平成12年介護保険がシルバー世代受難の幕引きをし(そう思うのは私だけ?)、
平成18年には老人施設入所中ののお年寄りは新たな受難が降りかかるかも?
要介護度が3以上でなければ、施設を出て行かなければならなくなるそうな。
ちなみに「要介護3の状況像;日常生活を遂行する能力の中では、
「立ち上がり」「両足・片足での立位保持」「歩行」「座位保持」などが
自力ではできず、「排尿後の後始末」「排便後の後始末」の全面的な介助を
必要とする場合が増加し、「浴槽の出入り」「洗身」が全介助が必要な場合が多い。
また、「清潔・整容」全般に一部介助や全介助が必要な場合が多く、『衣服着脱』
に関し全介助が必要な場合や、「居室の掃除」「薬の内服」「金銭の管理」等の
社会生活の上では全介助が必要な場合が多い。「毎日の日課」「生年月日」
「直前の行為」「自分の名前」など理解全般にわたって低下が見られる場合、
「物忘れ」「まわりのことに関心がない」ほか、「昼夜逆転l「暴言・暴行」
「大声を出す」「助言や介護に抵抗する」といった行動が見られるようになる。」
かつては要介護度が1以上であれば、本人も(タブン)家族も安心して入所が続けられた。
運良く(悪く?)介護度が軽くなり、要支援にでもなればお年寄りの行き先は
家かグループホームくらいしかなかった。グループホームはすぐ一杯になり。
最近は、託老所のようなものも増えているらしい。
介護の成功報酬(介護度が軽くなったら出るご褒美)の話を考える必要もないようで。
家族にとっては、お年寄りの介護度が軽くなるのは迷惑になるかも?(悲しい話)
軽い介護度に応じた施設が出現して選択肢は増えたものの、お寒い地域が圧倒的に多い。
経験的に、3ヶ月家を出ると物理的にも精神的にも(孫がお年寄りの部屋を占拠したり、
在宅介護をする気持ちが維持出来なくなる)お年寄りの帰る場所は無くなってしまう。
誰もが安心出来る在宅支援が出来ない施設は、だらだら入所しかないが将来じり貧に。
守りに入った組織は先が見え、「攻めることは最大の防御」は世の習い。
山口市だけでおよそ300人の方が、介護老人保健施設に入所され。
要介護度の平均は3.5前後とすると、5の方は2割以下と予想して(経験的に)。
3割弱が1,2であると予想されて、少なく見積もって60−70名の方が
施設から出て行かなければならなくなる?
不景気で家族は仕事を求め、家に残って介護にあたれる人は少ないから。
ファミレスみたいに「安い、速い(入所が)、長い(入所が)」が人気となり。(悲しい)
お年寄りが集う施設は、ファミレス感覚が介護のクオリティより優先されるかも?(不安)
開業医は在宅に協力することが増え、益々個人的な時間が減り。(仕方ないね!)
自分の命をすり減らして、患者に自分の命を分けられる医者が生き残る時代?(怖いね!)
勤務医もそれに追従出来る人が重宝されて、評価される時代かも?(想像したくないね!)
コツコツ地道が最後には笑うとは思うけど、医療現場に吹く風の温度は下がる一方。
政府の動きを、ビジネスチャンスと考えられる人だけが勝ち組で。(当然のこと)
診療・介護報酬額が、病名か要介護度だけで決まる日もそれほど遠くないし。(タブン)
事務長が評価の低い医者の肩たたきをする外国の話は、日本でじきに現実に?