画工集団とよばれています。狩野派が定めた規範は、当時のふすま絵などの基本の一つとされ、日本各地の城郭や寺社を厳かに飾り付けました。 また彼らは、雪舟の絵を、自らの絵の源流の一つと位置づけ、雪舟に対する敬慕の念を示しました。雪舟を日本水墨画の画聖に持ち上げたのは、狩野派であったといっても過言ではないのです。
今回毛利博物館では、伝来の狩野派作品のうち、御殿広間に飾り付けられたであろう大作を中心に、時代の節目を象徴する優品9点を中心に、関連の資料を公開します。
主な展示作品は、 狩野探幽筆「王昭君・桐鳳凰・松孔雀図」 可能尚信筆「農閑図」 狩野常信筆「寿老人・松竹に鶴図」 狩野典信筆「寿老人・松に鶴・竹に亀図」 作者未詳「源氏物語絵巻」 などです。
会期は10月23日(日)まで、ぜひこの機会に、藩主毛利家ならではの優品をご堪能ください。
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