ご懐妊おめでとうございます。医学の発達した現代においても、子を授かるということはまことに有り難いことです。さらに、お子様がお母様のお腹のなかですくすく成長され、母子ともに今この時を生きていることもまた、有り難いことであります。
安産祈願は、このことによくよく思いをめぐらし、身籠ったお体を大事にしていただくとともに、これから迎える出産の無事と、母子ともに元気でありますようにという願いを込めて観音様にお参りする大切な儀式です。当山ではお守、お札、腹帯、絵馬をお授けし、ご希望の方には安産のご祈祷をいたしております。
妊娠中お使いになられたさらしを藍染めにして、産後は赤ちゃんのために使いませんか?
当山では、安産祈願でお受けになられたさらしの腹帯を、藍染め作家飴村秀子先生が会長を勤められる「藍と愛の会」(防府市富海)の皆様のご協力で藍染めにしていただくことができます。
藍染めに使う「藍」には、消臭や保湿、抗菌効果などさまざまな効能があると言われています。「藍と愛の会」では、化学薬品を一切使わない伝統的な「天然灰汁醗酵建藍染」(てんねんあくはっこうだてあいぞめ)という技法で藍染めをなさっていますので、人工的な染料で染めたものとは違う、「生きた藍」のもつちからを感じていただけるのではないかと思います。
ご希望の方は、観音寺までお気軽にお問い合わせ下さい。
なお、藍染めにできるさらしは、観音寺でお授けしているさらしのみとさせていただきます。
腹帯をすでにお持ちの方は包装を解いて受付の際にお渡しください。御朱印を押します。(押印は3本までとさせていただきます)
なお、この祈祷料に上記のお守、腹帯などの祈願料は含まれておりません。
お生まれになったお子様が、これからも健やかに成長されますよう、子育て祈願にお参りください。お礼参りの後も、観音さまとのご縁を大切にされ、ご縁日やお子様の成長の折々にはお参りされるとよいでしょう。
乳観音さまの紹介
当山には「母乳がよくでますように」という願いを叶えてくださると伝わる乳観音さまがおられます。古来より妊婦さんは乳観音さまにお参りし、「お乳がよくでますように」「赤ちゃんが無事育ちますように」という願いを込めて、手作りの「お乳」を奉納してきました。「お乳」には願文や出産予定日などお書きになりお納めください。
(乳観音さまは元々山の観音堂までの参道途中におられましたが、平成五年に流されてしまい後年再び造立、現在地に安置されました。)
「お礼参り」とは、観音様に無事出産を感謝し、お子様の健やかな成長を願うためのお参りです。お礼参りの時期については、きまりはございません。
目安としては生後30日頃の初参り(お宮参り)または100日頃の百日(ももか)にあわされてもよいですが、体調やご都合にあわせてお参りください。
その際、子育祈願のご祈祷をご希望の方は下記の通りです。
ご祈祷をお受けにならない方は、ご都合のよい時にお参りください。その際には記念品を差し上げています。
なお、古いお守、お札は、お礼参りの際にお納めください。本堂内の机の下に箱を設置しています。腹帯はその都度お納めいただいてもよろしいですし、次のお子様のときにお使いになっても結構です。
「人身得ること難し」と経典に説かれているように、この世に人間として生まれることはまことに不思議であり、有り難いことです。
当山では、子宝に恵まれますよう、お守、お札、絵馬をお授けしています。
子授けのご祈祷をご希望の方は下記の通りです。
なおこの祈祷料に上記のお守、絵馬の祈願料は含まれておりません。